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苦手だったはずなのに

CAST青山姫乃青山姫乃

作者:璃由

新二コラ学園恋物語新二コラ学園恋物語2025.12.05

わたし、青山ひめの!
男子が苦手。





だって、
去年のこと・・・





ひめの「一緒にグラウンド行こ!」





ひより「うん!」





白水ひよりは、陸上部。





だから、わたしとひよりで
一緒に走ると、
わたしはついていけない。





いるま「ひめの、足おそっ!」





ひめの「うるさいな」





いるま「なんか逆ギレして
きたんだけど笑」





なつ「ダサっ笑」





ひより「気にしちゃダメだよ! ひめの」





ひめの「ありがとう・・・」





でも気にしないなんて、むり。





その日から、男子のことが
苦手になった。





自分のことも、
いやになってしまった。





そして、今。





ひよりとは違う高校に
なってしまった。





でもね!
佐々木はなちゃんと
仲よくなったの!





ひめの「はなー!」





なつ「はなー!」





だって────





いるま「ダサいの
かわってないな笑」





そう、なぜかこの人たちとは
同じ高校。





しかも、同じクラス。





はな「気にしない、気にしない!」





ひめの「それがむりなんだって~」





りひと「やめなよ。
安藤も久野も、高校生なのに
そういうこと言うお前らのほうが
ダサいと思う」





ひめの「いいの、りひとくん!」





りひと「よくないよ。
青山がそんなつらい思いして
学校来る必要、ないと思う」





はな「そうだよ!
りひとくんがあってる!」





ひめの「でも・・・」





はな「でも、じゃないでしょ。
ひめの、かわいいよ!」





ひめの「はな、ありがとう・・・!
りひとくんも」





男子が怖かった。





でも今は、男子と
話せるくらいにはなった。





全部、りひとくんのおかげ。





ひめの「りひとくん! ・・・あっ」





目の前にいるりひとくんは、
わたしには見せたことないような笑顔で
女の子と話していた。





?「どんだけ好きなの笑」





りひと「もうめっちゃ好き」





聞いちゃいけない話だったかも・・・





わたしはその話を、はなにした。





はな「ひめの、そのこと、
りひとくんに聞いてみたら?」





ひめの「でも・・・」





はな「だいじょうぶだから!」





ひめの「はなは、りひとくんのこと
好きじゃないから
そういうこと言えるんだよ」





はな「じゃあ言うけど、わたし、
りひとくんのいとこなの!
りひとくん、ひめののこと
好きそうだったよ」





ひめの「今から行ってくる!」











* ‐‐‐ * ‐‐‐ *





ひめの「りひとくん!」





りひと「おぉ、どうした?」





ひめの「前、女の子と帰ってたよね?
しかも、めっちゃ好きって言ってた・・・」





りひと「あぁ違う!
それは妹のりりか!
それで、好きっていうのは・・・
ひめののこと。
ひめのの話ししてたの」





ひめの「そうなの!?
わたしも、りひとくんのこと好き!」





りひと「ありがとう!
これからよろしくね!」





ひめの「うん!」





*end*

※掲載されている物語はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。

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