君と私の２人の交換日記

CAST青山姫乃

作者：もちもっち

2023.04.23

私の名前は、青山ひめの。
普通の中学２年生。

私は、小学校から
好きな人がいる！

それは、
今井はるとくん！

２回も告白したんだけど、
振られてばかり・・・

そんな私にも
恋の神様が巡ってくれた/////

ひまり「ひめのぉ～」

ひめの「うわっ！
びっくりしたじゃんか！」

この子は、
小学校から仲のいい
国本ひまりちゃん。

私は、ひまちゃんって
呼んでるんだ～！

ひめの「ひまちゃん、
どうしたの??」

ひまり「あのさ！
ひめのと私と、
はるとくんと
たいようくんを入れて
交換日記しない？」

ひめの「え?!　うれしいけど、
私、はるとくんに
振られているんだよ」

ひまり「そんなんで
くじけてたら
何も進まないよ！」

ひめの「そうだけど・・・
私がいるってなったら
やってくれないんじゃない？」

ひまり「そんなの
やってみないと
わからないよ！」

ひめの「ひまちゃんが
そこまで言うなら・・・」

ひまり「よし！　やろう！」

これって
チャンスなのかな・・・

神様！　ありがとう!!

ひまり「はるとくん！
たいようくん！
この４人で交換日記しない？」

はると「え～、めんどい」

たいよう「おい！　はると、
やるぞ！」

小さい声で、
ひまり「よかったね！」

ひめの「う、うん！」

ひまり「はい！　これ！
誰からしようか？」

ひまり「じゃあ、
ひめの→はるとくん→
たいようくん→私ね！」

なんで、ひまりは
そんなに積極的なんだろ・・・

小さい声で
ひまり「ちゃんと書くんだよ！」

ひめの「うん」

・＊。・　家　・。＊・

ひめの「うーんと、
どうしようかなぁ～。
これはラブトークに
好きな人を書くべきか・・・
でも、どうせ振られるし。
まあ、いっか。
書かなくてもいいよね・・・」

・＊。・　次の日　・。＊・

ひまり「ひめの！　書いた??」

ひめの「う、うん・・・」

ひまり「どうしたの??」

ひめの「ラブトーク、
書いてなくて・・・」

ひまり「え～!!
書きなよ！」

ひめの「恥ずかしいもん！」

ひまり「ま、今日は
はるとくんだし！
ラブトークになんか
書いてくれるかもよ！」

そうして、次の私の番が
回ってきた。

・＊。・　家　・。＊・

ひめの「よし！
はるとくんのは・・・
あった！
ラブトークは・・・

『俺の好きな人は
俺に告白してくれて、
可愛いし、
ひからはじまる』

え！　これって・・・
あ！　いけない！
ひまちゃんかもしれないから、
ダメっ！」

また、３回目の
私の番になった。

・＊。・　家　・。＊・

ひめの「なんか、
３回目の割には
なんか少ない??
そんなことないか！
はるとくんの好きな人は
たぶん、ひまちゃんのことだよね・・・

（ペラペラ）

『こないだの続き、俺の好きな人は
この交換日記にいる。
今、見てるのかな？
明日、体育館裏に来て』

これって・・・
ひまちゃんに電話を・・・」

ひめの「ひまちゃん！
この交換日記に
はるとくんの
好きな人がいるって」

ひまり「まじで！
それ、ひめのだよ！」

ひめの「でも！
ひまちゃんかもしれないよ」

ひまり「交換日記見てみて！」

ひめの「これって・・・」

ひまり「そうだよ！
ひめのと
はるとくんの恋を
叶えるために
たいようくんと
計画したんだよ！」

ひめの「じゃあ、
この交換日記には
私と、はるとくんしか
いないってこと？」

ひまり「そういうこと！
だから、はるとくんの
好きな人は
ひめのってこと！」

ひめの「ひまちゃん、
ありがとう」

ひまり「親友の恋を応援するのは
当たり前でしょ！
じゃあ、明日、体育館裏に
行くんだよ」

ひめの「うん」

ひまり「じゃあね！」

きゃぁー!!
はるとくんが
私のこと好きって!!
嬉しすぎなんですけど！

・＊。・　次の日体育館裏　・。＊・

はると「ごめん、
呼び出して」

ひめの「ううん」

はると「俺さ、何回も
ひめのに告られて、
嬉しすぎて
返事できなくて。
後、俺から言いたかったんだ。
好きって。
ひめの、俺と付き合ってくれ」

ひめの「はい！」

恋の神様！
いや、ひまちゃん、
たいようくん！
本当にありがとう！

幸せになりましたよ！

＊ｅｎｄ＊