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双子(?)の恋物語は終わらない

CAST中瀬 梨里中瀬 梨里

作者:まるぱん

新二コラ学園恋物語新二コラ学園恋物語2026.05.19

リリ、リコ「「えっ!?」」





こんなそっくりな子、いるんだ!?





私リリ、ただいま驚愕中!!





ニコラ学園高等部、
私にそっくりな女の子と
同じクラスになって本当にびっくり!!





ふたりとも名前に
「梨」が入っているし、
誕生日も1日違い。





好きな食べ物や嫌いな食べ物、
好きなスポーツに
嫌いなスポーツも同じで、





できる教科、できない教科まで
共通していて、





もちろん星座は一緒、
血液型まで!!





それから私たちは、一緒に
高校生活を満喫していた。





クルミ「リリとリコは
本当に双子だねえ」





なんて、クラスメイトにも
言われたり。





はじめは高校生活が
純粋に楽しかった。





でも、途中から
危惧することができたんだ、





・・・こんなにそっくりな私たちなら
好きになる男の子まで
同じになっちゃうんじゃないか、・・・って。





そんなことが気になったのは
私には好きな男の子ができたから。





そして、リコが恋する乙女のような瞳で
私の好きな人を目で追っている気がするから。





授業中だってついつい
目で追ってしまう。





そう、私は、・・・
リョウスケのことが・・・





リコ「ちょっとリリ、
今の話聞いてた!?」





リョウスケのことを考える私は
上の空になっていたらしい。





リリ「ごめんごめん、
アイドルデビューの話だったよね」





リコの話をちゃんと
聞いていなかったのは
申し訳ないけど、





最近リコも
こんなことが多いんだ。





リリ「ねえねえ、n!col@の
新曲リリースされたよ!!」





n!col@っていうのは
私とリコの共通の推しの
男子アイドルグループ。





普段のリコなら
食いついてくるはずの話題。





リコ「・・・ふーん・・・」





帰ってきたのは
なまはんかな返事。





リリ「ねえ、リコってば!!」





リコ「えっ、どうしたのリリ」





リリ「どうしたのって、
今n!col@の話してたんだよ!?」





リコ「え!?」





リリ「最近のリコ、
何かおかしいよ!?」





リコ「リリだって
最近そんな感じだよ!?」





リリ「リコ、何かあったの!?」





リコが目を伏せる。





リコ「リリ、・・・私、
好きな人ができた」





リリ「・・・え、
好きな人って誰、・・・?」





リコ「・・・リョウスケ」





・・・え・・・
私もリョウスケのこと
好きなんだけど、・・・





リコ「ふふっ、
まさか被っちゃった、
みたいな顔してるね、リリ」





ばれた!?





リコ「私にはお見通しだよ、
リリもリョウスケに
恋してることくらい」





うっ、・・・





リコ「でもね、私はリリに
応援してほしいなんて思ってない。
協力してほしいなんて思わない」





え、・・・?





リコ「だって、同じ人を
好きになっちゃったのに
親友も同じ人が好きで
力にならなくちゃいけないって
つらすぎるじゃんっ、・・・」





瞳に涙を溜めながら
リコが言う。





こんな私と同じ人を
好きになってしまったのに





それでもなお、私のことを
気にかけてくれるリコが
とてもやさしかった。





それに、「親友」と
呼んでくれたのがうれしかった。











*...・・・*...・・・*





リリ、リコ「「リョウスケ、
好きです、
つきあってほしいです!!」」





リョウスケ「もうすぐ初ライブだろ?
パフォーマンスが上手かったほうと
つきあってやるよ」





私たちのユニット、
リコリリの初ライブの時に、





パフォーマンスが上手かったほうと
リョウスケが
つきあってくれることになった。





初ライブの日まで、
私たちは黙々と練習に取り組んだ。





そしてやってきた
初ライブの日。





歌も、ダンスも、ファンサも、
全力でがんばった。





リコももちろん全力だった。





愛する男の子のために
煌めく汗を流してがんばる私たち、





今、最っ高に
輝いてるんじゃない!?





リコも同じことを思ったみたいで、
パフォーマンス中に目が合い、
どちらともなくふふっと笑う。





ふたりとも、リョウスケの
彼女になるために必死で練習していたから、
こんなふうに笑い合ったことが
久しぶりに思えてくる。





そしてライブが終わり、
リョウスケからの
ふたりの告白への返事。





リョウスケ「ふたりとも、
ライブお疲れ様」





リョウスケが私たちに
キンキンに冷えたスポーツドリンクを
手渡してくれる。





それを飲むと
ひんやりとして心地良かった。





リョウスケ「それで、
告白の返事だけど、・・・」





私とリコは、ごくりと
唾を飲みこむ。





リョウスケ「リリとつきあうことにする」





えーっ!?
うれしい・・・





けど、もどかしい。





だってリコが、・・・





リコ「いいんだよ、リリ」





リコが泣き笑いで
そう言ってくれる。





リコ「だってアイドル活動は
始まったばかりだし、・・・」





リリ、リョウスケ「「・・・?」」





リコ「私だって、これからのライブで
いいパフォーマンスをして
リリからリョウスケ奪ってみせるから!!」





リリ、リョウスケ「え」





どうやら、私たちの恋物語は
まだまだ終わらないようです。







*end*

※掲載されている物語はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。

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