花火の下で

CAST林 美央子林 美央子

作者:りんご飴

新二コラ学園恋物語新二コラ学園恋物語2021.05.12

「今日暇か?」





好きな人からのLINE。





いつもはストーカーに
思われないように
30分ほどおいてから
既読をつけるが、
勢いでタップしてしまった。





「あちゃぁ~~」





LINEの内容は
今夜の花火大会の
お誘いだった。





本当は塾があるが、
そんなの放置だ。





「誘ってくれて
ありがとう!
ぜひ一緒に
行きましょう!」





よしっ・・・
送信っと・・・





既読はすぐついた。





「OK!
浴衣着てこいよ!」





・・・!?
浴衣っ?!





わ、私
持ってない・・・





お母さんの借りる?





いやいや、
お母さん身長高いし
着れないか・・・





どどどどーしよう?
・・・友達に借りよう!





バタバタ準備していたら
あっという間に
約束の時間に。





無事浴衣を借りることが
できたのでひと安心!













*。・ 花火会場にて ・。*





「ごめん!
お待た・・・」





え・・・?
彼のとなりには
隣の学校の美魔女が・・・





彼と目があった。





「あ! よう!
こいつは・・・」





「・・・・・・ッ!!」





ひたすら走った。





悔しくて
涙がでてきた。





気づいたときには
知らないところにいた。





「あれ・・・?
ここ・・・どこ?」





スマホで
ナビしようとしたら
スマホの充電切れ。





・・・まずい。
どうしよう?!





タタタタタッ





「おい! なんで
逃げるんだ・・・!?」





あ・・・





「俺についてこいよ」





彼は私の手をひいて
歩き出した。





「どこに行くの?」





「・・・・・・・・・」





彼はさっきから
私を見ようとしない。





ドオン・・・・・・





あーあ、花火
始まっちゃった。





「ごめん、さっきは」





ドーン・・・
パチパチ





「ここからなら
よく見えると
思うんだけど」





「うわぁ・・・・・・!!」





きれいな
花火だった。





気がついたら
泣いていた。





彼はそっと
ハンカチを貸してくれ、
ありがたくそれを使った。





「あの・・・さ。
俺と・・・
付き合って・・・
くれませんか?」





花火とは対照的に
小さい音だった。





「え・・・?」





幻聴かと思った。





「好きだ」





彼は顔を赤くして
言った。





私も顔が熱くなって





「わたしでいいのなら」





と答えた。





だけど疑問が残る。





「あの女の子は?
彼女じゃないの?」





「いや! ちがう!
あいつには
告白のしかたを
教えてもらっただけだ!」





・・・完全なる
勘違いだった。





情けない。





別の意味で
顔が赤くなった。





「そーなの!?
ごめん・・・」





「いやいや、
お前が謝る必要なんて
ないって!
こっちこそすまん!
勘違いなんかさせて
泣かせて・・・」





「ううん。
大丈夫。
私も大好き」





ひときわ大きい花が、
夜空に咲いた。





「浴衣可愛いね」





「・・・ッッッ!?」





その時私たちは
結ばれた。







*end*

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