キミのために

CAST広瀬 まのか広瀬 まのか

作者:剣持に惚れてはない女

新二コラ学園恋物語新二コラ学園恋物語2021.04.11

マノカ「ねぇ、今度一緒に
花火大会行こうよ!」





ミナミ「お! いいね!
次の日曜日だっけ?」





マノカ「うん。
詳しいことは
LINEで送るからさ。
あとで電話しよーね」





ミナミ「おっけー!
あ、浴衣着てくの?
普通に私服でいいよね?」





マノカ「あー・・・うん。
いいよ。
あたしも私服で行くから」





ミナミ「了解でーす」





あたしの名前は
広瀬マノカ。





ニコ高に通う
1年生です。





さっきまで話してたのが
田中ミナミ。





同じ1年生で
保育園の頃から
ずっと一緒なんだ。





去年はコロナで
花火大会が
中止になっちゃって、
予定も全部
なくなったんだけど、





今年は無事に
開催されそうだから
少し安心。





一昨年もその前も
ミナミと一緒に
2人で見に行ったから
今年もその予定。





お互い好きな人も
恋人もいないしね。





コウショウ「何の話?
もしかして花火大会?」





マノカ「うん、
そうだよ。
コウショウも
誰かと行くの?」





コウショウ「いや、
まだ決まってない」





ミナミ「もし良かったら
私たちと行く? ね!
マノカもいいでしょ?」





マノカ「えっ?
あぁ・・・
うん、まぁ」





ミナミ「やった!
一緒に行こーよ!」





コウショウ「お前らがいいなら
一緒に行くけど・・・
ほんとにいいの?」





ミナミ「もちろん!
マノカ、
別にいいよね?」





マノカ「うん。
別にいい・・・よ?」





こちらも保育園の頃から
ずっと一緒の
戸部コウショウ。





小さい頃からイケメンだと
この近所では有名だ。





そんなこんなで、
半ば強制的に
コウショウを含む3人で
行くことが決まってしまった。





あたしはいいけど、
ミナミがあそこまで
必死になるなんてねぇ・・・





こりゃなんかあるな?
あとで聞いてみよーっと。













*。・ その日の放課後 ・。*





マノカ「ねぇ、そんなに
コウショウと
行きたかったの?」





ミナミ「へっ?
べ、別に
そういうわけじゃ・・・」





マノカ「照れてるの
分かりやすすぎ!
好きなら好きで
応援するよ?」





ミナミ「ほんと?
じゃあ、
言うけどさ・・・」





マノカ「うん。
聞かせてよ」





ミナミ「実は、小学生のときから
コウショウのことが好きなの」





マノカ「嘘?!
そんな前からだったの?」





ミナミ「うん・・・
マノカにも言おうと
思ってたんだけど、
なかなかタイミングが
難しくてさ」





マノカ「そうだったのか・・・
うん!
応援するよ!」





ミナミ「マノカ・・・
ありがとう(少し涙目)」





マノカ「あ、じゃあ花火大会は
あたしがいない方が良き?」





ミナミ「えぇー!
それはダメ!
2人っきりは流石に無理!」





マノカ「そ、そうか・・・
分かった。
お供しまーす」













*。・ そして花火大会当日 ・。*





ミナミ「マノカー!
おまたせ!」





マノカ「やっほー!
あれ?
それ新しい服?
可愛い」





ミナミ「うん!
今日は気合い入れて
きました!」





マノカ「告白するの?」





ミナミ「まぁ、
そのつもり・・・
応援してね?」





マノカ「当たり前じゃーん!
ちゃんと応援してます」





コウショウ「おーい。
お待たせ」





マノカ「お! 私服
久しぶりに見たかも」





ミナミ「うんうん!
確かに!」





コウショウ「そうだっけ?
それより早く行こーぜ」





色んな屋台を回って、
金魚すくいや射的もした。





とにかく心の底から
楽しくて
3人とも笑って
ばかりだった。





そしてもうすぐ
花火が上がる時間。





あたしはトイレに行くと
席を立ち、
ミナミとコウショウを
2人きりにさせる。





そして!
ミナミがコウショウに
告白するってわけ!





マノカ「あたし
御手洗行ってくるね」





ミナミ「あ、うん。
行ってらっしゃい」





コウショウ「おー。
早く来いよー」





マノカ「うん。
(小声で)ミナミ、
頑張ってね!」





ミナミ「(小声で)
もちろん!
ありがとう」





上手く行きますように、
と心の中で願った。





後ろを振り向くと
楽しそうに話している
ミナミとコウショウが見えた。





(これならいけるかも・・・?
ミナミ頑張れー!)





声には出さないものの、
もう1回ミナミに
エールを送った。





ミナミ「あのね・・・
言いたいことがあるの」





コウショウ「ん? なに?」





ミナミ「わ、わたし!
コウショウのことがね・・・」





コウショウ「うん。
ゆっくりでいいんだよ」





ミナミ「・・・す、好きなの!
ずっと前なら!
大好きなの」





コウショウ「そっか。
嬉しい、ありがとう」





ミナミ「ほんとに嬉しい?
迷惑じゃない?」





コウショウ「迷惑なんかじゃないよ。
だって俺も好きだから」





ミナミ「・・・え?
今、なんて・・・?」





ギュッ(コウショウに
抱きしめられるミナミ)





ミナミ「コウショウ・・・?」





コウショウ「こういうことだよ。
好きなんだ、
ミナミが」





ミナミ「コウショウ・・・」





ミナミの目から
我慢していた大量の
涙が溢れ出た。





その光景を、
少し後ろから
マノカが優しく
見守っていた。





(ミナミ・・・
良かった・・・)





告白したわけではないのに
自分も泣いてしまった。





それだけミナミと
コウショウが結ばれて
ほしかったんだ。





マノカ「お2人さん!
おめでとう!」





ミナミ「マノカー!
ありがとう!」





マノカ「おー、
よしよし」





コウショウ「なんだお前。
見てたのかよ・・・」





マノカ「まぁまぁ!
照れるなって~」







*end*

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