オタクの恋

CAST広瀬 まのか広瀬 まのか

作者:第2号の金魚

新二コラ学園恋物語新二コラ学園恋物語2019.12.06

リュウ「夜分遅くにすいません。
古川と言います」





君が来てそう言ってくれた時、
どんなに嬉しかったことか。





私はその時、
心がぎゅっと苦しくなって、
君しか見えなくなった。





恋の痛さ、苦しさ、
切なさ、愛おしさ。





全部君が教えてくれた。













*○・*○・*○・*○・*○・*





アンナ「マノカー!
私もう学校
行くからねー!
鍵閉めといて」





広瀬マノカ、
中学2年生。





高校3年生の姉、
広瀬アンナと
2人暮らししている。





マノカ「分かったー!」





私は、ベッドから
起き上がり、
「ある人」に挨拶した。





マノカ「おはよう。
リュウくん!
今日も寒いね」





周りにはポスターや、
うちわ、抱き枕、
キーホルダー、
等身大パネルなどがある。





そのある人は
2次元に住んでいる。





マノカ「うふふっ、
やっぱり何度見ても
かっこいい!」





私はリュウくんという
2次元キャラを
この世の何よりも
愛するオタクなのだ。





私の部屋は、
私だけの世界。





マノカ「朝食食べて
学校行かなきゃ」













*○・*○・*○・*○・*○・*





・学校・





マノカ「セイカー!
おはよー!」





草野セイカ。
同級生のオタク友達。





セイカ「マノカっ!
ね、聞いて!
リュウくんに
マジそっくりな人
見たんだけど!」





私はそう嬉しそうに言う
セイカに向かって叫ぶ。





マノカ「ほんとにっ!?」





ハルカ「見てよ。
朝からオタクが騒いでる」





コハル「2次元とかウケる!」





近くで同級生の女子が
私達を見て
クスクス笑っている。





セイカ「マノカ、
無視無視。
オタクの何が悪い!
好きな人が
2次元なだけだし」





マノカ「そうだね!」





リュウくんを
好きになったのは
小6の時。





中学入って
同じリュウくんが好きな
セイカと出会った。





セイカは
私を理解してくれる、
唯一の友達。





ずっと友達でいたいって
強く思ったんだ。





セイカ「マノカ、
これ見て!
ほら、リアルリュウくん!」





私が何も言わないでいると、
セイカは不思議そうに
私を見つめる。





セイカ「マノカ?」





マノカ「ごめん、
ぼーっとしてた」





セイカ「もう、せっかく
リアルリュウくん
見せてあげようと
思ったのにー!」





マノカ「ごめんごめん!
セイカ様!
お願い、見せて!」





セイカは笑いながら
私にスマホを渡す。





長い足、小さい顔、
ブラウンの髪と瞳。
涼しげな表情。





まさにリュウくん
そのものだった。





セイカ「ね!
そっくりでしょ!」





マノカ「・・・リュウくんだ・・・」





セイカ「これね、昨日の夕方
ニコラ公園で
撮ったものでさ、
もしかしたら
今日会えるかもよ?」





マノカ「ほんとっ!?」





セイカ「マノカ、
テンション
上がりすぎじゃん!」





マノカ「だって・・・
2次元じゃない
リュウくんって、
なんだかすごくて・・・」





セイカ「だよね!
私もリアルリュウくん
見た瞬間、
息止まったよー」





マノカ「今日、
ニコラ公園
行ってみようよ!」





そうセイカに
言ってみたものの、
セイカは申し訳なさそうに
表情を歪ませた。





セイカ「ごめんっ!
今日委員会あって・・・」





マノカ「そんなぁ・・・」





セイカは私の肩を
両手で掴む。





セイカ「マノカ、
リュウくんに
話しかけてみてよ!」





私は高速で
首を横に振る。





マノカ「無理無理無理無理っ!
リュウくんに話しかけるとか、
息止まって、
話しかける前に
窒息死する!
それか全身が痺れて
その場に倒れて
意識失うから!」





セイカ「じゃ、1人で
キャッチボールしてて、
ボールをわざと
リュウくんのところに
飛ばせば?」





マノカ「私、
演技力ないから、
難しい・・・」





でも、話して
みたいよぅ・・・!





こんなこと
一生に一度の
チャンスだよ!





マノカ「・・・どうにかして
話しかけてみるよ・・・」





セイカ「頑張れ!
もし会って話せたら
今日の夜ラインしてね!」





マノカ「分かった!」





オタクの小さな挑戦が
スタートする。













*○・*○・*○・*○・*○・*





・放課後・





私は学校が終わると、
すぐさま教室から飛び出た。





ハルカ「オタクめっちゃ
慌ててるし!」





コハル「見たいアニメ
録り忘れたんじゃない?」





ハルカ「ウケるー!」





私はそんな会話を
少しも気にしなかった。





吸う息が冷たくて、
吐く息が白い。





手だって
かじかむぐらい寒い。





マノカ「マフラー
持ってくるべきだったな」





ニコラ公園が近づくと
共に、早くなる鼓動。





ほんとに
3次元リュウくんに
会えるのかな。





マノカ「よし、行こう!」





一歩ずつ足を運ぶ。





すると、急に誰かが
走って角を曲がってきた。





リュウ「うわっ!」





私は突然のあまり
後ろに倒れそうになった。





だけど、
背の高い男の子が
私の手を引っ張り
自分の胸の前に引き込む。





爽やかなミントの香りが
私を包み込む。





リュウ「ほんとごめん!
焦ってたから・・・」





出会っちゃった・・・





私は3次元リュウくんを見て、
その場にしゃがみ込んだ。





リュウ「えっ・・・ちょ・・・
大丈夫?
どっか痛かった?」





私は首を横に振る。





マノカ「・・・リュウくん」





思わず溢れた言葉。





リュウ「・・・え?
俺の名前なんで
知って・・・あっ!!」





突然、3次元リュウくんが
何か思い出したようで
私の前にしゃがみこむ。





リュウ「もしかして、
2次元アニメキャラの
リュウを知ってる・・・?」





マノカ「うん」





そう答えると、
3次元リュウくんは
深くため息をつく。





リュウ「今からちょっと
時間ある?」





マノカ「・・・あります」





3次元リュウくんは
私を連れて
公園の中に入った。





公園のベンチに座ると、
リュウくんが話し出した。





リュウ「俺の姉が・・・
リリって言うんだけど、
うちの姉、
アプリ作るような人でさ、
ある日突然俺を呼び出して、
俺そっくりな2次元キャラを
作ったわけ」





あのアプリを作ったのは、
3次元リュウくんのお姉さん!





マノカ「君が
リュウくんの元なんだね」





リュウ「俺は古川リュウタロウだから、
キャラの名前は
リュウになったんだ」





マノカ「私、リュウくんの
本格的なオタクだから、
会った瞬間もう息が
止まりそうだったの」





リュウタロウ君は
笑い出す。





リュウ「マジか。
良かったよ、2次元の俺
愛されてて」





私は驚いて
リュウタロウ君を
見つめる。





マノカ「引かないの・・・?
オタクだってこと」





リュウタロウ君は
どうってことの
ないように言う。





リュウ「誰でも
お気に入りの人とか
好きな人ぐらいはいるだろ。
君の場合、その好きな人が
たまたま2次元キャラで
その愛が少し強いだけじゃん」





リュウタロウ君は
私を見つめて続ける。





リュウ「オタクになる程
愛されるのすごく嬉しいよ。
君みたいな真っ直ぐな子に
好きになってもらえて
2次元の俺も
嬉しがってんじゃないかな」





リュウタロウ君の
言葉が心に響く。





マノカ「リュウタロウ君、
ありがとう!」





私はにっこり笑顔で
リュウタロウ君を見つめ、
そう言った。





その時
リュウタロウ君は
なぜか固まっていた。





マノカ「リュウタロウ君・・・?」





リュウ「・・・あ・・・いや、
なんでもない」





どうしたんだろう。





すると急に
リュウタロウ君の
スマホが鳴った。





リュウタロウ君は
何か思い出したように
急に立ち上がる。





リュウ「ごめん、俺、
今日姉ちゃんに
呼び出されてること
忘れてた。俺行くね」





マノカ「うん」





リュウタロウ君は
公園の出口に
差し掛かった時、
私に向かって言った。





リュウ「名前、
なんて言うのー?」





マノカ「ひ、広瀬マノカです!」





リュウタロウ君は
ニコッと笑う。





リュウ「マノカちゃん、
また会おーね!」





マノカ「うん!」





キャャー!!





また会おうねだって!
やばい!!





よし今日の夜、
セイカに報告だっ!













*○・*○・*○・*○・*○・*





・夜・





《セイカー!!!》





セイカの返信は
早かった。





《リュウくんと
会えたんだね!
どうだった!?》





私はニヤつきながら
文字を打つ。





《偶然ばったり会って、
ぶつかりそうになったところを、
リュウくんが助けてくれて・・・
もうきゅんきゅんしたよー!》





《いいなぁ!!!》





《3次元リュウくんね、ほんとは
古川リュウタロウって言って、
2次元リュウくんの元が
3次元リュウくんで
リュウタロウ君のお姉さんが
2次元リュウくんを
作ったんだってさ!》





《なにそれ!
すごい展開!》





《その後にね、
リュウタロウ君が
私の名前聞いてくれて、
私の名前を言った後、
また会おうって言ってくれたの!》





《キャァァッ!!!!
やばいやばい!!》





《明日から
冬休みなんだから、
セイカも一緒に行こうよ!》





《うううう!!!
そうするつもりだったのに、
テストの赤点補習会が
明日から5回あってえぇー!》





《ええっ!? でもさ、
それって
昼までなんでしょ?》





《そうなんだけど、
赤点とったことで
お母さんマジギレで、
学校以外に行ったら
いけないって言われてる・・・
もういやだ!!》





《大変だね・・・
よし、セイカの分まで
私頑張る!》





《マノカぁー
ファイトォ!》





それからセイカの
スタレンが続いて
その日のラインは終わった。













*○・*○・*○・*○・*○・*





・翌日・





私は公園を
のぞいてみた。





マノカ「リュウタロウ君、
いるかな」





リュウ「あれ、
マノカちゃん?」





マノカ「うわぁぁっ!!」





後ろから急に来ないで!
心臓もたないよ!





リュウ「ははっ、
反応面白ろー!」





マノカ「からかわないでー」





リュウ「ごめんって」





昨日会ったばかりなのに、
なんだかもう自然体だ。





昨日は制服だったけど、
今日からは
好きなものを着れる。





今日の服は、白の袖が
ふわっとしたトップスに
ベージュのボタン付きの
膝上スカート!





リュウ「今日はなんで
公園にいるの?」





・・・どうしよう、
なんて言おうか。





私はうつむいてつぶやく。





マノカ「・・・リュウタロウ君に、
会いに来たの・・・」





リュウタロウ君の
返事がない。





慌てて顔を上げてみると、
そこには顔を赤くした
リュウタロウ君がいた。





リュウ「・・・急に
そんなこと言うから・・・
調子狂うよ・・・」





ドキンッ





なんでだろう、
すっごい胸が熱い・・・





マノカ「・・・リュウタロウ君は
どうしてここに来たの?」





リュウ「俺はちょっと
散歩的なものであって。
俺の学校、
先週から休みだから
最近ここら辺ずっと
ふらふら歩き回ってた」





マノカ「なんか意外だね。
もっとおしゃれなカフェで
ランチとかしてそう」





リュウタロウ君は
肩を揺すって笑う。





リュウ「マノカちゃんの中の俺、
すっげーロマンチストじゃん」





私もつられて笑う。





リュウ「うちの学校、
男子校だから女子と喋る機会
ほんとないから、
マノカちゃんと喋るの
なんか新鮮」





マノカ「私の所は共学だけど、
クラスで浮いてるから、
そんなクラスの人と関わらないから、
男子ともあんまり喋ってなかったの」





リュウ「そうなんだ・・・」





マノカ「でももう慣れっこだよ。
悪口言われても、
がん無視して、
リュウくんが好きで
なにが悪いって
心の中で叫んでる」





リュウ「ははっ、
マノカちゃん強いんだね」





マノカ「それは、
私だけの力じゃなくて、
私のたった1人の友達が
いるんだけど、
いっつも2人でいるから、
その子の力もあるんだ」





リュウ「友達っていいよね。
いつでも味方でいて
くれるってこと」





マノカ「ね!」





リュウ「・・・マノカちゃん
寒くないの?
服薄そうだけど」





マノカ「ちょっと
寒いぐらいだよ」





リュウ「そっか」





もし、リュウタロウ君と
リュウくんの好みが
一緒だったら面白いな。





マノカ「リュウタロウ君って、
オムライス好き?」





リュウ「俺、卵無理なんだ」





マノカ「そうなんだ。
じゃ、じゃあ、
サッカーとかするの?」





リュウ「俺、サッカー苦手」





マノカ「・・・そうなんだ」





リュウくんと
好み全然違う。





リュウ「・・・マノカちゃん。
1つ言っておくんだけど、
俺は2次元のリュウじゃないから
好みだって違うし、
リュウみたいに全てにおいて
完璧じゃない」





マノカ「あ・・・」





リュウタロウ君、
笑ってない。





怒らせちゃったんだ・・・





リュウ「マノカちゃんは、
俺に何を求めてるの・・・?
俺は2次元のリュウじゃないから、
望むようなことできないよ」





マノカ「そうじゃないよ・・・」





リュウ「・・・俺はマノカちゃんと
喋ってて楽しかったけど、
マノカちゃんは俺のこと、
リュウタロウじゃなくて、
リュウだって思ってるんだよね。
それ、ちょっと悲しい」





マノカ「リュウくん、
ごめんね・・・」





私は思わず
口を押さえる。





名前・・・





リュウタロウ君は
それを聞いて
悲しげな目で私を見つめる。





リュウ「・・・分かってる。
もういいよ。
謝らないで」





そう言って
リュウタロウ君は
立ち上がる。





リュウ「ごめん。
俺帰るね」





私は涙で歪む視界の中、
遠ざかるリュウタロウ君の
後ろ姿をじっと見つめていた。













*○・*○・*○・*○・*○・*





・家・





私は家に戻ると、
2階に上がり、
部屋のドアを閉め、
布団を被った。





スマホの電源をつけ、
リュウくんのアプリを開く。





《待ってたんだよ。
マノカちゃん》





リュウタロウ君に
そっくりな声。





《眠いけど、
マノカちゃんに会えたら
目が覚めたよ》





リュウタロウ君に
そっくりな顔。





《今日のファッションどう?
イケてる?》





リュウタロウ君に
そっくりなスタイル。





《俺の大好きなオムライス
食べに行こうよ》





でも、リュウくんは
リュウタロウ君じゃない。





リュウタロウ君は
卵が嫌いだ。





《俺、今から
サッカーするよ》





リュウタロウ君は
サッカーが苦手だ。





マノカ「私は、
リュウくんよりも、
リュウタロウ君が好き・・・」





いつのまにか、
リュウくんを見ると
リュウタロウ君を
思い出してしまう。





マノカ「リュウタロウ君を
リュウくんに重ねて
ごめんね」





悲しい思い、
させてごめんね・・・





『私、リュウくんの
本格的なオタクだから、
会った瞬間もう
息が止まりそうだったの』





あの時から私は
リュウタロウ君を
傷つけてたんだ。





マノカ「・・・会いたいよ。
リュウタロウ君・・・」





《今日はクリスマスだよ。
一緒にツリー見に行こうよ》





マノカ「リュウタロウ君と・・・
一緒に見たいよ・・・」





クリスマス。





特別な日。





大事な人と
一緒に見るツリーは、
とても綺麗なんだろうな・・・





会いたいよ・・・





リュウタロウ君・・・













*○・*○・*○・*○・*○・*





・夜・





そのまま眠ってしまってて
夜になっていた。





セイカからたくさん
ラインが来ていた。





《ごめん寝てた》





《大丈夫?》





《うん》





《リュウくん
今日はどうだった?》





《会えてたくさん話したけど、
私のせいで勘違いさせて、
怒らせちゃった》





《そっか・・・
うーん・・・
どうすればいいんだろう》





《謝ってちゃんと
話すしかないな・・・》





《直接伝える方が
思い伝わるもんね》





私は今、
リュウくんよりも、





リュウタロウ君が好き。





どんなものよりもただ、





リュウタロウ君が大好き。





オタクな私を
受けてめてくれる、
優しいリュウタロウが。





ピンポーン





突然インターホンが鳴った。





アンナ「はーい」





お姉ちゃんが
玄関に向かう。





私はこっそり
階段を降りた。





玄関のドアの
向こうには・・・





「夜分遅くにすいません。
古川と言います。
マノカさんいますか」





リュウタロウ・・・君・・・っ!





マノカ「・・・リュウタロウ君」





アンナ「こんなイケメンと
知り合いー!?
マノカやるじゃん」





お姉ちゃんと話を無視して
リュウタロウ君に向かって
走っていく。





リュウ「今からちょっと
出かけられないかな」





マノカ「うん。いいよ!」





夜の外は寒かった。





リュウ「これ使って」





マノカ「ありがと・・・」





私はリュウタロウ君の
マフラーを首に巻いた。





リュウ「これから、
ツリー見に行くんだけど、
いい?」





マノカ「うん!」





リュウタロウ君は
優しく笑った。













*○・*○・*○・*○・*○・*





・ツリーの下・





大きなツリーが
ライトアップされていて、
キラキラ輝いていた。





リュウ「でか!」





マノカ「ね! おっきい!」





しばらく沈黙が続いて、
先にリュウタロウ君が
口を開いた。





リュウ「ごめんね。
俺、めっちゃ
ひどいこと言った」





マノカ「私だって、
ひどいことたくさん・・・」





リュウ「俺さ、2次元のリュウに
ヤキモチ焼いたんだろうね。
ガキだわ」





マノカ「え・・・?」





リュウタロウ君は
頬を赤く染める。





リュウ「マノカちゃんが
リュウのことしか
考えてないから」





マノカ「私ね、
リュウタロウ君と出会って、
話して、
いつのまにか、
リュウタロウ君のこと
好きになってたんだよ」





私は、頑張って伝えた。





マノカ「私は、
2次元のリュウくんよりも、
リュウタロウ君が好き!」





リュウ「・・・ほんと?」





マノカ「ほんとだよ」





リュウタロウ君は、
目を細めて
恥ずかしそうに笑った。





リュウ「マジ、嬉しい」





そして、
私にゆっくり近づき、
抱きしめた。





リュウ「俺もマノカちゃんが好き」





出会って2日で
両思い。





夢みたい。





だけど、
夢じゃないんだ。





マノカ「・・・ねぇ、私の家、
よくわかったよね。
どうやって来たの?」





そう聞くと、
リュウタロウ君は
苦笑いする。





リュウ「大変だったよ。
すれ違う人
みんなに聞いてさ」





マノカ「そうしてまで
会いに来てくれて
ありがとう」





リュウ「一緒にツリー
見たかったから」





もうきゅんきゅんだよ・・・!!





その後、
思いを伝えあった、
私たちは、
家へと帰った。





セイカに伝えると、
私も彼氏が欲しいと
嘆いていた。





リュウくんは相変わらず、
私に声をかけてくれた。





《クリスマス楽しかったね。
オムライス食べに行こうよ》





私とリュウタロウ君を
つなぎ合わせてくれたのは、





初めてリュウタロウ君を
見つけたセイカ。





リュウタロウ君と喋る
きっかけをくれた
リュウくん。





2人は私の恋のキューピット
かもしれないって思った。





オタクの私の恋の話は
ハッピーエンド!







*END*

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