氷の魔法

CAST広瀬 まのか広瀬 まのか

作者:みどり

新二コラ学園恋物語新二コラ学園恋物語2019.08.02

はぁー、ついに
夏が来てしまった。





私は、広瀬まのかです!





実は、私、氷の魔法を
持っていて
色々困ってます。





冬ならこの力を
隠せるけど、
夏だとまるわかり。





物を触っただけで、
凍ってしまうから!





でも、そんな私にも
1人だけ友達がいる。





名前は、
深尾あむちゃん。





私は、友達なんて
作りたくなかったのに
「ずっと友達になって」って!





お願いするから、仕方なく
オッケーしたんだけど、
魔法のことは言っていないし、





よりによって、
この子は
元気だから怖い。





でも、頑張ってます。





手袋も毎日つけていて、
先生にはアレルギーがあるから
念のための手袋と言っています。











*。・ ある日のこと ・。*





?「なあ! 広瀬!」





声をかけてきたのは、
懸樋おおぞら。





おおぞら「なあって!」





話したこともないのに、
いきなり答えるわけないでしょ!





まのか「ごめんだけど、
近づかないで!」





おおぞら「なんでだよ!」





まのか「いいから、
もう来ないでよ!」





絶対に力を
知られてはいけない!
だから、お願い!





申し訳ないし、
何も悪くないけど!





けがだけは、
させたくないから!





おおぞら「えっ!?
俺、なんかした?」





まのか「してない!
でも、お願いなの!」





おおぞら「それより、
なんで手袋つけてるの?」





えっ、なんで
そんなこと聞くのよ!!





まのか「・・・・・・・・・」





おおぞら「なんで?」





なんだか急に
怖くなった。





まのか「それは、言えない!」





そう言って、
逃げ出した!





おおぞら「待てよー!」





そうやって
追いかけてくる!





流石にすぐに
捕まった。





まのか「ねぇ!
やめてよ!」





おおぞら「なんで、
泣くんだよ!」





まのか「なんでよ!」





おおぞら「俺、
なにもしてないだろ!」





まのか「ほんとに、来ないで!」





おおぞら「なら、なんでよ!!」





急に、おおぞらの口調が
強くなって怖かった。





まのか「だから、
言えないのよ!」





おおぞら「はぁ?」





そう言って、
私の手袋をとった。





まのか「取らないで!
お願い!!」





おおぞら「言ってくれないから!」





もう、
耐えられなかった。





気持ちの変化でついに、
力が現れてしまった。





私の足元から、氷が出てきて
おおぞらを狙おうとしている!





おおぞら「なんだよ、これ!」





まのか「おおぞら、逃げてー!」





おおぞら「えっ?」





まのか「このままだと、
危ない!」





おおぞら「なんだよ!」





まのか「言うことを聞いて!」





おおぞら「わかったよ!」





そう言って去るおおぞらに
氷が飛び出した。





おおぞらは、
逃げ足が早くて
助かった。





でも、
見られてしまった。





私は、
疲れはてて倒れた。





でもやっと起きた時は、
夜だった。





まのか「このままいたら、
ダメだ!」





そう思って、
山にいった。





私には、今、
ものすごい力がある気がして
足に力を入れて踏むと!





ものすごい風が吹いて、
町中雪が降り冬になった。





まのか「すごいことになっちゃった」





私は、家を作ったの!
誰にも見つからない場所に!













*。・ そのころ ・。*





おおぞら「雪?
もしかして、あいつが!」





あむ「なんで、雪?
変だなー!」





まのか「これで、
幸せになれるかも!!」





そう思ってた。













*。・ 次の日 学校で ・。*





おおぞら「雪って
どーいうことだろ?」





あむ「まのかも
学校来てないしなー」





先生「雪の事情がわからないため
しばらく休みです!」





おおぞら「あむ! 広瀬!
探しにいかない?」





あむ「いいよー!
探検みたい!」





おおぞら「遊びじゃないっつーの!」





あむ「はーい!!」





おおぞら「お前さ、
広瀬のこと
変に思わなかった?」





あむ「えっ? まのか?」





おおぞら「手袋とか!」





あむ「あー!
手が汚れたくないんじゃ
ないかな?」





おおぞら「あいつさ、
氷の魔法を持ってるの!」





あむ「まのかが?
ほんとに!」





おおぞら「俺、見たんだよ!
話しかけたらめっちゃさけられて、
きっとばれたくなかったんだ」





あむ「私も、はじめ、
めっちゃ拒否されてた!」





おおぞら「だろ!」





あむ「うん! まのか、
隠してたんだよ!
きっと!」





おおぞら「早く、
あいつを探さないと!」





あむ「えー!
もちろんよ!」











*・。+ *・。+ *・。+ *・。+





まのか「どーして、
私に氷の魔法が
あるのかな?」





まほ「それには、ちゃんと
理由があるのよ!」





まのか「誰?」





まほ「驚かないで、
私は魔法使いのまほよ!」





まのか「あなたも、
魔法使いなの?」





まほ「そうよ!」





まのか「理由って?」





まほ「一言で言うと、
あなたは
人間ではないの!」





まのか「えっ??」





まほ「魔法の国から来たのよ」





まのか「えっ、
でもどうして?」





まほ「そこから、
抜け出してきたのよ!」





まのか「私が?」





まほ「あなたが、
小さい頃にね!
よくわからないからって
勝手にいったの!」





まのか「そうだったの!!」





まほ「このままだと、
魔法をコントロール出来ず
混乱してしまう!」





まのか「でも、
どうしたらいいの?」





まほ「私は、
助けられない!
魔法の国への扉は
どこかにあるはずよ!
では、魔法の国で
待ってるわ!」





まのか「待って!
私、ひとりじゃむり!」





まほ「1人で抜け出して
来たのだから
じぶんで帰りなさい!」





まのか「まほさん、
わかりました!
ありがとう!」





まほ「では、またね!」





キラキラ











*・。+ *・。+ *・。+





あむ「なんか、だんだん
魔法が強くなってない?」





おおぞら「そうみたい、
いそがないと! 危険!」





あむ「あっ!!!!」





おおぞら「うん?」





あむ「あの、いえって言うか
お城じゃない?」





おおぞら「ほんとだ!
氷のお城だよ!
きっとあそこに」





トントントン





まのか「誰?」





ガチャっ





まのか「あむ、おおぞら!
どーして?」





あむ「どーしてって
助けに来たのよ!」





おおぞら「何してるんだよ!」





まのか「来ちゃダメだよ!
危ない!」





あむ「早く帰ろ!」





まのか「帰れないの!」





おおぞら「どーして?」





まのか「実は、私!
魔法の国から来たのよ!
今すぐ帰らないと!」





あむ「このまま
帰れるわけないでしょ!」





おおぞら「危なすぎる!」





まのか「私の力が
効かなくなってきてるの!
混乱してしまいそう!
そしたらめちゃめちゃになる!」





あむ「えっ!?」





おおぞら「なんとか
出来ないのかよ!」





まのか「早く、帰って!」





そう言った瞬間、
ふぶきになった。





あむ「おおぞら! まのか!
大丈夫??」





おおぞら「俺は、平気!
でもまのかは?」





あむ「周りが見えないの!
だから、このままここに
いとかないと迷子になる!」





おおぞら「なら、俺
少しだけまのかを探す!」





あむ「気を付けて!
迷子にならないようにね!」





おおぞら「おう!」











*・。+ *・。+ *・。+





おおぞら「寒い、凍えそう!
まのかー!!!」





ドンッ





何かにあたった。





うん?
まのかだ!





おおぞら「まのか!
おい、まのか!」





まのか「おおぞら、」





おおぞら「大丈夫か?」





まのか「ごめん、
おおぞらの顔
見えない!」





おおぞら「俺も、
でもここにいるのは分かる!」





まのか「うん!」





その時、ぎゅっと
抱き締めてくれた。





おおぞら「俺、まのかが好きだった。
だから、行かないで欲しい!」





まのか「ごめん、私は人間と
恋が出来ないの!」





おおぞら「いいよ!
伝えたかった!」





まのか「正直、
話しかけてくれて
嬉しかったよ!
なのに、
さけてごめんね!」





おおぞら「全然大丈夫!
って言うより、
あむが1人なんだ!」





まのか「そんな!
うっ、風が!!」





その時、氷の弓矢を持った
兵士たちが現れた!





まのか「何?」





兵士「邪魔者は、倒します!」





まのか「おおぞら!
逃げて!」





おおぞら「にげろー!」





まのか「兵士! やめて!」





兵士「あなたは味方ですが、
従うことはできません」





まのか「そんな!!」





弓をうったとき、
おおぞらに当たった。





おおぞら「うわー! くそっ!!」





あむ「おおぞら!
大丈夫?」





まのか「そっ、そんな!!」





私は、遠くに逃げた!





その時、氷の扉が見えた!
そこには、『魔法の国へ!』
と書いてあった!





まのか「あむ、おおぞら!
ごめんね!」





あむも、きっと
うたれただろう、





私は、扉を開けて入った。





すると、力が消えて
おさまったようだ!









*・。+ *・。+ *・。+





?「あむ!!」





あむ「お母さん?」





?「おおぞら!!」





おおぞら「お父さん?」





母「帰ってこないから、
心配で!」





父「おおぞら!
何してたんだ!」





あむ「まのか! まのか!
なんでよ!!」





おおぞら「あいつ、
行っちゃったか」





あむ「悲しいよー!」





おおぞら「あむ、泣くなよ!
まのかは家に帰れたんだ」





あむ「そうだよね!」





おおぞら「あっ、手紙!」





あむ「ほんとだ!」





・。・。・。・。・。・。・。・。・。
おおぞら、あむへ!
ほんとに、迷惑をかけてごめんね!
勝手に帰ったことも!
無事に帰れて親に会えました!
また、遊びに行くからね!
待っててね!
ほんとに、ありがとう!!
             まのか
・。・。・。・。・。・。・。・。・。





あむ「まのかー!!!!!!
大好きー!」





おおぞら「あいつ、
いいやつだな!」





母「どーいうことかしらね!」





父「おおぞら!
帰るぞ!」





おおぞら「はい!
あむ、じゃあな!」





あむ「うん!」













*。・ 1年後 ・。*





今、私は
魔法の国にはいません!





帰ってきました!





実は、魔法を
完璧にしたから!





卒業して出てきたの!





あむ「まのかー!
待ってたよ!」





まのか「あむ!!」





おおぞら「まのか!
変わらないなー!」





まのか「だって、
1年だもん!」





あむ「笑笑」







*END*

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