優等生の51点

CAST広瀬 まのか広瀬 まのか

作者:くろうさのぱんけーき。

新二コラ学園恋物語新二コラ学園恋物語2021.06.27

私は広瀬マノカ。
勉強は得意なんですが……





1つだけ、苦手な教科が
あるんです。





それは―――





先生「はい、ラスト返すぞー
林、深尾……
はあ、広瀬、どうして
恋愛科だけ赤点なんだ!
今日も51点だぞ?!
他は90点
当り前なのになあ」





マノカ「すみません」





そう、それは、
恋愛科テスト。





どうしても何も、
恋なんて
興味ないから。





マンガとかラジオとか
サブカル系のテストだったら
多分……100点?





そもそも
何であるかって?





それは、少子草食の問題を
解決させるための
取り組みらしいけど……





この取り組み、
ココだけらしいから、
テス勉のしかたも
分からないんだよね。





他のみんなは
「テス勉しなくても
90点は取れるから
一番好き!」
とか言うけど、
そんなのちっとも思わない。





ナナ「ねえ……
マノカ大丈夫?」





この子は親友のナナ。
カレシもいて
とてもラブラブ、





ナナみたいな子は
テストはなくなるらしい。
いいな……ナナは……





先生「えー、内田、満点だ!」





そりゃ……ね、
あんなモテてんだもん。
だれがと付き合ったら
テストなくなんのに。





とはいえ私は恋愛なんて
してるヒマないんで、
上部だけでも、





レン「あの……広瀬さん?」





マノカ「は、はい!」





レン「そ、その……
上部だけ……でも、
付き合って……」





マノカ「は、はあっ!?」





レン「あ、すみません、
上部だけとか言って……
えっと……」





マノカ「い、いや、
びっくりしただけで、、
もちろんいいですよ……?」





レン「では、せっかくなので、
日曜空いてたら遊びません?」





(上部だけじゃん、
学校になんか
紙出すだけでしょ?
……まあヒマだし行くか)





マノカ「いいですよ」





レン「じゃあ、日曜に
ニコモールで」













.*





当日――――





レン「おはよー」





マノカ「おはようございます」





レン「学校でも
それだったら
バレるよ?
タメでいいから」





マノカ「あ……
わ、分かった……」





(何か内田くん
いつもとちがうような……)





レン「そうだ!
アイス食べに行こ?」





マノカ「いいよ」







「「いただきます」」





マノカ「おいしい!」





レン「ん-うまっ!
ねえ、それひと口
ちょーだい」





マノカ「あ、どうぞ」





(……あっ!! どうしよう。
これって
か、間接キ……キス!?
はずかしい)





レン「ねえ、あとでプリいい?」





マノカ「ん……う、うん。
いいけど……」





レン「……いやだった?」





マノカ「あんまり撮ったこと
ないから……」





レン「大丈夫。
オレのいう通りに
したらいいよ」





レン「えっと指こうして
こうして……」





レン「最後、手のばして、」





ギュッ





ドキッ
な、なにこの感覚……





どんどん内田くんに
近づきたくなる
この気持ち……





レン「上部だけって
言ったけど、
やっぱ本気で好きだ。
付き合って」





マノカ「……!
う、うん!」





こうして私は90点を
取るようになり、
ニコ学一の
ラブラブカップルとして
有名になりました。







*おしまい*

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