不思議な先輩と私の恋

CAST広瀬まのか

作者：めっちゃむ

2019.12.10

私の名前はマノカ、
高校１年生。

やっと高校生活にも
慣れて来たところ。

でも恋愛には
全然慣れない。

マノカ「おはよう」

ココア「おはよー」

ココアは、
小さい頃からの親友。

ココア「そういえば、
マノカって
カイト先輩のこと
好きなんだよね？」

マノカ「ま、まぁ
そーだけど」

ココア「じゃ、告っちゃえば
いいじゃん」

積極的なココアは
なんでも要求してくる。

マノカ「そんなの
できるわけないじゃん」

ココア「じゃ、
協力してあげるよ」

マノカ「え、
どーやって？」

ココア「どーやってって、
簡単じゃん！
ま、帰ろー」

マノカ「え、えーー
ちょっとー」

その日の夜
ココアからの急なLINE。

・ココアとマノカの
　LINEの内容・

　　　　　↓

ココア《これからマノカと
カイト先輩の
カップル成立作戦
スタートよ！》

マノカ《え、そんなの
誰がきめたのー？》

ココア《え、そんなの
決まってんじゃん
あ、た、し、に》

ココア《まず作戦１、
カイト先輩とのLINE交換》

マノカ《え、そんなの
出来ないよー》

ココア《大丈夫だよー！》

マノカ《そんなの
誰が決めたのよー》

ココア《だから言ってんじゃん
あ、た、しって》

ココア《作戦２、
好きの気持ちを
つたえるぅー》

マノカ《そんなの
段階が早いよー》

ココア《じゃ、２人っきりで
遊んでから気持ちを
伝えるってのはどう？》

マノカ《ま、まぁー
いいかも》

ココア《じゃ、また明日！》

．．．．．．．．*

次の日、カイト先輩との
LINE交換。

ココアは
カイト先輩と
幼なじみ。

ココア「カイト先輩！」

カイト「なーに？」

ココア「なんかーマノカが
カイト先輩とLINE交換
したいらしーんですけど
いーですか？」

マノカ「お、お願いします！」

カイト「い、いーけど」

マノカ「あ、ありがとうございます！」

＊。・　その日の帰り道　・。＊

ココア「上手く行ったじゃん」

マノカ「そーかなー？」

ココア「帰ったらカイト先輩に
今度の土日暇ですか？　って
送るんだよ！」

マノカ「え、いきなりで
嫌われないかな？」

ココア「今誘わないで
どーすんのよ」

マノカ「じゃ、誘ってみる」

そして家に着いたマノカは
早速カイト先輩にLINEをした。

・マノカとカイト先輩の
　LINEの内容・

　　　　　↓

マノカ《カイト先輩、
今度の土日
あいてますか？》

カイト《土曜日だったら
あいてるよ！》

マノカ《土曜日
遊べませんか？》

カイト《いいよー》

マノカ《では、
今度の土曜日に○公園で
１０時集合でいいですか？》

カイト《わかった！》

*．．．．．．．．

そして土曜日。

カイト「あ、！　マノカ
待った？」

マノカ「全然待ってません！」

カイト「良かった！」

そして、その日は
もう遊び尽くしてしまった。

いよいよ気持ちを
伝えるとき。

マノカ「あ、あのー」

カイト「な、お前さ
俺のこと
好きなんだろ？」

マノカ「え、えー？」

カイト「もうバレてんだよ、
お前がおれのことが
好きってこと」

マノカは、
恥ずかしくて
嘘をついた。

マノカ「すいません、
用事があるので
先に帰ります！」

後ろを向いたあたしの腕を
カイトがぐっと引いた。

カイト「だから嘘言っても
バレんだって。
用事がどーしてもあるのも
嘘なんだろ？」

マノカ「あ、いやー」

カイト「俺さ、
みんなの心
読めるんだよね」

マノカ「え？」

カイト「だからお前が
ずっと前から
おれのこと
好きってことも」

カイト「そ、それとさ
俺も、じ、実はおれも
お前のこと
好きだったんだよね」

マノカ「そ、
そーだったんですか？」

カイト「だ、だから
俺と付き合ってほしい」

マノカ「お願いします！」

そんな幸せに
なったのもつかのま、
そんな現実が
あったらいいなーと
夢見る高校１年生
妄想作り話でした。

＊ｅｎｄ＊