愛は呪いを解く ~呪術廻戦~

CAST広瀬 まのか広瀬 まのか

作者:りん

新二コラ学園恋物語新二コラ学園恋物語2021.09.21

私、広瀬マノカ。
中学2年生。





私には
4つの隠し事がある。





1つ目、
ニコ学と呪術高専に
兼部ならぬ兼校を
しているということ。





2つ目、
私は血筋的に呪力を
持っているということ。





3つ目、
私と同じように
高専と兼校している、
戸部コウショウが
好きだということ。





4つ目、
コウショウは
中学1年生の時の
任務の時に呪われて、
今も眠ったままでいる
ということ。





私は、コウショウのためにも、
呪いを祓う。





私は夜の部隊だ。
(『呪術廻戦』は
昼の部隊が描かれているけどね)





私の家は川の近くにあって、
その川を呪力で守ってきた。





だから、私も本当は
望んでいなかった
呪術高専の入学も、
父が決めたのだ。





ある日、私は
廃校になった
私の小学校に来ていた。





呪いを祓う
任務のためだ。





ここにコウショウを
呪った呪いがいるという。





「・・・懐かしいな」





私は校内の
教室に入って
机を撫でた。





そうしていると、
あの時の事故が
思い出されてきた。





それは、
暑い夏の日だった。





私は、親友のアムと
小学校から帰っていた。





その時だった。





「アム!!!」





アムは、信号を無視した
トラックに轢かれた。





アムの体が
スローモーションのように
空を舞う。





ゴンッと鈍い音がして、
私の足の近くまで
血が流れてきた。





アムは後頭部から
血を流していたのだ。





アムはそのまま
救急車に運ばれたけど、死んだ。
12歳で。





アムも私も、
ニコ学の受験に成功するために
本気を出し始めたばかりの時だった。





「・・・!」





呪いの気配を感じ、
後ろを振り返った。





いた。
女の呪いが。





「あらぁ?
マノカじゃない、
久しぶりぃ」





その呪いは、
不気味な口角を
ニンマリあげた。





「・・・アム?」





「覚えてくれてたんだぁ、
ありがとぉ。
でも、もう私は
アムじゃないのぉ」





「じゃあ何よ」





「殺女よ、
こ、ろ、めぇ」





「あんた、
コウショウを
呪ったんでしょ?
なんで?
あんなに好きだったのに」





そう、アムと私とコウショウは、
同じ小学校で、
アムはコウショウが好きだった。





「なんでって、
あなたコウショウのこと
好きなんでしょ?
だぁかぁらぁ、呪ったら
あんたが悲しむと思っテェェェエェエエ」





殺女は雄叫びをあげて、
私に攻撃してきた。





「領域展開!
『川瀬深底』!!」





川瀬深底は、
私の家に代々伝わる
領域展開だ。
殺女に呪力をぶつける。





「グゥアアアアアァァアァァ!!!」





殺女は雄叫びをあげながら
煙になって消えた。













*。・----。・----・。*





私はそのあと、
3日間ぐらい眠り続けた。





領域展開で呪力を
使いすぎたからだ。





「・・・ん・・・」





「マノカ? 大丈夫?」





目をあけると、
なんとそこには
コウショウがいた。





「コウショウ!!
コウショウウウウ」





私は泣き出してしまった。





「マノカ、ありがとう。
実は俺、マノカのこと、
好きだったんだ。
付き合ってくれないかな?」





「私も!
コウショウのこと、
好きだったの!
だから、私からも、
付き合ってください」





アム、今までありがとう。
安らかに眠ってください。





私が、アムの分も
人生楽しむよ。







*end*

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