私は恋のスパイ!
作者:華恋(かれん)
どーも!
私はニコラ市立
ニコ中学校の1年生の
田中ミナミです!
そして、
私は恋のスパイ!
新聞部の取材力を活かして、
男子、女子の
恋のお悩みを解決する、
恋愛スパイとして活躍中!
ちなみにコードネームは
「South(サウス)」です。
由来はミナミって名前から
取りました。
*。・ 学校 ・。*
シズク「ねぇ、ミナミは
好きな人おらんの?」
この子は
親友のシズク。
シズクは
恋バナ大好き!
よく私に
相談をしてきます。
ワカナ「そーだよっ!
いた方がいいよー?」
で、こちらは
ワカナちゃん。
クラスのマドンナで、
男子はメロメロ。
ワカナちゃんは、
とっても魅力的なんだ!
ミナミ「え、いないよー?」
シズク「とか言って、
オオゾラ先輩のこと、
好きなんでしょ?」
ミナミ「うっ・・・
好きだけどさぁ、
先輩、私のこと
ただの後輩って
思ってるっぽいし・・・」
ワカナ「へぇ、ミナミちゃん、
オオゾラ先輩のこと
好きなんだぁ・・・」
シズク「こら!
恋愛スパイ、
Southなのに
恋愛しなくてどーするの!」
ミナミ「分かったよっ!
じゃオオゾラ先輩に
告白すればいーんでしょっ!」
シズク「言ったね?
じゃ恋愛スパイ、
頑張って」
ワカナ「・・・」
私は先輩に
片思いをしています。
オオゾラ先輩は部長で、
私は書記をしています、、
憧れのオオゾラ先輩に、
絶対告白してやるんだから!
*。・ 部活動 ・。*
ミナミ「あのっ、アム先輩!」
アム「あーミナミちゃんじゃん!
どしたん?」
ミナミ「アム先輩って、
オオゾラ先輩と
同じクラスですよね?
オオゾラ先輩の好きな物って、
何かありませんか?」
アム「ははーん、
また恋愛スパイの任務だね?
よし、South・・・
よーく聞きなさいよ?
オオゾラは頑張る姿が
素敵だと、
一目惚れしやすいのよ」
ミナミ「ありがとうございます!!」
へぇ、
初めて知った。
オオゾラ先輩、
一目惚れが多いんだ・・・
*。・ 別の日の部活動 ・。*
ミナミ「オオゾラ先輩!
校内ニュースなんですけど、
時期生徒会長選挙の
記事はどうですか?
構成とか、
案は出来ています!
見てください!」
オオゾラ「ミナミちゃん、
ありがとう。
読ませてもらうね」
ああ、憧れの
オオゾラ先輩が
私の記事を読んでる!
オオゾラ「ここさ、
具体的に何票取ったか
記述したらどうかな?
そっちの方が、
みんなも読みやすいと思う」
ミナミ「はい!
ありがとうございます!
少し、直してきますね」
オオゾラ「待って、
ミナミちゃんに
相談したいことがあってね・・・
俺、好きな子がいるんだ。
後輩に。
でさ、女の子って誕プレ
何あげればいいかなって・・・
その子、めっちゃ
頑張ってるから・・・」
ミナミ「え・・・?
あっ、誕プレなら、
可愛いアクセサリーとか、
文房具でもいいと思います!
私は、実用的な
オレンジマーカー
とかですかね!」
オオゾラ先輩、
好きな子がいるんだ・・・
それも、
誕プレをあげようとしてる。
私に相談するってことは、
多分私じゃない・・・
ワカナ「オオゾラ先輩~!
印刷ってぇ、
こんな感じで
いいですか~??」
オオゾラ「今そっちへ行くよ!
待ってて宮本さん!」
ワカナ「あのぉ、先輩・・・
私、好きな人がいるんです・・・
もうすぐクリスマスなので、
プレゼントあげたいなって
思ってて・・・
何がいいですかぁ?」
オオゾラ「男子ならハンカチとか、
タオルとか、
実用的なものかな・・・
俺は使えるシャーペンとか、
筆ペンが嬉しいかな!」
ワカナ「ありがとうございます!」
*。・ クリスマス前日の部活動 ・。*
ミナミ「あぁ、もし
オオゾラ先輩と
付き合えてたら、
こんな虚しい思い
しなくて済んだのに」
ワカナ「オオゾラ先輩
見なかった?
ちょっと用があって・・・」
オオゾラ「どうした?
宮本さん」
ワカナ「ちょっとこっちに・・・」
*・*・・・*・・・*・*
ワカナ「オオゾラ先輩!
クリスマスプレゼントですっっ!
あのっ、私、
オオゾラ先輩のこと
ずっと好きでした!
付き合ってください!」
オオゾラ「・・・ごめん、
俺、好きな子いるんだ。
クリスマスプレゼントも、
もらえない。
気持ちだけ受け取っておくね」
*・*・・・*・・・*・*
ミナミ「あのっ、
オオゾラ先輩!
印刷したいんですけど、
ちょっといいですか?」
オオゾラ「いいよ、
重そうだから
一緒に行ってあげる」
*。・ 印刷室 ・。*
オオゾラ「ミナミちゃん、
こっち向いて・・・」
先輩は私の頬を持ち、
自分の顔を近づけた。
ミナミ「!?」
オオゾラ「もし、君が
俺のこと好きなら
聞いて欲しいな。
君のことが好き。
付き合ってくれる?」
私は一瞬動揺した。
だって、憧れの先輩が
告白してくるなんて。
ミナミ「もっもも、
もちろんですっっ!!」
シズク「よかったじゃーん」
ミナミ「シズク・・・!?!?」
シズク「えへへ、
私も恋愛スパイ、したくてね笑
2人のキューピットに
なっちゃいました!
その名もdrop(ドロップ)!」
シズクは、
オオゾラ先輩が
私のこと好きなの
知ってたみたいで、
かけ橋になってくれてたみたい。
ミナミ「なにこれ、
夢みたいな
恋愛じゃないか!」
シズク、コウショウ「それは言わないお約束」
これにて、
恋愛スパイたちの恋模様は、
一旦落ち着いたのでした。
*end*
田中 南
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