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マイペースカップル

CAST崎浜 梨瑚崎浜 梨瑚

作者:エムエミ

新二コラ学園恋物語新二コラ学園恋物語2026.05.07

「りこちゃ~ん!!」





毎日聞くこの声。





自然に笑顔になって
「なぁに?」と答える。





こんにちは。
アタシは、崎浜りこです。
単なる普通のJKです。





「だから~、
りこちゃんってば~」





はッッ!!!





りこ「ごめんッッ。
なぁに? 竹ちゃん」





彼は、竹内リュウト
通称竹ちゃん。





竹ちゃん「いや、とくに
用事はないんだけどね~」





りこ「そうなの~?」





竹ちゃん「そういえば、りこちゃん」





りこ「なぁに? 竹ちゃん」





竹ちゃん「明日一緒に
新しくできたカフェ行こ~?」





りこ「あ! それいいね~! 行こ~」





竹ちゃん「おごってあげる」





りこ「えっっ!? ダメだよぉ」





竹ちゃん「・・・どうして?」





彼は、ちょっぴり悲しい顔をした。





りこ「だって悪いじゃない。
アタシがおごってあげる」





竹ちゃん「俺がおごったら・・・イヤ?」





彼は、とっても悲しい顔をした。





りこ「ううん。そんなことないよ。
ありがと。ゴメンネ」





竹ちゃん「こっちこそ、ありがと」





りこ「いやいや、
アタシの方がありがと」





竹ちゃん「俺だよ」





りこ「アタシィ。
はいはい。
この辺でお話は終わろうね」





竹ちゃん「はーい」





またちょっぴり悲しい顔をしながら、
彼は自分のクラスに戻っていった。





「まったく。ホントにふたりは、
マイペースでほのぼのしてて・・・」





りこ「それって、
悪いこと・・・かな??」





「いや別に、悪いってことじゃ
ないんだけどね。
まぁ、なんとゆーかねー。
私が目立つってゆうかー・・・」





この長々と早口でしゃべっている
女子は、中瀬りり。私の親友。





しっかりしていて、
えらいなって思う。





りり「りこは、
竹内のこと好きなの?」





りこ「うん! アタシ、
竹ちゃんのことだーーい好き!!!」





りり「マジ!?
じゃあ明日告れば!?
応援するから!!」





りこ「告る?」





りり「うん」





りこ「・・・何を?」





りり「な、な、何をって。
そりゃあ、“好きです”って」





りりは呆れたような
興奮したような顔をしている。





りこ「・・・なんで??」





りり「だーかーらー、りこは
竹内に恋してるんでしょ!!??」





りこ「こ・・・い?
・・・なにそれ?」





りり「もしかして、
りこは竹内のこと“友達”と
思ってるわけぇ?」





りこ「当たり前でしょ。
竹ちゃんは、アタシの友達だよ!
もちろん、りりもネ」





そう言うと、りりは
呆れただけの顔をした。











・*。・ 翌日 ・。*・





「りこちゃ~ん!!」





また、いつもの声だ。





りこ「なぁに?」





竹ちゃん「オハヨ」





りこ「おはよっ」





店員さん「お待たせいたしました。
チョコレートケーキと
ホットココアでございます」





竹ちゃん「どうぞ。注文しといたの!」





りこ「おいしそ。
ありがとう、竹ちゃん!(ニコッ)」





竹ちゃん「りこちゃん」





あれ? いつもと違う声だ。





かしこまってる・・・って感じ。





こんな彼は初めて。





りこ「な、なぁに?」





竹ちゃん「好きです」





りこ「え? これって、
昨日りりが言っていた、
“恋”ってやつ?」





竹ちゃん「うん。“恋”ってやつ」





りこ「え・・・えと・・・」





竹ちゃん「俺、本気だよ。りこに恋した」





“りこ”という言葉にドキッとした。





竹ちゃん「つきあって下さい」





りこ「・・・」





竹ちゃん「返事、もらえる・・・かな?」





りこ「ア、アタシね、
“恋”って分からないの。
竹ちゃんは、りこの友達だよ。りこの」





竹ちゃん「・・・ゴメンネ。りこ」





アタシは、チョコレートケーキを
ガツガツと食べ、
ホットココアをガブガブ飲み、





りこ「バイバイ」





そそくさと帰っていった。





アタシと竹ちゃんは、
単なる友達・・・だよね?





友達・・・





恋人・・・





わけ分かんなーい。





こういう時は。





りこ「りり~」





りり「どした?
まさか、竹内に告られたぁ?(ニヤニヤ)」

りこ「そのまさか」





りり「おめでとー!!!
つきあったんでしょ」





りこ「え・・・」





りり「・・・ごめん」





アタシは大粒の涙をこぼした。





りりは何も言わずに
肩を支えてくれた。





りり「スッキリした?」





りこ「うん」





りり「聞かせてくれるかな」





りこ「うん」





アタシは全てをりりに話した。





りり「りこは、竹内のことは
“好きな人”じゃなくて、
“友達”って思ってるんだよね?」





りこ「うん。
竹ちゃんは、アタシの友達」





りり「本当にそうなの?
自分にうそをつかないでね。
竹内の顔を見て恥ずかしくならない?
竹内と他の女子が話してて
胸が痛くならない?」





りこ「竹ちゃんの顔見ると、笑顔になるよ。
竹ちゃんと女の子が話してても
何とも思わないよ。
竹ちゃんは友達だよ」





りり「じゃあ、それを竹内に伝えてきな!」

りこ「い、言えるかなぁ」





りり「私もついていくカラ」





りこ「ありがと、りり(ニコッ)」











・*。・ カフェ ・。*・





りこ「りりぃ」





りり「がんばってきなさい!
私は隅から見守っているから!」





りこ「うん! がんばる!」





りこ「た、た、竹ちゃん!!」





竹ちゃん「りこ・・・」





りこ「アタシ、竹ちゃんは、
友達として大好き!
大・大・大好き! ・・・だょ。
だから、だから、竹ちゃん、
いつものようにりこちゃんって言ってょ」





竹ちゃん「分かった。ゴメンネ。
・・・でも!
まだ好きでいていいかな?
りこちゃんが俺を好きになるまで待ってる」





りこ「うん! 待ってて!
それまでは、友達・・・だょ?」





竹ちゃん「うん。約束する」





ふたり「ゆーびきりげんまん
うそつーいたら
はーりせんぼんのーます
ゆーびきった♪」











・*。・ その後 ・。*・





「りこちゃ~ん!!」





毎日聞くこの声。





自然に笑顔になって
「なぁに?」と答える。







*end*

この作品は過去に投稿された作品をアレンジしたものです。また、掲載されている物語はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。

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