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4人の想いが交差するトキ

CAST工藤 唯愛工藤 唯愛

作者:みったん

新二コラ学園恋物語新二コラ学園恋物語2025.11.12

4人のイツメン。





――――4人それぞれの想いが交差したら
誰かが悲しんで、
誰かが幸せになる。





・・・そんなの嫌だ。









*・。*・。*・。*・。*・。*





私、ユア!





4人のイツメンがいるの。





遼介、ハルト、ひまり、私。





小学校からの幼なじみで、
高校までクラスが
変わらなかった。





・・・・キセキだよね。





私は、この中の1人の
遼介が好きなの。





かっこいいんだ・・・





・・・ちなみに
ひまりも遼介が好きで。





ひまりは私が
遼介を好きなことも
知ってる。





よく恋バナしてた。





・・・だけど昔から
遼介を好きな気もちだけは
変わらなくて。





それはひまりも同じで。





・・・ハルトは
誰が好きかわかんないけど。





ある意味かわいそうだね。

















*・。学校 。・*





ユア「おはよー、遼介ハルト!」





ひまり「おっはよー」





遼介「はよー」





ハルト「はよ。
朝から元気だな、
お前ら2人」





ユア「そう?」





遼介「あ、そーだ。
歴史の教科書忘れちったから
ユア見せてよ」





ユア「あーいいよー」





ひまり「・・・・」





私と遼介は、席が隣。





・・・席替えで偶然。





ひまりには申し訳ないけど、
・・・頼られるのはうれしい。





いつでも貸してあげるね。

















*・。 授業 。・*





ユア「はい。見える?」





遼介「見えない。
机くっつけてい?」





ユア「え///」





遼介「いいだろ、つけるよ」





ユア「う、うん///」





緊張して心臓が・・・

















*・。 帰り 。・*





ユア「ねぇみんな!
今週の土日
いつか空いてる?」





ひまり「私、どっちも空いてる!」





遼介「俺も」





ハルト「俺は、日曜日しか空いてない」





ユア「じゃあハルトに合わせて
日曜日にしよー!」





遼介「なにすんのっ?」





ユア「みんなで遊ぶの!
久しぶりでしょ?
確か・・中2以来だっけ!」





ひまり「いいね、あそぼ遊ぼ!」





ユア「じゃあ決まりね!」

















*・。 日曜日 。・*





ユア「みんなー! こっち!」





ひまり「どこいくー?」





ユア「私、プリ撮りたい!」





ひまり「あー私も!」





ユア「じゃあいこ!」





ひまり「いいよね、2人!」





遼介・ハルト「いいよ」

















・。・:・°・。・:・°・。・
  ショッピングモール
  ゲームセンター
・。・:・°・。・:・°・。・





「「じゃあ行くよ、321!」」





ユア「昔とったよねーよく!
・・・家に何枚もあるよ、
4人での!」





遼介「めっちゃ久しぶりだな」





ユア「うん」





「「行くよー、321!」」





カシャ!!





「「次はラクガキ!
右側のラクガキコーナーへ
移動してね」」





ユア「私とひまりでやってくるから、
遼介とハルトちょっと待ってて!」





遼介「おう」





・・・今日私は、
気もちを伝える。





このラクガキで
気もちを書く。

















*・*・・・*・・・*・*





ユア「ごめんね、遅くなって!
はいこれ!
みんなの分あるよね?」





遼介「・・・・え・・///」





ユア「・・・気づいてた?」





遼介「・・・いや・・気づいてない」





ユア「・・・私、遼介が好きでした。
そのプリには気もちを書いた。
今日は気もちを伝えるために
みんなで遊んでもらったの。
ごめんね、急に!」





遼介「・・・えっ・・」





ひまり「ちょ・・ちょっと待って!
わっ・・・私も
言いたいことあるの!
・・・・遼介が好きっ!」





遼介「・・・」





ひまり「このプリには
気もち表せなかったけど、
今日の一瞬一瞬がキラキラ光ってて
みんなで遊べてよかった・・・」





遼介「・・・うん・・・」





ユア「遼介はどっち・・・?
ひまりか私・・・か・・」





遼介「・・・・ひまり」





ユア「えっ・・・」





遼介「ごめんな・・・
気もちに応えられなくて。
俺、ユアが好きなんだ」





ひまり「うん・・・」





遼介「でも、ひまりも
本当いいヤツでさ、
めっちゃドジだけど
その分やさしくてさ・・・・
・・・・でも・・・
ユアはいつもいつも
そばにいてくれて・・・
思ったことを素直に言ってくれて・・・
・・・・うれしかったんだよな・・・」





ひまり「・・・・うっすら思ってたよ、私。
遼介は・・・ユアが好きだって。
私を見る目とユアを見る目・・・
あきらかに違ってた・・・・
・・・・でも、ありがとう。
そ・んなふうに私を見ていてくれて」





遼介「・・・・ううん」





ハルト「・・・・遼介がその気なら
俺だって言うよ。
・・・・ユアが好きだ。
ずっとずっと好きだった・・・・
・・・・もう遅いけどな・・・」





ユア「ありがとう、ハルト・・・」





ハルト「もう・・・
今の見てて妬けちまってよ・・・・
耐えきれなかった・・・
本当に遼介なのか!?
俺じゃダメか!?」





ユア「ハルト・・・
ハルトはやさしくて
いっつもやさしい目で私を見ていてくれて・・・
とーってもうれしかった!
・・・だけどごめん。
私、やっぱり遼介が好きなんだ」





ハルト「そっか・・・
・・・幸せにな」





ひまり「お幸せにね、2人とも」





今、4人の想いが交差した。





ぐっちゃぐちゃで
絡まった糸みたいだったけど、





・・・最終的に
自分自分が結論を出して
1つ1つを終わりにした。





私は幸せを選んだけど、
ひまりたちは引いてくれた。





ひまりたちにも
幸せになってほしい。





――――4人の想いが交差するトキ。





それはとてもとても
大切なんだ。





苦しくても乗り越えれば
きっと青空が見えるはず。







*end*

この作品は過去に投稿された作品をアレンジしたものです。また、掲載されている物語はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。

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