かるた札の恋歌～ラブレター～

CAST若林真帆

作者：みーあん

2018.01.19

―　小学生の頃　―

ユウナ「負けちゃったね・・・」

ショウタロウ「うん涙涙涙」

マホ「また、
かるたやろうね・・・！
絶対！」

全員「うん！」

―　現在にいたる　―

私、マホ！
高校１年生！

かるた部に
入っているよ！

だけど、人数が・・・
私ただ１人・・・

これから
部員を探さねば！

？「マホ・・・？」

マ「はい？」

今から部員探さなきゃ
いけないのに誰よ！

ユ「マホだよな？
俺、ユウナ。
覚えてる？」

マ「えっ？　嘘！
ユウナ～！
久しぶりだね！」

ユ「おうっ」

マ「あっ！　あのさ、
もし良かったら
かるた部に入らない？」

ユ「かるた部・・・」

マ「また、
かるたやろうねって約束
忘れちゃった？」

ユ「（マホがいるなら・・・）
いいよ」

マ「やった！　ありがと！
じゃあ明日○○室ね。
バイバイ～」

ユ「えっバイバイ
（行っちゃった・・・）」

―　屋上にて　―

マ「あっ！
カナミちゃん！」

カ「マホちゃん」

マ「部活は？」

カ「うん・・・
ちょっと私に
合わないみたいで・・・
もっと日本の和を楽しめる
部活がいいのに」

マ「それなら
かるた部おいでよ」

カ「かるた部、って
あったっけ？」

マ「うーん
まぁあったよ！
（私が創りました・・・）」

カ「うん！　入る！
あと、他にも２人
入りたい人がいるかも
しれないんだけど・・・」

マ「よろこんで！
全っ然いいよ！」

カ「ありがとう」

マ「じゃあ明日○○室ね」

カ「はーい」

―　次の日　―

マ「えっと、
かるた部部員は・・・
ユウナ、カナミちゃん、
セイカちゃんに、
ショウタロウ？」

シ「久しぶり」

マ「ショウタロウ！
久しぶりだね！」

ユ「久しぶり」

シ「おう」

マ「５人いるから
団体戦出れるね！
私、夢だったんだ～！
よし！
団体戦優勝目指すゾー」

ユ、シ、カ、セ「優勝・・・？」

それから、
毎日の練習を頑張った。

ユウナとショウタロウの
かるたの腕は
やっぱりすごかった・・・

私も負けてられない。

セ「ねぇねぇマホちゃん、
ショウタロウ君のこと
好きでしょ？」

カ「それ！
私も思った！」

マ「えっ??
そんなことないよ？」

セ、カ「嘘つけ～笑」

私がショウタロウの
ことを好き？

そうなの私？

―　ある日　―

ユ「好きです。
付き合ってください」

突然のことだった。
まさかユウナからなんて。
でも・・・

マ「ごめんなさい。
今は部活に集中したいの」

嘘。
他に好きな人がいるから
断ったの。
ごめん。

ユ「そっか。
今のは忘れて！
部活頑張ろう！」

―　団体戦当日　―

マ「みんな！
頑張ろう！」

全員「おー!!!」

私達は決勝戦にまで
のぼりつめた。

２対２で
私と相手の運命戦。

私が取れば
私達の勝ちだけど

とれなければ
準優勝・・・

しのぶれど・・・
とってやる！

読者「さくやこのはな～
・・・しのぶれど～」

バン！

マ「とったー！」

全員「やったー!!!」

優勝したー!!!

カ「ありがとう！　涙」

セ「やった！」

ユ「すごいな！」

シ「勝ったー！　涙涙涙」

ショウタロウ、
また泣いてる笑

――　後日　――

マ「私ね、
ショウタロウに
しのぶれどの札を
メールで送ったんだ」

セ「えっそうなの!?
しのぶれどって、
運命戦で手元に
残ってたやつ？」

カ「そしたらそしたら？」

マ「きみがための札が
送られてきた！」

セ、カ「キャー！
おめでと！」

マ「ありがとう！」

しのぶれどは、
自分の恋が
人にたずねられるほどに
あなたのことを愛していますよ
っていう札。

きみがためは、
いつまでもあなたと
一緒にいたいっていう
意味の札だよ！

私、かるた部でよかった！

＊ｅｎｄ＊