夢も恋もendless run!

CAST若林 真帆若林 真帆

作者:夢も恋もendless ran!

新二コラ学園恋物語新二コラ学園恋物語2020.04.01






私、若林マホは
今、夢がある。





それは
モデルになる
という夢。





私は中学生雑誌、
二コマが大好きで、
毎月発売日に
買いに行っているほど。





二コマの中でも
カナミちゃんが好きで、
私の憧れはいつも
カナミちゃんだった。





私はカナミちゃんのような
モデルになる。





という決意を固め、
日々モデルになるための
努力をしている。





そんな私は
まだ小学5年生。





二コマでは小学5年生で
モデルになっている子もいる。





けど、私はまだ
背が足りないから
応募もできない。





そんな私の夢を今日、
授業で発表することになった。





私は自信満々に
発表した。





マホ「私の夢は、
カナミちゃんのような
モデルになることです!」





シーン





何この空気。





私、何か変なこと言った?





そう思っていたら、
後ろの席のアムちゃんが、





アム「モデル?
自意識過剰かよ笑」





と言い出した。





そこからクラスのみんなが
私の夢に対して笑ったり、
陰口を言い出した。





「あの子、モデルに
なりたいんだって?笑」





「嘘!
なれるわけないじゃん笑」





その時。





「マホ、
モデル似合うじゃん」





と言った男の子がいた。





それは、ヨシトだ。





私の幼馴染で
私がモデルになりたいことも
知っている。





ヨシト「俺、マホ、
モデルになれると思うけど」





ヨシトはさすが、
クラスのリーダー的存在で
学年1モテていたから、
発言に影響力があった。





その発言から
私のことを悪くいう人は
いなくなった。





でも、私は
相当ショックだった。





私、そんなにモデルに
向いてないかな・・・





私がモデルになれるはず、
ないのかな・・・





自分に自信が
なくなった。





ヨシト「マホっ!」





ヨシトだ。





マホ「・・・私、やっぱり
モデルやめようかな・・・」





ヨシト「え、なんで?」





マホ「なんでって、
クラスの子たち、
みんな私のこと笑ってたよ。
私、きっとモデルに
向いてないんだよ」





ヨシト「俺はモデル
似合うと思うけど」





マホ「私、モデルに
なれると思う?」





ヨシト「お前はモデルに
なるんだろ?」





マホ「・・・うん」





私はヨシトの言葉に
勇気をもらった。





私は私の夢に向かって、
みんなに認められるモデルに
なれるように頑張るんだ。





それからは
ポーズ練習をしたり
ランニングに行ったり、





普段通りの
生活に戻った。





そんなある日。





先生「今日はみんなに
残念なお知らせがある。
実は、ヨシトくんが
転校することになった。
出発は明日だそうだから、
明日まで仲良くしてやってくれ」





え・・・嘘、
ヨシトが転校?





私は信じられなかった。





いつもそばにいて
私を支えてくれていたヨシトが、
いなくなってしまうなんて。













*。・ 放課後 ・。*





マホ「ヨシトっ!」





ヨシト「マホ・・・」





マホ「転校・・・
するんだね」





ヨシト「うん」





マホ「私・・・
知らなくて・・・
聞いた時、
とても悲しくて・・・」





涙が込み上げてきた。





ヨシト「俺は、明日
この街からでる。
だから、1つだけ
守ってほしいことがある」





マホ「・・・守ってほしいことって?」





ヨシト「マホ、自分の夢を叶えろ。
自分に自信を持って、
立派なモデルになれ。
そして俺とまたあった時までに
モデルになっていたら、
俺は1つだけお前の夢、
叶えてやるよ」





マホ「約束だよ」





ヨシト「おう」





そしてヨシトは翌日、
この街から去った。













*。・ 3年後 ・。*





私は、二コマのモデルに
応募した。





1次試験、2次試験、
3次試験・・・





次々と合格していって





ついに





「おめでとうございます。
ニコマモデルになりました」





という電話が届いた。





ヨシト・・・
私、約束通り
モデルになったよ・・・!













*。・ 初撮影日 ・。*





「こんにちは!
二コマモデルになりました!
若林マホです!
よろしくお願いします!」





緊張したけど
撮影はうまくいった。





憧れのカナミちゃんにも会えて、
握手までしてもらえた。





そしてそこには・・・





ヨシトがいた。





嘘・・・
ヨシトだ、ヨシトだ!





マホ「ヨシト・・・
なんでここにいるの?」





ヨシト「お前がいると
思ったから」





マホ「私・・・
私、二コマのモデルに
なったよ!」





ヨシト「おめでとう」





マホ「1つだけ、
夢叶えてくれるんだよね」





ヨシト「そう言ったな」





ここまで頑張ってこれたのは
ヨシトのおかげだ。





私はいつの間にか・・・





マホ「ヨシトっ、私・・・
私、ヨシトのことが好・・・」





ヨシトに
口を塞がれた。





ヨシト「そういうのは
こっちがいうの。
俺、マホのことが好き。
付き合ってください」





マホ「・・・はい!」





私は夢を追いかけ続けた結果、
夢も叶えられたし、
恋もできたし、





走り続けていたら
こんなにいいことがあった。





私はこれからも
夢を立て続け、





ヨシトと一緒に
叶え続けていくつもりだ。





マホ「そういえば、願い事
まだ言ってなかったよね?」





ヨシト「ま、まぁそうだな」





マホ「じゃ、タピオカ奢って!」





ヨシト「1番安いやつだからな!」





マホ「ケチ~!」





2人は手を繋ぎ、
タピオカデートに
参りましたとさ。







*end*

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