初めての落書きをした日からの恋の話

CAST若林真帆

作者：あいみょん

2019.04.26

真帆「もー、なんでこんな難しいの
やらなきゃなんないのよー!!!!」

真奈「はは、真帆だけだって笑笑」

真帆「あんたは
頭いーでしょーが!!!」

真奈「真帆だって笑」

真帆「笑ったなー!!!笑笑」

☆☆☆　☆☆☆　☆☆☆
私と真奈は中学２年生。
大大大親友。幼馴染
☆☆☆　☆☆☆　☆☆☆

真奈「次、移動教室かー」

真帆「どこだっけ」

真奈「英語室だよ」

真帆「最近
忘れやすいんだよね」

真奈「授業中
寝てるからだよ笑」

真帆「ありゃりゃ笑笑」

真奈「ここにしよーっと」

真帆「ん？
なんだこれ」

真奈「？」

真帆「落書きだね」

真奈「なんでこんなこと
しなきゃならんねん！　だって笑」

真帆「関西弁だー！」

真奈「真帆と同じこと
言ってんね笑」

真帆「落書きしちゃお！笑笑」

真奈「なんでそーなんのよ」

真帆「同じなんだもん考えが」

真奈「同感です!!!
って・・・
そのままかい！」

真帆「ははは～」

☆☆☆　次の週　☆☆☆

真帆「移動教室だ!!!」

真奈「覚えてるじゃん」

真帆「落書き楽しみなーの！」

真奈「そいや
そんなのあったね」

真帆「あったー!!!」

真奈「同じ人がいて良かったです。
これから話しませんか？
だって」

真帆「いいですよ、っと」

☆☆☆　次の週　☆☆☆

真奈「はー!?
まだやってんの・・・
ある意味すご」

真帆「質問し合うの楽しかったですよ、
桃花やチョコが好きで、
ゲームは得意です、っと」

☆☆☆　次の週　☆☆☆

真奈「僕は、向日葵や
ブラックサンダーが好きです。
あと大阪生まれです。だと」

☆☆☆　次の週　☆☆☆

真帆「なんでやねん、っと」

☆☆☆　次の週　☆☆☆

真帆「本当に
この落書きは楽しい。
それ以上の物かも笑笑」

─────この人と会いたいな、
会って話したい、早く・・・───────

☆☆☆　次の週　☆☆☆

真奈「あれ???」

真帆「暗号、だ・・・」

真奈「・・・あ!!!
これね、・・・・
（こしょこしょ）」

真帆「そーゆーことね!!!」

真奈「頑張れ!!!」

☆☆☆　放課後　☆☆☆

真帆「おおぞらくん、
居ますか」

花南「あなただれ？」

真帆「えーっと、
知り合いです」

花南「あなたもチョコ渡しに来た人？
（じろっ）
無理だと思うけど。
それに、クラスに来るなら
親衛隊にはいってからよ。
会長はちなみにわたしだか・・・」

おおぞら「あーー!!!
ひょっとして・・・」

真帆「あの、
『放課後あいたいねんけど』」

おおぞら「やっぱり！
分かってくれたねんな！
親衛隊親衛隊うるさくてごめんな。
話しよう」

真帆「いいよ！
友達になろう！」

おおぞら「もうなってると思ってやった」

真帆「ありがた!!!笑笑」

─────それから、どんどん「好き」が
　加速してしまっている────────────

真帆「あ、あの！」

おおぞら「ん？」

真帆「こ、これ・・・」

おおぞら「（ぎゅつ！）ありがとな」

真帆「遅れたけど、
バレンタイン・・・」

おおぞら「本命から貰えればいい。
俺、話してるうちに
好きが増えてったんだ。
どうすればいいのか
わかんなかったねん」

真帆「ありがとう。
じゃあ・・・
付き合って下さい!!!」

おおぞら「もちろんやねん」

真奈「おめでとー!!!!!」

真帆「ありがと。
真奈が暗号読んでくれて
助かったよ」

真奈「そんな・・・」

真帆「あっ!!!」

おおぞら「真帆、
待ってるんねんけど」

真帆「はぁーい！笑笑」

＊ｅｎｄ＊