いつか、あの頃のように

CAST組橋 星奈組橋 星奈

作者:杏

新二コラ学園恋物語新二コラ学園恋物語2019.09.10

私の名前は、組橋星奈。
中学1年生。





私の周りには
おしゃれな子や可愛い子、
イケてる子が
たくさんいるけど、





私は、地味で、
可愛くもなくて、
おしゃれでもない。





それに、私には
居場所がない。
家では父子家庭で、
お父さんとは喧嘩ばかり。





学校では1人。





入学式や初日は
みんな話しかけてくれたけど、
今はみんな、
私に見向きもしない。





そんな日常生活を
送っていた。





キーンコーンカーンコーン





チャイムがなると、
先生が入ってきた。





「今日は転校生を
紹介するぞ。
丸田くん、
入ってきてくれ」





先生がそう言うと、
1人の男の子が
教室に入ってきた。





「今日から
よろしくお願いします。
丸田怜音です」





え。丸田怜音って、、、
まさか、幼馴染の!?





幼稚園の終わり頃に、
遠くに行ってしまった、
憧れの人。





あの時は、すごく
仲が良かった。





お泊まりした時も
あったっけ。





でも今は、違う。





ものすごく遠い人に
なってしまった。





丸田くん、
もうみんなと
仲良くなってる。





私は、あの輪の中には
入れないし、、、





いいな、
私もみんなと
あんな風に
喋ってみたいな。





そんなことを思いながら、
授業を受けていると、
いつの間にか
放課後になっていた。





あたりを見回すと、
丸田くんが1人、
教室に残っていた。





私はおぼえているかな、
とドキドキしながら、
話しかけてみることにした。





「転校してきた、
丸田くん、だよね?
私、組橋星奈。
覚えて、る?」





私がそう言うと、
丸田くんは、





「ごめん。組橋さん。
オレ、覚えてない」





と言った。





私は、





「そっか、ごめんね。
でも、これからはよろしくね!!」





と言って、
走って逃げた。





体育館下の
トイレに着くと、
目から涙が
こぼれ落ちてきた。





心のどこかに、
丸田くんは
私を覚えてるって
期待してた自分がいた。





そして、悔しくて悔しくて、
涙が出てきた。





同時に、私は丸田くんが
好きなんだって言う気持ちも、
溢れ出てきた。





涙をこらえながら
家に着くと、
1つのメールが来た。





送ってきたのは、
なんと、丸田くん。





急いでメールの
内容を見ると、





「5時30分に、
三角公園に来てください。
話があります」





と書かれていた。





私は急いで準備をすると、
家を飛び出した。





三角公園に着くと、
丸田くんが待っていた。





「ど、どうしたの、
丸田くん」





すると丸田くんは、





「呼び出してゴメン、
組橋さん。
学校では覚えてない
フリしてごめん。
ほんとは覚えてたし、
すぐに組橋さんだって
わかってたんだけど、
恥ずかしくて、
覚えてないふりしてたんだ。
でも本当は、
ずっと、組橋さん、
いや、セナちゃんのことが
好きだったんだ。
セナちゃん、
僕と付き合ってくれませんか?」





と言った。





突然のことで、
状況を理解することが
できなかったけれど、
私の目から、水滴が
流れ落ちていくのはわかった。





嬉しくて、嬉しくて
泣いてしまった。





丸田くんが、





「セナちゃん、
大丈夫?」





と言って
ティッシュを
渡してくれた。





私は涙を拭きながら、





「私も、レオンくん!!」





と言って、笑った。







*end*

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