恋と友情のタスキ
作者:Konomi・k
ワーワー
私が駅伝を始めた
きっかけは
3つ上の兄だった。
星奈(カッコイイ)
キツくても諦めない
兄の姿は
誰よりも輝いていた。
→兄のチームは優勝
*。・ 6年後 ・。*
~ ニコラ学園
ニコラ中学校駅伝部 ~
はあはあ
星奈(ラストスパート)ダッ
芽亜里「!」
ダッ
はあはあはあはあダッ→
ゴール
マネージャー「1位 林芽亜里
26分18秒23!
2位 組橋星奈
26分18秒56!」
星奈(負けた)
はあはあ
ちらっ
部員「芽亜里
1位おめでとう」
「林ちょう速かった」
私、組橋星奈と
友達の林芽亜里は
1月に行われる駅伝大会の
エースの座をあらそっています。
義斗「お疲れ様。星奈」
星奈「義斗君ありがとう」
彼、野口義斗君は
中学で仲良くなった。
義斗君は駅伝部の
エースで
今度の大会にも
メンバー入りしている。
義斗「星奈って
あの芽亜里と
互角だなんて
すごいよな」
星奈「そうかな?」
ズキッ
部員「義斗?」
義斗「ごめん!
もう行かないと」
星奈(義斗君と芽亜里って
幼なじみだっけ)
芽亜里は小さい頃から
成績を出している。
星奈(義斗君は
芽亜里がエースと
思っているのかな)
*。・ 部活後 ・。*
星奈(帰ったら
お兄ちゃんの走りを
研究するぞ!)
「??」
「??」
あはははは
星奈(自主練・・・じゃないか)
ちらっ
「!」
ダッ→逃げ去る
芽亜里「義斗、
どうしたの?」
義斗「ん?、
今星奈がいた気がして。
アドバイスもらおうと
思ったんだけど」
芽亜里「!」
「いやだ」
義斗「は?」
芽亜里「私、義斗を
独り占めしたい。
好きだから!」
義斗「えっ・・・」
*。・ 次の日、学校にて ・。*
じっ
[本を真剣に読む星奈]
義斗「星奈ー」
ひらひら
星奈「義斗君、何」
義斗「あんま無理すんなよ。
顔色悪いぞ」
星奈「別に。
無理はしてない」
義斗「そ?
休憩も大切にしろよ」
星奈(顔合わせられない)
あの2人を見た瞬間
逃げてしまったのは
なんでだろう。
あの日を境に
私は調子が悪く
集中出来ていなかった。
でも・・・
監督「集中しろ、
組橋、林!」
芽亜里もだった。
*。・ 星奈の部屋 ・。*
はあ。
コンコン
大晴空「入るぞー」
星奈「お兄ちゃん」
大晴空「星奈、
最近フォーム乱れてるけど、
なんかあった?」
星奈「なんだか
集中出来なくて」
大晴空「星奈、それでいいのか?
駅伝出て俺みたいに
人を感動させる走りを
したいって言ってただろう?
あれは口だけの言葉なのか?」
星奈(そうだ・・・
私、忘れていた)
星奈「お兄ちゃん、
特訓協力してください」
大晴空「もちろん」
それから私は
コンディションを上げていき、
自己ベストを次々と
更新していった。
そして―――――
部長「2区、組橋星奈。
3区、林芽亜里。・・・」
エースの座を獲得した。
*ミーティング後
近くの自販機にて*
義斗「星奈おめでとう。
よく頑張ったね」
ニコッ
星奈キュン
(義斗君・・・)
「好き」
義斗「えっ」
星奈「えっ?」
はっ
かああ
「返事、
今言わないでよね」
義斗「うん。
駅伝優勝したら
返事してあげる」
*。・ 大会当日 ・。*
星奈(タスキ、
学園カラーの
ピンクだ・・・)
芽亜里「星奈
少しいい?」
芽亜里「ついに今日だね。
お互い頑張ろう」
星奈「うん。
連覇しよう!」
芽亜里「あと私、
義斗に告白したから」
星奈(えっー)
「じゃあ私は・・・」
*。・ 2区 ・。*
星奈(集中、集中しろ)
はあはあ
(ダメだ・・・
呼吸が整っていない。
発汗量が・・・)
「!」
ドタッ
「うっ・・・」
すくっ
(転落に巻き込まれた!
ロスは5秒)
「!」
「タスキが・・・」
泥がついて汚れた!
(私、最悪だ・・・。
もうイヤだ)
義斗「星奈ー!
焦らずペース
考えながらいけよ!」
大晴空「みんなを
驚かせてしまえー!」
星奈(義斗君、
お兄ちゃん・・・)
「うん!」
はあはあ
星奈(みんなの想いが
こもったタスキを
汚してごめん!
だけど・・・)
「芽亜里ー!」
私は
芽亜里「星奈ー!」
エースだから
星奈「芽亜里なら
いけるよ」
みんなを信じて
芽亜里「大丈夫。
3分の差をつけるから」
星奈「頑張れ」
笑顔で
送り出すんだ。
はあはあ
くらっとさっ
部員「よく頑張りました」
私は自分のように
私の走りに感動して
駅伝から未来が
広がっていく人が
いてほしいと思っている。
それも私が走る理由の
1つである。
でもまさか
観客「感動した」
「オレも駅伝始めます」
こんなに早く
達成できるなんて。
大晴空「星奈、
なかなかやるじゃん」
そして――――――
義斗「俺は星奈が好きだ。
付き合ってください」
星奈「はい」
ふわっ
義斗「タスキについていた泥、
キレイに落ちたよ」
星奈「本当だ・・・
良かった」
義斗「てのはウソ!」
星奈「えっ!?」
義斗「ほら、裏。
男女共に
優勝したからって」
そこには
『絆』という形をした
泥がありました。
*end*
組橋 星奈
- 2023.02.02推し→彼氏作者:ハニオレ
- 2023.01.28大好きだよ。これからも。作者:みいちゃん
- 2023.01.26ツンデレ男子と恋をした。作者:りあちゃ
- 2022.11.18本当のあたしたちに気づいて?作者:たぴおかみるくてぃー
- 2022.11.14Happy Valentine作者:ゆなっち
- 2022.11.13推しに愛を注ぎたい!作者:なにぷり
- 2022.11.12雪が降るバレンタイン作者:ハニオレ
- 2022.11.04なぜかイケメンに毎日口説かれています。作者:たぴおかみるくてぃー
- 2022.06.05ぶつかる悩み作者:ゆうな
- 2022.04.23この恋は、するべきだったのか作者:あいなん
- 2022.04.21推しと傘と3000万人中の1人作者:ピンクノフセン
- 2022.04.05肝試しからはじまる恋作者:まなみん
- 2022.03.22コイバトル!!作者:ピンクノフセン
- 2022.02.17受験も君も、欲張っちゃダメですか?作者:えりん
- 2022.02.06ブラウンの瞳に恋して作者:にこにこ
- 2021.12.27大切な人へ作者:にこにこ
- 2021.08.23ヲタクの私とさえない君作者:さととん
- 2021.08.11運命の人はすぐそこに。作者:のののん
- 2021.05.09トップ争い作者:とねちゃ
- 2021.01.02星空逃避行作者:lint
- 2020.12.18思い出の香り作者:蘭
- 2020.12.12恋と友情のタスキ作者:Konomi・k
- 2020.10.07過去とさよなら作者:ゆっかーラブ
- 2020.10.03きんちょうしたあの日作者:ユズ
- 2020.10.01肖像画の君と作者:秋浜ユカ
- 2020.09.20副委員長のヒミツ!作者:ぷりん
- 2020.08.16友恋てんびん作者:ゆいゆい
- 2020.06.19アニメの神様の真似するなんて最低!作者:恋する乙女は私です。
- 2020.06.07内緒の恋として、ね?作者:Snow☆まんま
- 2020.06.05同居人である最推しに恋してもいいですか?作者:アプロディテ
- 2020.06.01タイムリミット作者:恋する乙女は私です。
- 2020.05.30天使と悪魔作者:恋する乙女は私です。
- 2020.05.29アニメみたいな世界で私はきみと作者:恋する乙女は私です。
- 2020.03.28同担が嫌いだった。作者:ちょこれーと
- 2020.02.29運命の人は誰?作者:りおりお
- 2020.02.27運命の女神からのトス作者:ゆい
- 2020.02.11私、最推しに恋して、いいですか?作者:ゆい
- 2020.02.09好きと言う感情作者:ちょこれーと
- 2019.12.28いつかは必ず作者:のんちゃん
- 2019.12.21とびきり甘いの、ください!作者:ちわわんこ
- 2019.12.15好き ~絶対叶えて見せる~作者:りんか。
- 2019.11.23下校電車作者:のり
- 2019.11.072度と出来ない恋 ~タピオカの気持ち~作者:なほという名のなほ
- 2019.10.26好きの意味作者:あかね
- 2019.09.13三つ子が目指すは、本気の恋!?作者:のんちゃん
- 2019.09.10いつか、あの頃のように作者:杏
- 2019.09.07お姉ちゃんとその彼氏様作者:のんちゃん