トップ争い

CAST組橋星奈

作者：とねちゃ

2021.05.09

組橋星奈。
中学３年生。

受験生。

都内でも
御三家進学率
ナンバーワンな塾に
通ってる。

もちろん私はその塾で
トップの成績をほこる。

狙うはもちろん
全国で１番賢い高校、
ニコラ学園だ。

誰にも協力しないし
させない。

全て私のため。

今日は御三家模試。

御三家とは
１番賢い高校、
２番目、３番目と
塾が決めた高校のことである。

テストはもちろん
解けた。
私が１番に決まってる。

テストの結果が載る。

１位・・・紀田直哉５００点

２位・・・組橋星奈４９８点

３位・・・宮本和奏４９５点

星奈「・・・??」

わ、わたくしが
２位だと?!

１問も間違えてしまったのか。
ありえない。
あんなに簡単な問題で
１位はどこのどいつだ？

紀田直哉、
誰だそいつ。

直哉「ちーす。
この難しい問題で
１問まちがいとかすげーな。
組橋」

せな「なんじゃこいつ。
あんたの方が
点高いくせに」

今まで１番上のクラス、
１番前、１番真ん中に
座ってた私。
その席を紀田に
譲ることになった。
私はその横だ。

直哉「お、隣か。
よろしくな組橋」

せな「は??
あんたのせいで
私は２位なのよ」

直哉「じゃあ教えよか？」

せな「いいわよ」

しかし直哉は悩んでる時に
沢山話しかけてくれた。

そして猛勉強。

せな「なんで
協力なんてするの？
そんなことしても
貴方のために
ならないでしょ？」

直哉「まぁ、でも
組橋と一緒に勉強したら
俺も賢くなるし、
それに俺、おまえのこと
好きだから」

せな「え？」

私は今気づいた。

直哉のことが好きだと
いうことに・・・

＊ｅｎｄ＊