私のイチゴ王子様
作者:かりんとうまんじゅう
私はイチゴが大好きで
よくイチゴ狩りに
行っていた。
ある日私は、
いつものように
イチゴ狩りに出掛けた。
私がイチゴ狩りをしながら、
イチゴを食べていると、、、
「美味しそうに食べるね」
と、横から
声が聞こえた。
するとそこには、
私と同じくらいの年齢の
男の子が立っていた。
その後一緒に
イチゴ狩りをした。
その人と話している時は
すごく楽しかった。
私とその男の子には
共通点があった。
それは、イチゴの種類の中で
1番「イチゴ姫」という品種が
好きなことだった。
家に帰ってからは、
なぜか頭が
モヤモヤしていた。
・*・―――・*・―――・*・
後日、またイチゴ狩りに
出掛けた。
イチゴ狩りすると
横から、
「相変わらず
美味しそうに
食べるね」
と、声がした。
横を見ると
あの男の子が
立っていた。
その日もたくさん喋って
仲良くなった。
そんな日が1ヶ月、
2ヶ月と続き、
あっという間に
半年がたった。
そんなある日、
ナオヤくんが、
「カホちゃんは、
俺のこと
どう思ってる?」
と聞いてきた。
私は、
「優しくて、
話してて
すごく楽しい!」
と答えた。
私はその後に
聞き返した。
すると、
「イチゴを美味しそうに
食べる子で、
イチゴみたいに可愛い!」
と答えてくれた。
私はその時
こう思った。
(好きなんだ・・・)って。
それからナオヤくんに
恋愛感情を
抱くようになった。
・*・―――・*・―――・*・
それからさらに
半年がたった。
ナオヤくんは
その日もいた。
ナオヤくんは、
「今日で出会ってから
1年が経つね!」
と言ってきた。
私は、
「うん!」
と答えた。
ナオヤくんは、
「カホちゃんは、
好きな人いないの?」
と聞いてきた。
私は、
「いるよ」
と答えた。
すると
ナオヤくんは
「そっか・・・」
と冷たい対応だった。
私はまた
聞き返した。
すると、
「いるよ」
と答えた。
私は少し
ショックだった。
それからしばらく
静かな時間が続いた。
するとナオヤくんは
急に立ち上がって、
「あのさ、俺、
カホちゃんを見た瞬間
好きになった。
カホちゃんは俺のこと
何も思ってないかもしれないけど、
俺は、、、カホちゃんのことが
好きだから、、、
俺のイチゴ姫に
なってくれませんか?」
と告白された。
私は、
「私のイチゴ王子様に
なってください。
お願いします!」
と言って、
ナオヤくんのことを
ギュッと抱きしめた。
空も私の頬も
イチゴ色に染っていた、、、
*おしまい*