友達と決断の時がかぶったら。

CAST河村 果歩河村 果歩

作者:飛鷹つばさ

新二コラ学園恋物語新二コラ学園恋物語2022.07.10

こんにちは!!
私は河村カホ。
っで、この隣にいる子は
佐藤ナツミ。





めっちゃ可愛くて優しくて
もういいところあげだしたら
止まんないくらいいい子。
自慢の親友です。





ナツミとうちの間には
嘘はありません。





そんな可愛すぎるナツミにも
好きな人がいます。
うちの幼馴染の西ユアン。
優しくて男女ともに人気。





いいやつなのはわかるけど
私は恋愛対象として
見てません。





ナツミだったら
単純バカなユアンなんて
一発で落ちるねw





少し引っ込み思案な
ところがあるから
うちがいないと!
って思ってるんだ。





ですが、いままで
特に進展なし。
頑張れナツミ!!



















☆放課後☆





これでも私は
クラス長をやってます。
ちなみに副はユアン。





委員会がある月曜は
ナツミと帰れないから
家が隣のユアンと帰るんです。
が、





カホ「ユアン・・・???」





あれはモデル
やってるっていう
セナ先輩。
この学校じゃ、
ナツミの次にかわいい。
(カホ調べ)





セナ「ユアンくん。
好きなの。付き合って」





えーユアンって、
ここまでモテるんすか。





ってびっくりしたのと、
少しもやもやが残った。





どうしてだろ。
しかし、ユアンは
この告白を断った。





ユアン「好きな人がいます」





えっっ。
心臓が落ちたような感覚。





セナ「どんな子??」





ユアン「同じクラスなんですけど、
めっちゃ可愛くて、
なんかこう
守ってあげなきゃっていうか」





守ってあげなきゃ??
それはナツミのことでは?





うれしい! はずなのに
もやもやはおさまらなくて、
私はその光景を
見ていられなくなって
走って帰った。





カホ「はぁ・・・
家まであと少しだ」





そう思って走り出すと、





ベシャ。





転んでしまった。





ぅぅ・・・
こしがぬけたよぅ。





立てない 涙
どーしよー。





?「カホ!!!」





ん? その声はユアン!





ユアン「お前、
俺おいて帰りやがって、、、
転んでるし。
いつもは佐藤がいるから
送ってやらねーけど
1人じゃ心配なんだよ!!」





え??
うれしい。





赤面症の私は
顔が赤くなるのを
悟った。





カホ「助けて。立てない」





ユアン「しょうがねーな」





手をひっぱってくれると思いきや
これはお姫様抱っこでは
ありませんか!!
恥ずかしい。





カホ「ユアン・・・」





ユアン「けが人は黙れ!」





ありがとう。





こうして私は
家に帰った。





そしたら急に
涙が出てきた。





なんでだろう
わからないよ!





寝ようと目を閉じると
浮かんできたのは
ナツミの顔だった。





それをみたら
また涙が出ていた。





そしてわかったんだ。





私はユアンが好き。



















☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★





私、佐藤ナツミは
ユアン君のことが好き。





今までは全然
見てもらえなかったけど、
カホちゃんのおかげで
少しずつ話もできるように
なりました。





卒業までには告白。。
って思ってるけど、
できるかな??





私は週1で活動してる
料理部に入ってます。





ていっても公式に
認められていないので
部員は3人ww





ユズちゃんとアリサちゃんは
貴重なお友達です。





ユズ「ナツミぁ
そろそろ告白しないの?」





アリサ「バレンタインも
せっかく作ったのに
渡せなかったし」





ナツミ「しようとは思ってるよ。
でもフラれるのが怖くて」





ユズ「あー
わからなくはないけど」





アリサ「でも、振られて
終わりじゃないじゃん」





ユズ「頑張ろうよ!!」





2人とも・・・
うれしい!!





ナツミ「うん!
がんばってみるね!」





2人の言葉に少しだけ
勇気が出たから。





私もこのままじゃ
いられない。





明日、カホちゃんに
言わなきゃ!!



















○。。・☆。。○。。・☆。。・○。。・





翌日。





カホ「ナツミに会うの
ツライなー」





でも親友だもん。
打ち明けよう。





ナツミ「私が告白する
なんて言ったら
びっくりするかな?」





早く会いたいな。





カホ「ナツミ。おはよう!!」





ナツミ「おはよう」





カホ「あのね、
話したいことが」





ナツミ「あれ?
カホちゃんも?
うちもだよ」





カホ「ここじゃ
いいづらいから
移動しようか」





ナツミ「うん」





ナツミ「カホちゃんから
いいよ!」





カホ「うん」





「あのね、実はうちも
ユアンのことが・・・
好きになったの、ごめん」





ナツミ「え???」





カホちゃんが?
こういうときって
親友ならどうする?
私は1人になりたくない。





ナツミ「謝らないでよ。
実はうちの話って・・・
ユアンくん諦めるって
言おうとしたんだ。
告ってフラれたの。
もういいかなって」





カホ「え? だからってなんで」





ナツミ「好きな人がいるって
言われたの。
カホちゃんが」





カホ「うそ? ユアンが?
うちを?」





そう私はわかってたんだ。
カホちゃんのことを
ユアン君が好きだって。





でも気のせいだって
ごまかして。





でもカホちゃんも好きなら
幸せになってもらいたい。





ナツミ「告白してきなよ」





カホ「ナツミ・・・
ごめんありがとう」





今私にできるのは
応援するだけ。





今まで協力してもらった分、
今度はうちが・・・





泣いちゃだめだよ、うち。





カホ「ユアン。話がある」





ユアン「何?」





カホ「ユアンが好きなの。
今まで好きだなんて
思ってみなかったけど
本当に好きなの」





ユアン「あー
先に言われちゃったな。
俺もお前が本当に好き。
俺以外にはお前を
守らせたくねーんだ。
付き合ってほしい」





カホ「うん」





ナツミありがとう。



















☆帰り道☆





一緒に帰ることになった。





カホ「ていうか、
ナツミに告られたんだって?
それでもうちを
選んでくれてありがとう」





ユアン「おれ佐藤になんて
こくられてないよ」





カホ「は??」





ユアン「誰から聞いたんだよ。
そんなこと。
佐藤に言われたのは
カホをよろしくってことだけ」





カホ「え?」





ナツミ!!!!!!





カホ「ごめん!
今日は一緒に帰らない!」





ユアン「なんでだよ!」





カホ「明日ジュース
おごってあげるから!」





ユアン「ご飯一緒に
食べてくれるか?」





カホ「うん!」





私は、はしった。
今までこんな感じで
ナツミにつらい思い
たくさんさせてたかと思うと
泣けてきた。





カホ「ナツミ!!」





ナツミ「カホちゃん?
ユアン君と帰ったんじゃ・・・」





カホ「なんで嘘なんかつくの?
ユアンのこと
まだ好きなんでしょ?」





ナツミ「うっ、
もう好きじゃないよ」





カホ「じゃあなんで
告ったなんてウソ・・・」





ナツミ「だってカホちゃんに
幸せになってほしかったんだもん。
ユアンくんのことも
カホちゃんのためなら
諦められるくらいのことだったんだよ」





カホ「ナツミ・・・
ほんとありがとう。
うち幸せになるね」





ナツミ「じゃないと、
ほんとにうちが諦めた意味
なくなるから。
幸せにならないと殺すww」





カホ「うん!」





ナツミ「じゃあ、
ユアンくんとうち、
どっちが好き??」





カホ「ナツミ!!」





ナツミ「うわ! 即答ですか。
かわいそー」





カホ「じゃあどっちも
大事ってことで」





ナツミ「じゃあこれからも
一緒に帰ってくれる?」





カホ「もちろん!!」



















☆次の日☆





カホ「ユアンおはよー」





朝はいつものように登校。





ユアン「おはよう。
昨日めっちゃ
寂しかったんだからな」





カホ「ごめんね」





ユアン「ほんとに悪いと
思ってんなら、
土曜日デートしろ!」





土曜日は・・・。





カホ「ごめん。
ナツミと遊ぶんだ」





ユアン「じゃあ日曜!」





カホ「それならいいよ!」



















☆そして日曜日☆





カホ「ユアンおまたせー」





ユアン「うわ!」





カホ「なに?
なんかへんかなー。
張り切り過ぎたのかも」





ユアン「だから、
そうじゃなくて
可愛いってこと」





カホ「うれしい!」





ユアン「えー、ここは
赤面するところだろ!
いつも俺が何したって
そうじゃん。
いつも佐藤ばっかでさ。
それなのにこんな日だけ
可愛いかっこして。
もっと俺を大事にしろ!」





カホ「わかってるよ。
これからもずっといっしょ!」





ユアン「おう!」









☆END☆


*ニコ学名作リバイバル*
この作品は過去に投稿された作品を
アレンジしたものです。

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