お互い憧れていた

CAST河村 果歩河村 果歩

作者:くれよん

新二コラ学園恋物語新二コラ学園恋物語2024.03.12

こんにちは!
河村カホ
高校1年生です!





吹奏楽部で
トランペットを
担当しています。





うちの野球部は強豪で
なんと甲子園に
出場することになりました!





憧れの甲子園で
野球応援!





めっちゃ楽しみー!!





あと、、、
私の好きなミサキくんも
甲子園メンバーなので
そこも楽しみです/////笑





自分で言うのもなんだけど
私は中学は、
吹奏楽コンクール全国大会
金賞常連校出身で





高校は1年生から
いきなりコンクールメンバーや
ソロをお願いされることが多かった。





ミサキくんも噂によると
エースメンバーの一員だそうだ。





お互いエースとして、苦労を
分かちあったりすることが多く
悩みを共有している
相棒的な存在だった。





ミサキくんの初甲子園、
しかもエースで出場なんて
絶対緊張するだろう。





絶対いい演奏をすると決めて
必死に練習していた。













・*。・ ある日 ・。*・





ミサキ「ねぇねぇ河村~」





カホ「なにー?」





そうです。
私とミサキくんは
同クラです。





ミサキ「あのさ!
甲子園で吹いて欲しい
曲があるんだけど」





カホ「なに?」





ミサキ「たらら~♪
ってやつ!」





カホ「必殺仕事人か!
かっこいいよね」





ミサキ「河村トランペットだろ?
聞けるの楽しみだなぁ~」





カホ「ちょいちょいなんで
私が吹く前提なのよ笑
先輩もいるのに笑」





ミサキ「だってお前、エースだろ?
あんなかっこいいやつ
エースに吹いて欲しいわ」





カホ「確かにかっこいいは、
かっこいいけどー」





ミサキ「じゃとりあえず
吹部の顧問に話しとくわ!」





カホ「わかったー、頑張ってね!」













・*。・ その日の合奏 ・。*・





先生「とある野球部員の生徒から
応援曲のリクエストがありました。
必殺仕事人です。
トランペットのソロは
河村さんお願いします」





おいおいミサキ、
絶対私が吹くように
お願いしただろ、、、笑





カホ「分かりました」





よし、
お願いされたからには
絶対失敗できない。
成功させてやる!!





その日の練習が終わったあと、
ユナ先輩とカイラ先輩に
呼び出された。





ユナ「ねえカホちゃん?
あんなかっこいいソロまで
先輩から奪う気?」





カイラ「ほんと、上手い人は
苦労しなくても
先生からのオキニで
羨ましいわ~」





このふたりの先輩は
目立ちがり屋で
ソロもやりたがるタイプだ。





カホ「すいません。
でも、任されたからには
絶対成功させます」





ユナ「あんた!
調子乗んなよ!」





カホ「キャッ!?」





私はユナ先輩に
押し倒された。





カイラ「くらえっ!」





カイラ先輩に
殴られそうになった。





カホ「やめてください!!」





私は顔を手で守り、
目をつぶった。





でも、痛みが来ない。





恐る恐る目を開けてみると
ミサキがカイラ先輩の
手を掴んでいた。





ミサキ「おい、お前!
河村に何しやがる!」





カイラ「は?
先輩にお前呼びしたり
タメ口??」





ユナ「ありえないんですけどーー」





ミサキ「河村は、、
河村はエース的存在です。
でも、手を抜かず
トランペットの練習を
頑張っていた。
ソロだけやりたがるような
あなた達と違うんです!!」





カホ「ミサキ、、、」





ユナ「はいはい
努力努力言えば
済むと思ってる奴ね笑」





カイラ「いくら上手くても
ソロは先輩に譲れっつーの笑」





カホ「ミサキ、もういいよ、、」





と言いかけてる途中





ミサキ「ソロやるなら
その性格直してからに
してください」





と、先輩に言い放った。





2人の先輩は顔を赤くし
逃げていった。





カホ「あの・・・
ミサキありがと」





ミサキ「いいよ、これくらい。
それより怪我はないか?」





カホ「うん大丈夫、
ありがとう」





ミサキ「良かったー。
お前のソロが
一瞬聞けなくなると
思ったわー笑」





カホ「大丈夫だよ!
安心して」





ミサキ「はーい笑、
あ、こんな時間だ。
じゃあな!」





カホ「はーい、
バイバイー!」













* ‐‐‐ * ‐‐‐ *





こんなことがあって
甲子園当日。





なんと、必殺仕事人は
ミサキが打席の時に
吹くことが判明した。





試合が順調に進み、
いよいよミサキの番。





私は思い切り息を吸い
ソロを吹き上げた。





ミサキの方を見ると
口パクで「ナイス!」と
言ってくれていた。





その後彼は
ホームランを飛ばした。





私はミサキと
Goodマークをし、
ニコッと笑ってみせた。







*end*

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