再会

CAST河村果歩

作者：びっきー

2022.09.02

はあー。

私は河村果歩です。
今日は気分がのらない。

・・なんでかってゆうと・・
実は３日前、
彼氏にフラれたばっかなんですー泣
うわーん。

そうなんです。
未練タラタラなんですー！

はあ・・・
でも、もういいや・・・
忘れよー泣

「よし！」

・・・すると。

ドンッ！

「きゃあ」

「うわッ」

イテテテ・・・

「ごめん。大丈夫？」

「う、うん。大丈夫」

私はびっくりした。
・・・と同時に・・・
なんですか、この美少年は!?ｗｗｗ

てゆーか
この顔どっかで・・・

「お前・・・
小学校で一緒だった
河村じゃないか？
おれ、河島英人だけど・・・」

「あ。河島君？」

そして、私はもう１つ
思い出したことがある。

・・・そう彼は
私の初恋のひとである。

何年も前のことなのに・・・
私の胸がギュウっとなる。

キーンコーンカーンコーン

あ・・・

「じゃあね」

「あ、うん」

そして私は教室に戻る。

○。。・☆。。○。。・☆。。・○。。・☆。。○。。・☆。。○

「えー転校生をしょうかいする。
入って」

いっきに教室がざわめく。
イケメンなのかな・・・

ふと顔をあげると・・・

「!?」

「河島英人です。
よろしくお願いします」

転校生だったんだ・・・

「えー席はー・・・
河村の隣だ」

「はーい」

・・・うそ。
まさかとなりになるなんて・・・

「今朝はどーも。よろしくな」

「あ、うん。よろしく」

○。。・☆。。○。。・☆。。・○。。・☆。。○。。・☆。。○

休み時間。

「なーなー。
学校案内してくれよ」

「あ、うん。いいよ」

そして学校を案内してまわった。
すると・・・

「この学校って、屋上いけんの？」

「あ、うん」

「定番じゃない？ｗｗ　いこー」

そして、屋上にむかった。

でも私は
屋上の扉を開けて固まった。
なんと元彼がいたのだ。

元彼もこっちに気付いた。
こっちにむかってくる。

ドアの陰に隠れている
河島君には
気付いてないみたい。

「よ、久しぶり」

「・・・久しぶり」

「俺さ、お前のこと
可愛いと思ったから
告ったんだよねー。
でもさー最近
可愛くないなと思ってさ、
フッたんだよー」

なにそれ。
私そんな理由でふられたの？

目から涙があふれてきた。
そんなあたしに元カレは。

「うざいからなくなーｗｗ」

などと笑い、バカにした。

するととなりにいた
河島君が・・・

「さっきから
ゆわせておけば・・・」

といい、元彼をなぐった。

「は!?
いきなりなんなんだ、お前は！
お前が殴ったこと
言いつけてやる！」

「やれるもんならやってみろ。
俺はお前が女の子の気持ちを
もてあそぶやつだって
全員に言いふらしてやる！」

河島君の目は本気だ。
そして私の顔は
涙でぐしゃぐしゃだった。

「クソッ！　覚えてろよ！」

私たち２人は
静かになった屋上に入り、
座った。

「・・・ごめんな。
お前の元彼殴っちゃって。
まだ好きだったんだろ？」

「もう嫌いよ・・・あんな奴」

私は静かに答えた。

すると・・・
河島君が私を抱きしめ、

「俺、河村のことが
ずっと好きだった」

「え!?」

「俺ならお前を
悲しませたりなんかしない。
ずっと守ってやる！
幸せな毎日にしてやれる。
だから・・・付き合ってくれ・・・」

私の目から涙がこぼれた。

「ありがとう、
ありがとう、ありがとう」

私は何度も繰り返した。
そして。

「私も好き・・・」

とゆった。

さわやかな青空のしたで、
２人はくちびるを重ねあった。

「さあ、教室戻って
怒られますかｗｗ　果歩」

「!?///　クスクス
そうだね。英人」

そして虹の下のシルエットが
手をつないで
校舎の中に消えていった・・・。

☆ＥＮＤ☆