私の夢。

CAST白尾留菜

作者：ちょびこ

2024.04.30

私は自分が嫌い。

常に自分を隠してて。
常に何かに怯えてて。

もっと自分を出したい。
もっと堂々と生きたい。

そう、私は生きるのが
怖いのだ。

そんな私にも
好きな人は居るし、
友達もいる。

申し遅れました。
私の名前は白尾ルナ。

私は、いじめられてる。

私は、朝が来るのが怖いの。

現実と向き合うのが怖いの。

？「ルナ、おはよー」

私「クルミ、おはよう！」

彼女は私の心友。
稲垣クルミ。

男女共に人気で美人。

？「クルミー！」

あの声は・・・
私は足が震えた。

彼は私をいじめる人の１人。
北島ミサキ。

ミサキ「クルミ、おはよー。
ってか、まだこんな奴と
つるんでんの？
アハハハ！」

？「北島さぁ、
人の気持ちもわかんないわけ？
ルナが、どんな気持ちしてるのか
わかってんの？」

ミサキ「チッ！」

彼は私の片想いの相手、
八神リョウスケ。

いっつも、ミサキたちから
守ってくれる。

そんな優しいところに
惹かれたのだ。

私「リョウスケありがとう！
迷惑かけてゴメンね」

―　体育　―

バレーの練習だ。

私は相変わらず
１人でボールを投げる。

リョウスケ「ルナ、一緒にやるか？」

私「うん！」

「弱くやってよ」と言った私に、

リョウスケは
優しく投げてくれた。

優しいリョウスケに
ますます惹かれた。

その日、私は決心した。

告白する。

気持ちだけでも伝える。

―　放課後　―

私「リョウスケ、
急に呼び出してゴメンね。
あのね、私・・・前から
リョウスケのことが・・・」

ドン！

リョウスケ「俺も・・・付き合って」

リョウスケのおかげで
わたしは変われました。

私はみんなを変えたい。
そして自分を出したい。

強く生きたい。
夢を叶えたい。

みんなを笑顔にしたい。
毎日を楽しみたい。

そして何より、
みんなに優しくなりたい。

それが私の願いです。

＊ＥＮＤ＊