月の海にいたのはあのときの彼。

CAST榎本 月海榎本 月海

作者:ミルフィーユ

新二コラ学園恋物語新二コラ学園恋物語2021.11.15

「ルミちゃんと同じだね」





「きれいだね、月の海」





「またここで会おうね」













+.. +.. +.. +.. +





?「・・・・・・ミ!
ルミ!」





?「お~い、
生きてる?」





ルミ「え?
あ、ミアンとレイナか」





ミアン「またいとしの
はーくんを
思い出してたわけ?」





レイナ「はーく~ん、
会いた~い!
なんちゃって!」





ルミ「も~!
うるさいな~!」





わたしは榎本月海!
ニコラ学園(ニコ学)に通う
中1だよ!





いまだに初恋を
ひきずっています・・・・・・





わたしの初恋は
1年生のとき。





幼なじみのはーくんが
好きだった。





でもはーくんは
1年生の夏
転校してしまった。





はーくんが
引っ越す最後の日、
一緒に海に行った。





その時、
きれいな満月が
海に映ってたの。





でね、
はーくんが





「きれいだね。
ルミちゃんとおんなじ。
月の海だね」





って言ってくれた。





ルミは月の海と書く。





だからはーくんは
ルミちゃんとおんなじって
言ってくれた。





その後、はーくんは
遠くへ引っ越して
それっきり。





レイナ「ま、いつものことだし」





ミアン「まあね」





2人ともいつも
これで片付けちゃう。





まぁホントなんだけど。





でもこのあとは
2人もびっくりなことが
起こっちゃったんだけど・・・・・・













*。・ 次の日 ・。*





先生「はいみんなおはよう!
今日は転校生がきたから
紹介するよ!」





ルキ「え~、
イケメンかなぁ!?」





さわいでいるのは
クラスの女王・
関谷瑠紀。





?「はじめまして、
八田大翔です」





ルキ「きゃ~、
ハアトくん
イケメ~ン!」





イケメン転校生の登場に
みんながキャーキャー
言ってる。





でもわたしには
はーくんがいるし・・・・・・





先生「隣は・・・・・・
榎本さんでいいかな!」





ええっ!





わたしの横!?





ハアト「よろしく、
榎本さん!」





ハアトくんがみせた笑顔が
幼い頃のはーくんの笑顔と
ダブった。





ハアトくんは頭文字は
『は』だ。





はーくんと
呼ぶこともできる。





まさか・・・・・・ね。













*。・ その日の帰り ・。*





ミアン「びっくりだね、
あんなイケメン
転校してきちゃった!」





レイナ「マジで
カッコいいっ!」





ミアンとレイナと教室で
わちゃわちゃ話してた。
そしたら。





ハアト「榎本さん、
いっしょに帰らない?
色々聞きたいこともあるし」





ハアトくんに
帰りのお誘いを
されちゃった!





ミアン「きゃ~、
カッコいい~!
なんなの
この爽やかさは!」





レイナ「自然に誘えるってとこが
イケメ~ン!」





ミアンとレイナは
キャーキャー
盛り上がってる。





ルミ「え~と・・・・・・」





うん! って言いたいのは
山々なんだけど・・・・・・





ルキがすごい目で
にらんでる・・・・・・





ルミ「ええっと、
今日は習い事があって
急いでいて・・・・・・」





ハアト「そっか残念!
また明日」





ハアトくんは
教室を出ていった。





ルキ「ルミ。
ちょっといい?」





ほら、やっぱ来た!





ルミ「う、うん・・・・・・」





ルキ「今すぐ屋上に来て」





ルキは口だけで笑うと
教室を出ていった。





目が笑ってなかった・・・・・・





ルミ「あ~、
ちょっとごめん、
行ってくるわ」





ミアン「ルキに負けるな!」





レイナ「お気をつけて!」













*。・ 屋上 ・。*





ルキ「あんた
調子のってんの!?」





ユラ「ハアトくんは優しいから
あんたなんかに
かまってんだよ!
気づいてんの!?」





セナ「まずまず
ふたりとも
釣り合ってない!」





ルキ「なんとか
言いなさいよ!」





ドカッ





ルキにお腹を蹴られる。





ルミ「や、やめて・・・・・・」





ルキ「やめない!
ならハアトくんに
近づかないで!」





?「榎本さんは悪くない!」





鋭い声がした。





ルキ「は、ハアトくん・・・・・・」





ハアト「今、榎本さんに
何した?」





ルキ「別に何も・・・」





ハアト「じゃあ榎本さんが
うずくまっている理由教えて」





ルキ「・・・・・・」





ハアトくんに
問い詰められて
ルキはたじたじだ。





ハアト「もし、今俺が言うことが
本当なら正直に答えて。
榎本さんを蹴った?」





ルキ「・・・・・・」





ハアト「答えられないんだ。
榎本さん行こう」





ルミ「う、うん・・・・・・」













*。・ 帰り道 ・。*





ハアト「榎本さん、
大丈夫?」





ハアトくんが心配そうに
問いかけてくれる。





ルミ「うん、平気!」





ハアト「・・・・・・ところで
榎本さんって
好きな人いるの?」





ルミ「・・・・・・いるよ」





ハアト「だれ?」





ルミ「初恋の子。
小1の夏その子が
引っ越しちゃって」





ハアト「ところでその子
なんて名前なの?」





ルミ「くわしくは
覚えてないんだけど、
わたしははーくんって
呼んでたよ」





ハアト「そっか・・・・・・」





ルミ「って、なんてこと
言わせるの!」





ハアト「あはは、
ごめんごめん」





そのあとは別れ道で
ハアトくんと別れた。













*。・ ハアトの家 ・。*





ハアト(やっぱルミちゃん・・・・・・
榎本さんはルミちゃんだ。
榎本さんは月海が名前だし)





そう。





ルミがずっと片思いをしている
はーくんはハアトなのだ。





ハアト(俺、まだルミちゃんが
好きなんだよな・・・・・・
でもルミちゃんが好きなのは
俺じゃなくて
幼なじみのはーくんだから・・・・・・)













*。・ 次の日 ・。*





ルキ「ルミ、
ちょっと来て」





次の日の朝。





ルキ、ユラ、セナの
最恐グループが
近づいてきた。





ルミ「なっ、なに?」





昨日のことがあったのに
まだこりないの?





そう思ったら。





ルキ「ごめん!」





いきなりルキが
頭を下げてきた。





ユラ「ハアトくんと隣の席で
仲良くしてるルミが
うらやましくて・・・・・・」





セナ「けったりしちゃった。
ごめんなさい」





ルキ、ユラ、セナが
素直に謝ってくれる。





そのことがうれしい。





ルミ「もうっ、いいよっ!」





ルキ「ルミ~、ごめん~!」





わたしはルキたちと
打ち解けることができた!





ミアン、レイナも
ルキたちとすっかり仲良しで、
わたしのいつメンは
少し多めの5人!





あとは・・・・・・













*。・ 1年後 ・。*





先生「今まで一緒に過ごしてきた
八田さんは今日転校します」





「そんなあ!」





「ハアトくん~
行かないで~!」





わたし・ルミは今中2。





今日ハアトくんが
転校する。





ほとんどの女子が
悲鳴をあげて、
中には泣き叫んでる子もいる。





ハアトくん・・・・・・
転校しちゃうんだ。





心に穴があいた感じ。





この感覚、どこかで・・・・・・





先生「みんな、
名残り惜しいと思うけど、
帰りなさい。
さようなら。
八田さん、
今までありがとう」





先生が教室を出ていく。





ハアト「榎本さん。
今日、ニコ海岸に
来てくれないかな。
6時半くらいに」





ルミ「うん、わかった」





ニコ海岸は
近所の海岸のこと。





ハアトくん、
どうしてわたしを
呼び出すの・・・・・・?













*。・ ニコ海岸 ・。*





ルミ「ハアトくん・・・・・・?」





ニコ海岸に行くと
ハアトくんは
もう来ていた。





月明かりに照らされた
ハアトくんのシルエットが
砂浜に浮かぶ。





どこかで見た・・・・・・?





ハアト「榎本さん」





ハアトくんに優しく
呼びかけられる。





ハアト「ルミちゃんと同じだね」





ルミ「・・・・・・え」





ハアト「きれいだね、
月の海」





ルミ「なんで・・・・・・」





ハアト「またここで会おうね」





ルミ「それは、はーくんの・・・・・・」





ハアトくんは、
あのときのはーくんと
同じことを言った。





ハアト「榎本さん。
ううん、ルミちゃん。
ルミちゃんは
ショックかもしれない。
だけど・・・・・・
俺がはーくんだよ」





ルミ「う・・・・・・そ・・・・・・」





私の声がふるえる。





ハアト「俺はあの時から
ルミちゃんが好きだった」





ルミ「わた・・・・・・しも・・・・・・」





ハアト「え?」





ルミ「はーくん・・・・・・、
ハアトくんが好きだよ」





やっぱり。





ハアトくんが
はーくんだった。





ハアト「俺が好きなのは、
ルミちゃんだけ。
もうあの時と一緒にさせない。
ルミちゃんのことを離さない」





月明かりに照らされる中、
ハアトくんと抱き合う。





ハアトくんのぬくもりからは
あの時と同じぬくもりがした。











*。・END・。*

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