先輩と私とあの子とこの子

CAST若林 真帆若林 真帆

作者:若まほ

新二コラ学園恋物語新二コラ学園恋物語2020.04.11






私は若林真帆。
高校1年生。







*。・ 3月 ・。*





あーあ。先輩も
もうすぐ卒業か・・・





私は教室の窓の外を
見つめた。





どきっ。





窓から見える廊下を
龍太郎先輩と
先輩の友達が
走っている。





龍太郎先輩は
高校3年。





私が恋している相手。





きっかけは
さかのぼること
10ヶ月前。





帰りの電車で
寝ていた私を
起こしてくれた。





起きた瞬間に
イケメンさと優しさに
心奪われた。





それから
意識するようになって・・・





電車の席が
1つ余ってたときだって。





龍太郎「ここ、座りなよ」





私「いえ!
座っちゃったら
寝ちゃうので!」





龍太郎「じゃあ、
起こすからいいよ」





なんて
言ってくれたの!!





そんな先輩も
もうすぐ卒業。





私「私、気持ち
伝えてみよっかな」





私は同クラの
レオンに言ってみる。





彼は私が
好いていることを
知ってるし、





先輩と私を
つなげてくれた。





同じサッカー部で
仲がいいらしい。





レオン「うん・・・」





レオンの反応は
いまいち・・・





振られるって
言いたいの?!





でも、卒業式が終わったら
言ってみる!!













*。・ 卒業式終わり ・。*





龍太郎先輩は
校門の前で
友達と写真を撮っていた。





私「あのっ!
龍太郎先輩!!」





皆が私を見た。





かなみ「誰これ?
龍、呼ばれてるよー?」





龍太郎先輩の友達が
嫌味らしく言った。





かなみ先輩は
見せつけるように
龍太郎先輩と腕を組んだ。





え・・・・・・?





レオン「見んな」





!!!





いきなり目の前に
レオンが立った。





そのまま、
腕を引っ張れて
立ち去る。





ついたのは
人気のない
体育館の裏。





私「ちょ? レオン!?」





レオン「真帆。
俺じゃだめか?」





私「・・・」





レオン「俺、ずっと真帆が
龍太郎先輩の話するのが
嫌だった」





私「えっ?」





レオン「真帆が好きだ」





私「ごめん!!! 。。」





レオンは、
分かっていたと
いうような顔をした。





私「レオンの気持ちは
嬉しいけど、
私、やっぱり
気持ち伝えてくる」





私は急いで
先輩の元へ行った。





私「先輩!!」





先輩はまだ
そこにいた。





龍太郎「真帆!」





私「私、龍太郎先輩のことが
好きです!
かなみ先輩と
付き合ってるんですか?」





龍太郎「さっき、
告白されたけど
断った」





私は先輩の顔を見る。





龍太郎「俺も
真帆のことが好き」





次の瞬間、私は
先輩の腕の中にいた。







*end*

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