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彼とわたしの恋の電池が100%にもどれるように

CAST稲垣 来泉稲垣 来泉

作者:えあ

新二コラ学園恋物語新二コラ学園恋物語2025.07.23

わたしは、くるみ。
中学生です!





わたしには、
いるまという彼氏がいる。





告白されて思わず
OKしてしまったけれど、





わたしは彼が好きだ。





少しずつ分かってきたんだ。





でも最近、あんまり
話せてなくて・・・





まあ、そのうち話せるかな、





そう思っていた。





でも、わたしはまだ知らなかった。





わたしと彼の
100%だった恋の電池は、





0%に近づいていることを・・・











・*。・ 去年 ・。*・





彼『くるみ、好きです!
つきあってください!』





くるみ『えっ・・・あっ・・・うん』





彼『えっ・・・ほんとに?』





くるみ『う、うん────』





───────はあー・・・





なんであんな
あやふやな返事しちゃったんだろう、、





ほんとはわたしだって
いるまのこと好きだったのに・・・





(そういえばわたし、
好きって気もち
いるまに伝えたことなかったな・・・)





《 恋の電池20% 》





友達のひなの「くるちゃんー!
ねえねえ、いるまとはどうなの?
最近しゃべってなくない?





くるみ「うーん・・・
だってクラス違うし。
それになんか、最近───
わたしを避けてる気がして・・・」





ひなの「えー! まじ?
浮気したとか笑笑」





くるみ「えっ」





このときわたしは、
ひなのの言葉をそのまま
受け取ってしまった。





もう、わたしのことなんて
どうでもいいのかも・・・





《 恋の電池10% 》











・*。・ 次の日 ・。*・





(もう、いいや。
いるまなんて知らない!
きらいきらい!)





『いるまなんか、
だいっきらい!!!』





思わず叫んでしまった。





それも気づいたら
久しぶりに廊下で
ばったり会っていた、





彼の目の前で。





彼は目を丸くして、
走っていった。





そのときわたしは
なんとなくわかった。





彼はまだ
わたしを好きだったと・・・





《 恋の電池3% 》





電池は、赤くそまった。













・*。・ 次の日 ・。*・





ようやくわたしは気づいた。





わたしは、まちがっている!





彼はまだわたしのことを
見捨ててなんていないのに、
勝手に決めつけていた。





もう一度・・・もう一度、
話し合いたい!!





しかし、どんどん電池は
減っていく。





《 2% 》





どうしたら、どうしたら
また戻れるの?





告白してもらって、
お互いうれしかった、
あのとき、100%のときに・・・!





どうしたら、どうしたら・・・!





《 1% 》





ひなの「く、くるみ?!
顔真っ青だよ!
だいじょうぶ?
ごめんね、わたしが冗談で
あんなこと言ったから・・・」





くるみ「ううん、違うの!
ひなのは悪くないの・・・!!」





泣きながら一生懸命に言った。





どうしたら・・・





《 0% 》





ブチっ!





わたしたちの電池は消えた。





一瞬だった。





わたしの心は真っ暗になった。





でも、そのとき!





ひなの「くるちゃんが
気もち伝えないとダメなんじゃない?」





くるみ「えっ・・・
でも、わたし
そんなことできない・・・ 」





ひなの「それしか方法はないよ!
くるみはやればできるの、
わたし知ってる!
好きって気もちだけじゃだめだよ!
勇気をだして!」





くるみ「・・・ありがとう
やってみる!」





くるみは走って向かった。





彼のところへ・・・





くるみ「あ、あの!」





彼「もう、嫌いなんだろ?
俺のこと」





くるみ「ち、ちがう!
ごめんね、わたし、
最近避けられてる気がして・・・
わたし、嫌われたと思って・・・!」





─────涙は止まらなかった。





くるみ「だけどわたし、
あなたが好き!
ずっと、好きだったの!
言えなくて、本当にごめんなさい!」





ピカッ





《 20% 》





彼「そんなこと思ってたなんて・・・
俺もごめん!
避けてたんじゃなくて、
くるみ、好きでもないおれに
振り回されてるんじゃないかって気にして・・・
くるみが俺を嫌いなら、
あきらめようって思った。
だから距離を置いてたんだ。
本当にごめん」





ピカッ





《 80% 》





「おれも、くるみがずっと好きだ!
やっぱりあきらめられなかった!
これからも・・・」





くるみ「これからも・・・」





2人「ずっと、いっしょにいたい!!」





ピカッピカッ!





そのとき、わたしの心は
ひかりで照らされた。





やっと、言えたんだって。





陰で見るひなの「やっぱできるじゃん、くるみ」





────そう言って、
にこっとほほえんだのだった────





2人の恋の電池





《 200% 》







*end*

※掲載されている物語はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。

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