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─ 君がいるから ─

CAST泉 有乃泉 有乃

作者:ゆっかー

新二コラ学園恋物語新二コラ学園恋物語2026.07.11

――君がいるからがんばれたの。
――君がいるから笑顔になって、
――君がいるからかわいくなれたの。





でも・・・





――君がいるから胸が苦しくなったり、
――君がいるから泣きたくなったの。
――君がいるから何度も下を向いた・・・





・・・すべては、あの日から
始まっていたんだ。





私は、泉ゆの。
この世でいう、地味子。
黒ぶちメガネで冴えない、
高校1年です。





私は勉強が出来ることだけが
取り得で、ずっとやってきた。





もちろん、テストは学年トップ。





おしゃれ?
興味は、なくはないけど・・・















・*。・ 教室 ・。*・





朝早く来て、まだ誰も来ていない
静かな教室を満喫するのが、私の趣味。





ちょっと変?
けっこう楽しいけどね。





風が心地よくて、
思わずいつものメガネと
きっちり結んだ髪の毛を外した。





?「・・・・・」















・*。・ ひなのside ・。*・





やっほー。
十文字ひなのでーすっ!!!
高校1年生!





ていうかね、今日は早く
学校に行きたい気分で・・・





そしたら、ウチのクラスに
一番乗りに来ている、美少女がっ!!





一瞬、ほんとーに
びっくりしたけど、





よーく見てみたら、
いつも静かで頭がめっちゃいい、
泉さんだった!!





おもわず、そのきれいな瞳と
サラサラな髪の毛に
言葉を失った・・・















・*。・ ゆのside ・。*・





ふと、振り返った、





そこには同じクラスの
十文字さんがいて。





ひなの「おお、お、おはようっ!
ございます・・・」





ゆの「あ、、、いや、これは、
あのメガネを落としちゃいまして、
あと髪の毛は・・・
か、風の影響でして・・・」





ひなの「っぷ。は、はははっ!!(笑)」





ゆの「え?」





ひなの「いやいや、だいじょうぶ!
そんな言い訳しなくても!
ウチさ、びっくりしたよ!
一瞬、誰だーって思ったもん!!
てか、ちょーかわいいじゃん!!
毎日、髪の毛おろしてきなよっ」





ゆの「・・・・・」





ひなの「あー、ごめん、
ひいちゃった?
そもそも名前も知らないよねー、
ウチの名前はー」





ゆの「ひ、ひな、
ひなの、、ちゃん」





ひなの「そう! ひなのちゃん!(笑)
ありがとう! 知っててくれて!」





ゆの「いや、あの・・・
同じクラスだからというか・・・」





ひなの「ねえっ! ウチ、
泉さんの親友になりたいっ!! 話そう!」





ゆの「え、、、」





ひなの「あ、やだった?」





ゆの「ううん。
親友なんて初めてで・・・
そのうれしくて」





ひなの「んーー、もうっ!
かわいいな!! ゆのはー」





ゆの「ゆ、の・・・」





ひなの「ウチらは、親友なの!
だから、呼び捨てなのっ」





ゆの「う、うん。あのさ、ひなの・・・」





ひなの「ん? なーに?」





ゆの「髪の毛しばりたいから、
トイレ行ってイイ?」





ひなの「オーケ! いこー」





そして、ひなのに勢いよく
腕を引っ張られて、
トイレに向かって廊下を走った。





廊下には、朝練後の男子がいて
何人かとすれ違った。





そのなかには、





「だれ?
サラサラ黒髪美少女は!?」





「あんなやつ、いたっけ?
転校生? 狙っちゃおうかなー」





「いや、俺がもらうしー」





なんかって、聞こえた・・・
空耳かな。





でも、ひとりだけ
目があった男子がいた。















・*。・ ひなのside ・。*・





とにかく、ゆのと
仲よくなれてよかった





よし、わたくし、
いい考えが思いついたぞー!





ひなの「ね。ウチが結んであげる!!」





ほーい、できーたっ。





ゆの「ぇ~~!」





ウチが結んだのは、
ポニーテール。





おさげよりかわいいでしょ!?
明るく見えるし!!





ゆの「ひなのー!
いつものにしてよー」





ひなの「だいじょうぶ!
これならかわいくて、みんな失神だよ、
ゆのってさ、めっちゃ美人なのに
隠してるじゃん。
ほんともったいなさすぎるー」





ゆの「もう・・・」















・*。・ ゆのside ・。*・





あれから、ひなのと廊下を歩いて
教室に向かってる。





みんなからの目が怖くて・・・





でも、また目があった。
あの人と・・・・





?「い、泉!」





ゆの「? は、はい・・・」





?「なんか、イメージ変わったな、
かわいくなったじゃん照///」





ゆの「ありがとう、ございます・・・」





ゆの「てか、イブキくん、
あんまり私にしゃべりかけないほうが」





そう、さっきから女子の目線が。
とにかくヤバい(笑)





イブキ「あはは、だいじょうぶだよ。
俺、もっと泉としゃべりたい!!」





ひなの「ウチの親友なの!」





イブキ「そうなん?
ひなのをよろしく」





ゆの「ぇ? ひなのの彼氏?!」





イブキ「ちがう、ちがう、いとこなんだ」





ひなの「そうそう、イブキに
恋愛感情持つわけないないっ!」





イブキ「こっちもだよ(笑)」





キーンコーンカーンコーン。





イブキ「じゃ、またね」





ひなの「じゃねー!」





ゆの「さよーなら・・・」





ひなの「ゆの、そこはふつーに、
バイバーイとか、またねー。とかで
いいんだよ!(笑)」





ゆの「ね・・・(笑)」





いつも長く感じていた朝休みも、
すごく短く感じて・・・





楽しくなかった毎日が一瞬で、
きらっきらな毎日に変わった。















・*。・ イブキside ・。*・





廊下ですれ違った、
黒髪美少女。





あれは、たしか・・・
泉ゆの。





一瞬目があって、よーく考えたら
あの子だった。





前に、委員会で一緒になって
あんまりしゃべったことなかったけど、
なぜかすごく気になっていた。





そんな君に、
いつのまにか・・・





─ ヒトメボレ ─
していました。















・*。・ ゆのside ・。*・





ひなのとLINE交換した。
人生初LINE。





友達がいなかったから、
LINEは使っていなかった。





今日、むりやりひなのに
LINEをダウンロードさせられて。
これから、LINEやる!(笑)





ゆの《ひなの~! 今日は
親友になってくれてありがとう!!
おかげで、学校がキラキラしてるよ!》





ひなの《お、おう照///
なんか照れる》





ゆの《なんでー? おかしい(笑)》





ひなの《てか、文おかしくね?
学校がキラキラしてるって。
ゆのって頭いいのに、天然なのー?》





ゆの《もうっ、違うってー》





ひなのとのLINEは
本当に楽しくて・・・





それと同時に、あのことを
相談してみようかなって、
思っていた。





ゆの《あのさ、今日、
イブキくんていう人いたじゃん?
なんか、頭から離れなくて・・・
胸が苦しいっていうか・・・
初めての感情なんだよね》





ひなの《そ、それは・・・恋だね!
ゆの、イブキに告っちゃえよ!
イブキも、気あるみたいだし》





ひなの《ウチが、イブキを
遊びに誘ってみる!
ふたりで行って来いよー!
だいじょうぶ! 洋服とかも、
イブキが好きそーなやつ、
選んであげるから。
じゃ、おやすみー! 落ち》





ゆの《・・・》





どうしよう。





これは・・・大変。泣















・*。・ 翌日 ・。*・





ゆの「ひなの、どういうこと?」





ひなの「なーに、
あいさつもしないでー、
だから、協力してあげるのっ。
・・・だいじょうぶ!
ウチもついてくから!
ま、ふたりの時間をたくさん作ること
前提でだけど」





イブキ「おはよう!
あ、泉も。おはよう!」





ひなの「ね、3人で今週の日曜、
遊びいこ」





イブキ「え、いいけど」





ゆの「っちょ、」





イブキ「俺と遊び行くの、やだ?」





ゆの「///照
いや・・・ちがくて、、」





ひなの「っぷ。じゃ、決まり!
またね! イブキッ」





ひなの「よし、今日は
日曜の洋服選びだよー!」





ゆの「はぁー・・・
もう、こうなったら、
なるようになれー!」





ひなの「よしっ!」





ゆの「よしっ! って・・・泣」















・*。・ ひなの家 ・。*・





それから安かわショップで、
少し服買ったり、
アクセサリー買って、
ひなのの家なう。





ひなの「これでいいと思う!
イブキは、清楚な感じが
好きだからー」





ひなの「完璧!
これでイブキもメロメロなのだー」





こうして組んでくれたコーデは、
めっちゃかわいくて・・・





ひなのって、めっちゃ
センスいいなって思った。





ゆの「今日は、ありがとう。
日曜、がんばるね。
あと・・・私、ひとりで行く!!
ちゃんと気もち伝えたいから、
ふたりで行ってくる!
悪いけど、ひなのは、
見守っててくれないかな・・・」





ひなの「うん!!
ガンバレ! ゆの。
ゆのなら、だいじょうぶ」





ゆの「ありがとう、
勇気出してがんばるよ」













・*。・ 日曜日 ・。*・





今日は、いよいよイブキくんとの日。





待ち合わせの駅まで行くと・・・
壁によっかかってスマホいじってる、
いかにもイケメンな、イブキくんがいた。





私服だと、なおさらかっこいい。





ゆの「ごめんなさい、待ったかな・・・」





イブキ「いや・・・」





それから、特にしゃべることなく
沈黙ばっかで、とにかくつらくて・・・
告白どころじゃなくて・・・





大好きなのに、素直になれなくて。
時間だけが過ぎてしまった。





思わず、トイレに
逃げるように走っていた。





イブキ「泉?!」





トイレの中に入って、泣いた。





君がいるから
かわいくがんばったのに・・・
これじゃ、意味ないよ。





苦しい。





恋って、こんなに苦しくて
ツラいんだね。





だけど、すべては、
“君かいるから”だった。





この気もちを、この感謝の気もちを
伝えるには、





告白という方法しか
思いつかなかった。





ゆの「イブキくんっ!!!
あのね、私、地味でとにかく地味で、
自信ないし、かわいくないし、
なんもイイところないし。
だけどね、イブキくんに会った日から、
かわいくなれた気がして、自信もてて、
ひなのがいたからかもだけど、
イブキくんの存在も大っきくて・・・
そんなイブキくんのこと思ってると、
ツラくて・・・トイレで泣いてたの」





イブキ「///照 うれしすぎる・・・
やばいな、俺、思った以上に、
泉のこと大好きだったわ。
なぁ、、、ゆの。俺と・・・
――――つきあってほしい」





私たちは、抱き合った。





イブキ「ゆの、大好きだよ」





ゆの「私も・・・
イブキのこと、大好き///」













・*。・ LINE ・。*・





ゆの《ねぇ・・・ひなの。
私、イブキとつきあう・・・、泣
うれしすぎて、おかしくなりそう。。》





ひなの《マジ?! おめでとう!!!
今年一番の大ニュースだわ(笑)
とにかく、おめでとう》





もちろんイブキとも、
LINE交換して・・・













・*。・ 後日 ・。*・





イブキ「ゆーのっ! 帰ろーぜ」





ゆの「うん! ひなの、ばいばい!」





ひなの「ばいばい! ほら、いくよ!!」





ひなのも彼氏が出来て
私たちは、彼氏と一緒に帰っている。





最初は、地味子だった私が、





今では、世に言う・・・
イケ女子かな?(笑)





それも、すべて“君がいるから”。





私は、今、幸せです。







*end*

この作品は過去に投稿された作品をアレンジしたものです。また、掲載されている物語はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。

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