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憂鬱からのハッピーエンド

CAST葉山 若奈葉山 若奈

作者:まるぱん

新二コラ学園恋物語新二コラ学園恋物語2026.05.17

ヒナノ「クラスマッチの種目決めまーす、
ドッヂボールしたい人ー」





たくさんの女子が手を上げた。





私、ワカナも手を挙げた。





えっ、多すぎじゃん。





ヒナノ「やりたい人が多いようなので
じゃんけんで決めまーす」





クラスマッチの種目は
ドッヂボール、テニス、
バスケットボール。





じゃんけん最弱の私は
案の定、敗北。





ヒナノ「ワカナは、テニスか
バスケットボール、どっちがいい?」





バスケットボールは
シュート入らないし・・・





未経験だけど、一か八か
テニスにしよう!!





ワカナ「じゃあ、
テニスにしようかな・・・」





ヒナノ「オッケー。
男女ダブルスもあるから
男子とも話し合ってね」





ワカナ「はーい」





ソノマ「女子ダブルス、
一緒に組まない・・・?」





ワカナ「いいよ!!
一緒に組も!!」





ソノマ「ドッヂボール出たかったけど
じゃんけん負けちゃってさー、
・・・ドッヂボールは、存在自体が
報われるのに」





ワカナ「ソノマちゃんも!?
私もドッヂボール出たかったけど
じゃんけんで負けちゃってさー」





ソノマ「ワカナちゃんも!?
お互いテニスがんばろー!?
私は未経験者だから
任せたよ、ワカナちゃん!!」





ワカナ「ごめん。私も未経験・・・」





ソノマ「そうなの!?
まあ、未経験者同士がんばろう!!」





ワカナ「そうだね、がんばろう!!」





ソノマ「男女ダブルスどっちが出る?」





ワカナ「私、水泳やってて
体力はまだあるほうだと思うけど
出ようか?」





ソノマ「いいの!?
私、運動苦手だからありがたい!!」





ワカナ「いやいや、
私も得意って訳じゃないから!!
それじゃあ、
男子と打ち合わせしてくるね」





ソノマ「いってらっしゃーい」











*...・・・*...・・・*





ワカナ「男子たち、
男女ダブルスに出る男子
決まった?」





ナツ「ああ、僕出る」





男女ダブルスを組む相手は、
クールと名高いナツくんだった。





上手く話せるかなあ・・・





ワカナ「私、テニス未経験でさ、
足引っ張らないようにがんばるね」





ナツ「だいじょうぶ、
僕、テニス分かるから教えるよ」





ワカナ「ありがとう!!」





それから、昼休みや
放課後の時間を使って
私とナツくんの
テニスの特訓が始まった。





ニコラ学園には硬式テニス、
軟式テニス両方のための
テニスコートがあって
そこで練習した。





クラスマッチでするのは
硬式テニスで、
「硬式」って何か硬そうで怖いけど
ナツコーチのご指導のもと
着々と練習が進んでいった。





ワカナ「うそ!?」





ナツ「・・・!?」





クラスマッチの
トーナメント表が配られた。





ワカナ「初戦から2年生と当たる!?」





ナツ「だいじょうぶ、落ち着いて。
僕たちは毎日練習をしてるんだから」





ワカナ「うん、そうだね・・・!!」





ナツくんの一言で
心が落ち着いた。





ナツくんの言葉には
魔法の力があるのかな。





ぱこーん!!





あ、サーブが
エンドラインこえてしまった・・・





ナツ「もうちょっと弱めで、
少し斜めから打ってみたらどうかな」





ワカナ「ありがとう、やってみるね!!」





ぱこーん。





あっ、入った!!





ワカナ「ナツくんは、頼りになるね」





ナツ「・・・どうも」













*...・・・*...・・・*





そしてやって来た
クラスマッチ当日。





まずは男子ダブルス。





イブキくんとリュウトくん
上手すぎ!?





そして、女子ダブルス。





どうしよう、
ミスしちゃった・・・





つい涙目でナツくんのほうを
見てしまう。





ナツ「ワカナ、がんばれー!!」





ナツくんって、こんな感じで
応援するんだ・・・!!





ドキッ。





胸が高鳴ったのは
きっと試合の緊張のせいだ。





結果は勝利。





ワカナ、ソノマ「やったー!!!!」





最後に、男女ダブルス。





ナツ「だいじょうぶ、
僕らならできる!!」





レアなナツくんの笑顔に
心を支えてもらった。





そんな順風満帆なナツくんと私が
負けることがなく、
優勝することができた。





ナツ「ワカナ、
ちょっとこっち来て」





クラスマッチが終わって
会場の熱気がだんだん遠のいていく頃、





私はナツくんに連れられて
さっき熱いプレーをした
テニスコートにやってきていた。





ナツ「ワカナ、今日はお疲れさま。
僕、クラスマッチが終わったら
ワカナと接点がなくなると思うと寂しくて」





ワカナ「私たち、同じクラスだから
クラスマッチが終わっても接点あるよ?」





ナツ「でも・・・今言いたくて」





・・・何を?





ナツ「テニス、
ワカナは未経験だったのに
健気にがんばっていて、すごいと思ってた」





ワカナ「それは、ソノマちゃんもだよ?」





ナツ「そんなワカナのことが好きだ!!
ミスしたら涙目になる、
・・・そんなワカナもかわいくて・・・!!
僕はワカナとずっと一緒にいたい!!
ワカナ、僕とずっと一緒にいてくれないか?」





ワカナ「私ね、ナツくんに応援してもらったとき、
すごくうれしくて・・・
ナツくんのこと気になってた。
私も、ナツくんと一緒にいたいな」





こんなことはじゃんけんに勝って
ドッヂボールをしていたら起こらなかった。





あの時、じゃんけんに負けたのは
憂鬱だったけど、





今は、あの時負けて
よかったと思っている。







*end*

※掲載されている物語はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。

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