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卒業式と私の想い

CAST葉山 若奈葉山 若奈

作者:あかり

新二コラ学園恋物語新二コラ学園恋物語2026.03.12

私、ワカナ。中学3年生。





小学校6年生から好きな人がいて、
片想い歴はこれで3年目。





輝之介「おはよー」





彼の声がクラスに響き渡る。





彼の名前は輝之介。
私の好きな人なんだ。





輝之介と話したい。





もっと知りたい。





好きな食べ物とか、
好きな色とか、





好きなタイプとか。





でも輝之介の前だと
言葉が出てこなくて、
話せなくて、逃げちゃうんだ。





私って意気地ないなあ。













.*





―――3月12日





朝起きて、時刻を確かめようと
電波時計を見る。





ふと、日にちが目に入る。





ワカナ「あ、卒業式まであと2日だ」





ワカナ「3年間早かったなあ」





思い出に浸っている時。
私はそこで気づいた。





卒業したら、
1人1人違う高校に行く。





だから輝之介に
会えなくなる。





そうすれば、この想いも
伝えられなくなるだろう。





だから私は、卒業式に
輝之介に想いを伝えると決めた。













*.





―――3月13日





卒業式まであと1日。





輝之介は人気者だから、
卒業式はきっとみんなと
一緒にいるはずだ。





だから、





ワカナ「先に約束しないとなあ・・・」





タイムリミットは今日中だ。





今日は部活は無い。





私は必死に輝之介を探した。







ワカナ(どこにいるの?)





ワカナ(届いて・・・!)







ワカナ(いた!)





ワカナ「てる、の、すけ!」





肩で息をしながら叫ぶ。





君が振り返る。





ワカナ「明日、卒業式が終わったら、
3年3組の教室に来てくれる?」





君がうなずく。





輝之介「いいよ」













.*





―――3月14日 卒業式





卒業式は無事に終わり、
残る行事は輝之介への
―告白―だけとなった。





私は約束の場所へ向かおうと、
足を早めた。





階段を3階ぶん上り、
教室を2つぶん通り過ぎる。





そして3年3組の教室にたどり着く。





ドアは閉まっていた。





緊張で心臓が爆発しそうだ。





ワカナ(大丈夫。大丈夫だから)





震える手でドアを横に引き、
逆光で暗くなった君の姿を見つける。





教室に入っても会話は無い。





私が先に口を開いた。







ワカナ「卒業おめでとう」





続けて、





ワカナ「私ね、輝之介のおもしろいところとか、
ちょっと意地悪なところとか、
笑顔がずるいところとか、
全部
全部
全部
全部
好きだったんだ。
だから、これからもそんな輝之介を
好きでいてもいいですか?」





顔が熱い。





君の顔が驚く。
そして真っ赤になり、うつむく。







輝之介「・・・それ、俺から言いたかった」





ワカナ「え・・・」





輝之介「俺もワカナのこと好きだから」





私は笑顔になって、





ワカナ「そうだ、この後空いてる?」





輝之介「え・・・おう」





私は君の手を取り、かけ出す。







春の風に吹かれた桜が、
空にたくさん舞っていた。







*END*

この作品は過去に投稿された作品をアレンジしたものです。また、掲載されている物語はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。

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