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四つ葉のクローバーの奇跡

CAST葉山 若奈葉山 若奈

作者:ちゃんみお

新二コラ学園恋物語新二コラ学園恋物語2025.09.21

私、ワカナ。





絵を描くことが
何よりも大好き!!





図工、美術以外は
何にもできない
ダメダメ中学3年生。





そんな私には、
中学に入ってから
憧れつづけている男の子が
いるんです!!





その人の名前は
リョウスケ君。





そんなある日、
こんなことが起こりました。

















・*。・ 学校 ・。*・





靴箱で私は
リョウスケ君を待っていた。





ワカナ「まだかな・・・
リョウスケ君・・・」





今日こそ、おはようって
言うんだ・・・!!





リョウスケ君「あはは、だよね」





来た!!
と思ってとっさに





ワカナ「お、おはよう!!!」





?「あ、ワカナちゃん!!
おはよう!」





リョウスケ「あ、ワカナじゃん。はよ」





あ、あああれ?





リョウスケ君ときたのは・・・
同じクラスの
ルナちゃんだった。





ワカナ「ルナちゃん、
リョウスケ君ともしかして・・・」





ルナ「まあ、友達以上、恋人未満的な?
ウィル彼的な? あはっ!!」





リョウスケ「おい、ルナっ」





ルナ「あれれ?
もしかしてワカナちゃんに
迷惑だったかな??」





ワカナ「もういいです」





私は泣きそうになったから
その場から逃げ出した。





そして、1日中そのことで
頭がいっぱいだった。

















・。・。・。・。・。・。・。・。





その次の日。





リコ「ワカナ、おはよーーーん」





ワカナ「あ、リコ。おはよう」





リコ「なあに、なあに?
今日は元気がないね?」





ワカナ「あれ? そうかな・・・」





リコ「ったく。
何年つきあってきたと思ってんの?
ワカナの気もちなんて
足音聞いただけでわかるよっ」





ワカナ「それはないでしょ笑」





それから私は、昨日のことを
リコに話した。





リコ「ってことは、
ワカナがリョウスケ君のこと
好きってこと知ってて
そんなことしたんだよね?」





ワカナ「うん。たぶん」





リコ「何それ。信じらんない」





ワカナ「しょうがないよ。
私がメソメソしてたから
取られちゃったんだ」





リコ「そんなことない!
ワカナは、がんばってるよ。
明日の校外学習で
ルナから奪ってやんな!!」





ワカナ「ええ? 無理無理!!
ルナちゃんかわいいし、
いつもリョウスケにべったりだし・・・
私の入れる隙間なんてないよ・・・」





リコ「ワカナならできるよ。
自信持ちな」





ワカナ「・・・うん。ありがとう!」

















・*。・ 翌日 ・。*・





先生「では今から各自、
植物の観察を行ってください」





生徒「はーい」





(軽く)





ルナ「リョウスケー!
一緒に動こ!!」





リョウスケ「いいよ」





ワカナ「予想通りだ・・・
なるべく近くにいとこう」





ワカナが観察する植物を
さがしていた時だった。





ワカナ「あっ」





目の前に、四つ葉のクローバーが
生えていた。





そっと手にとって
何回も葉の枚数を数えても
しっかり四つ葉だった。





ワカナ「3・・・4・・・
本当に四つ葉だ・・・!!
すごい!
なんかいいこと
起こるかもしれないなあー!」





?「何ぶつぶつ言ってんの?」





ワカナ「きゃあ!!
・・・リョ、リョウスケ・・・君」





後ろから突然、声をかけられた。





ワカナ「あ、ルナちゃんは?」





リョウスケ「今、トイレ行ってるから
こっそり抜けてきたんだ」





ワカナ「そうなんだ・・・」





ドクンドクン。





やばい、心臓の音が
リョウスケ君に聞こえそう・・・





ワカナ「あ、そうそう、
さっき四つ葉のクローバー見つけたの!
ほらっ!!」





リョウスケ「ホントだ! すげー!」





ワカナ「でね、いいこと起こるかもって
思ってたんだ。
本当に起きちゃったよ」





リョウスケ「え?」





ワカナ「・・・あっ」





馬鹿! 私のバカ!!





告白したようなもんじゃん!





でも、ここで言った方が
いいかもしれない。





ワカナ「リョウスケ君と話せたから、
・・・私、すごくうれしいよ。
これも四つ葉のクローバーの
おかげかもしれないね!!」





そして、しばらくしてから。





リョウスケ「そうだな。
・・・ワカナのこと、
ずっと好きだったよ」





ワカナ「・・・え、本当に・・・?
ルナちゃんは・・・」





リョウスケ「ルナとはつきあってない。
だから気にしないで・・・
それで、返事は?」





ワカナ「・・・はい、こちらこそ
よろしくお願いします!!」







*END*

この作品は過去に投稿された作品をアレンジしたものです。また、掲載されている物語はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。

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