いとこ? お兄ちゃん?
作者:だっふぃー
私はー、大森ひかるよー。
あのねー、私には小さい頃、
お兄ちゃんがいたんだってー。
だけど、パパとママが
離婚しちゃってー
離れ離れになっちゃったらしい。
小さい頃だから、
覚えてないんだけどね。
私は今、
歩道橋を渡っています!
この情報いらない?
ま、いっか。
ひかる「今日わぁー帰ったらぁー
いとこがーきてるー。楽しみー」
?「うわっ、音痴ー」
ひかる「ウザッー!」
ドンっ(つまづく)
ひかる「キャアー!」
ギュッ
(後ろから抱かれる)
?「あっぶねーな」
え?
助けてくれたの?
ひかる「あ、ありがとうございます/////」
しかも、後ろからつかまれてる/////
?「お前、むかし一緒にいた妹と
ソックリだ」
ひかる「え? むかし?」
ふりっ。
(ひかるが後ろを振り向く)
わぁ!
イケメンー。
?「小さい頃、両親が離婚して
妹と離れ離れになったんだ・・・」
私と似てない?
ひかる「あ、私も小さい頃
両親離婚して、
兄と離れ離れになりました。
顔、覚えてないんですけどね笑」
?「・・・お前」
ひかる「?」
?「いいや。
気をつけて帰れよ」
ひかる「あ、はい」
いやー、
イケメンだったなー。
あ、名前聞いてない!
ひかる「あの名前・・・」
もういないよ。
なーんだ!
でもすごいグーゼンだなー。
あ、そだ!
私のいとこってね、
めっちゃイケメンなんだよー!
密かに、いとこのことが
好きなの////
ナイショだよ。
でも、お兄ちゃんは
むかし、とってもやさしかった
記憶があって・・・
モヤモヤ中。
*....*....*....*
ひかる「ただいまー!」
ハルト「ひかる! お帰り」
ひかる「キュン///
ただいま! ハルトくーん!」
バフッ
(ハルトとハグする)
ハルト「おー、元気いいなー!
・・・ん?」
ひかる「どうしたの?」
ハルト「リョウスケの匂いがする・・・」
ひかる「リョウスケって、
お兄ちゃんの?」
ハルト「・・・そんな訳ないか!」
ひかる「そうだよ!
私、着替えてくるね!」
ハルト「うん!
リョウスケ。お前、
ひかるに会ったのか・・・?」
ひかる「ハルトー!
着替えてきたよー!」
ハルト「はやいなー!
お散歩行くか?」
ひかる「うん!」
ガチャ
(ドアを開ける)
あ、さっきの歩道橋のこと
言っとこうかな?
ひかる「ねぇ! さっきね、
そこの歩道橋で、こけちゃったの」
ハルト「え!
だいじょうぶだった?」
ひかる「うん、やさしい人が
助けてくれたんだ」
ハルト「そっか。よかったね」
ひかる「うん!
・・・あ! あの人!」
ハルト「え?」
ひかる「ほら! あそこの人、
さっき助けてくれた人」
ハルト「・・・リョウスケ?」
ひかる「え? お兄ちゃん?」
リョウスケ「わぁ! ハルトじゃん!
久しぶり!」
ハルト「リョウスケ?
お前リョウスケ!?
まじか! すげー」
リョウスケ「あ、その子、
さっき助けた子。お前の彼女?」
ひかる「・・・お兄ちゃん?」
リョウスケ「へ?」
ハルト「そうだよ。ひかる、
この人は、ひかるのお兄ちゃん」
リョウスケ「え? ひかる?
ひかるって、大森?」
ひかる「うん!」
リョウスケ「うそ! ひかる!」
バフッ
(リョウスケがハグする)
ひかる「おにーちゃん・・・」
リョウスケ「そっか。
ひかるだったのか」
ひかる「お兄ちゃん!
お家帰ろ! ママも待ってるよ!」
リョウスケ「おぉ、帰ろ!」
お兄ちゃん、かっこいい。
でも、ハルトくんも
カッコいい。
ハルト「ひかる、手繋ぐ?」
ひかる「キュン//// うん」
リョウスケ「お兄ちゃんとも、
手繋ぐだろ?」
ひかる「ドキ//// うん」
ダメだ。
お兄ちゃんのことが・・・・・好き。
ふふっ、好きって言ったら
困るかなー?
ひかる「ねぇ、お兄ちゃん?
好きだよ////(上目遣い)」
ハルト「・・・・・」
リョウスケ「あぁ!
俺もひかるのこと、好きだよー!」
ち、違う意味なのに。
―― ひかる自宅 ――
ひかる「ただいま!
ね! ママママ! 大ニュース!
お兄ちゃんがいたの!」
ママ「え!? リョウスケ?
リョウスケー!」
リョウスケ「母さん! 久しぶり」
ママ「お父さんは?」
リョウスケ「アイツ夜、
全然帰ってこなくてさ」
ママ「泊まってったら?」
リョウスケ「あぁ、そうする」
ひかる「やったー!
お兄ちゃん、一緒に寝よーよ」
リョウスケ「えー、さすがに
ひかるとは、寝れないよー。
俺、ハルトと寝るね?」
ひかる「えー・・・」
ハルト「えぇー・・・ヤダー。
リョウスケとー?」
リョウスケ「うっせ」
ママ「ひかる!
今からお買い物いくから、
ついてきて」
ひかる「はぁい! バイバイ!
お兄ちゃん! ハルトくん!」
リョウスケ「行ってらしゃい」
ひかる「うん!」
・・・・・・・・・・・・・・・
ハルト「まぁ、いいから
コーヒーでも飲めよ」
リョウスケ「おう。ってここ、
誰ん家だよ!」
ハルト「俺ん家だよ」
リョウスケ「うそつけぇい!」
ハルト「なぁ、さっきの
ひかるの好きだ・・・」
リョウスケ「うわ!
このコーヒー、うめぇーなー!
な? ハルト」
ハルト「・・・・・」
リョウスケ「いやー、
ホント美味いなー。
もうやっぱ最高だわー、
ウチのコーヒ・・・」
ハルト「おい!
さっきのひかるの好・・・」
リョウスケ「わかってるよ。
でも兄と妹の恋が、
世の中に通じるわけないだろ。
ひかるを傷つけない方法は、
これしかないんだよ」
ハルト「でも! ひかるは
自分の気もちに気づいて
勇気だして言ったんだぞ!
その気もち、踏みにじるのか?」
リョウスケ「叶わねぇ恋だって、あんだよ!
俺も、ひかるのこと好きだよ!
でも、そんなことって
死んでも言わねーよ!
口が裂けても言わねぇよ。
それがひかるの幸せなんだよ。
俺は、ひかるを傷つけたくないんだ」
ハルト「・・・・・」
リョウスケ「代わりにお前が
幸せにしてやればいいんじゃないか?」
ハルト「え・・・?」
リョウスケ「俺とお前かで、
ひかるはまだ揺れてんだ。
お前がやさしい言葉かけてやれば
いいんじゃないのか?
お前が手を差し伸べてやれよ」
ハルト「いいのか?」
リョウスケ「それが、ひかるの幸せだ。
俺は、いつ会いに来れるかも
わかんねぇのに。
お前が幸せにしてヤンねぇで、
誰がひかるのこと、幸せにしてやるんだ」
ハルト「・・・わかった」
ひかる「たっだいまー!」
リョウスケ「お帰りー!
あ、ひかる持つよ!
ひかるは2階で、ハルトと遊んでろ。
あと、(ひかるの耳元で言う)
お兄ちゃん、彼女ができたんだ。
すごくやさしいから、
ひかるもすぐ気にいるよ」
ひかる「え・・・」
ハルト「行こっか」
ひかる「・・・・・」
ギュッ
(手をつなぐ)
リョウスケ「これでいいんだ」
ママ「リョウスケー?
なにしてるの? 早くー!」
リョウスケ「あ、今行くよ」
・*。・ 2階 ・。*・
ひかる「ハルトくん、知ってたの?」
ハルト「なにが?」
ひかる「お兄ちゃんに彼女がいたこと」
ハルト「うん」
ひかる「じゃあ、なんで
言ってくれなかったの」
ハルト「俺も、ひかるが好きだからだよ」
ひかる「え・・・」
ハルト「リョウスケには、
かなわないかもしれない。
だけど俺に、チャンスをください」
ひかる「でも・・・」
ハルト「ひかるを大切にする。
約束する。
10年、20年たっても誓うよ」
ひかる「・・・うん。
私も、ハルトくんのこと
大切にする。大好きっ!」
hug///
*END*
この作品は過去に投稿された作品をアレンジしたものです。また、掲載されている物語はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
大森 ひかる

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