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吹奏楽部に入ろう!

CAST大森 ひかる大森 ひかる

作者:aotyonn

新二コラ学園恋物語新二コラ学園恋物語2025.09.15

髪型よしっ!
制服よしっ!
持ち物よしっ!





こんにちは!
大森ひかるです!!





今日からニコラ学園
中学1年生。





小学生のときは
ぼっちだったから、





今日から
リア充デビューするって
決めたんだ!















・。・:・°・。・:・°・。・:・°・。・:





学校では。





「じゃあ入部の希望は
来週までに出せよー」





よしっ!
いよいよだ!





「ね・・・
どこの部活に行くか
決めてる?」





まずは隣の
ふうかちゃんに
聞いてみる。





「・・・・・・・・・」





人見知りなのかなぁ。





そう考えていると周りから、





「吹奏楽部って
イケメン多いらしいよ。
ただ・・・・・」





へぇ。





・・・って吹奏楽
イケメン多いんだ。





すると、私の妄想が
発動する。





『何やってんだ、ひかる。
ここはこうして・・・・』





私とイケメン先輩は
急接近。





『せ・・・先輩。
ち・・・近い・・・・・』





『嫌なのか?』





『先輩は?』





『お・・・・・俺は、
大森のこと好きだから・・・』





なーんちゃって。





よし、吹奏楽部に入ろう!

















・。・:・°・。・:・°・。・:・°・。・:





放課後。





「し・・・失礼します・・・
体験入部したいんですけど・・・・・」





「誰だ?」





男の子が出てきた。





い・・・
イケメンだけど・・・





ヤンキー?





「すっ、すいません。
間違えました!」





「ちょっと待て。
体験入部っていったよな?」





「は・・・はい・・・」





「何部にだ」





「吹奏楽部に・・・・」





「ここだぞ」





「え!」





「だから、吹奏楽部はここ!」





「ま・・・まじですか・・・・」





「あと、吹奏楽部の体験きたやつは
入部するって決まりだから。
はい、これ」





渡されたのは、入部届け・・・・





「早く書け。ってかお前、
楽器できるの?」





私はしぶしぶ
書きながら答える。





「フルートをちょろっと・・・」





「ふーん。
あ、俺は小澤輝之介。
お前は?」





「大森ひかるです」





「吹奏楽部は
お前と俺を入れて10人。
女2人、男8人だ。
お前はフルート担な。
あ、俺もフルート」





「そ・・・
そうなんですか」





「まっ、廃部寸前だけどな」





「・・・・書けました」





「じゃ、今日は
時間ないから帰れ」





「はい」

















・。・:・°・。・:・°・。・:・°・。・:





家で思う。





なんでヤンキーの部に
入ってしまったのかと。





部室で部員の写真をみたけど、
いかにもヤンキーって
感じだった。





「はあ・・・・」





本当に私は、リア充に
なれるのだろうか。





あんなルールがあっちゃ、
やめれないしなぁ・・・・・

















・。・:・°・。・:・°・。・:・°・。・:





次の日の放課後。





「失礼します」





「お、来たか。
練習するぞ」





練習は、まともだった。





ただ・・・・・





「全然できてねーじゃねーか。
お仕置き10回プラス」





お仕置きとは・・・・・





部長(輝之介)の
気に入らないことがあると、
部活後の筋トレ等を
プラスされる。





結局その日は腹筋100回、
ランニング30周を
命じられた。





走り終わった頃には
もうくたくた。





1人で落ちこんでいると、





「ふっ、だいじょうぶか? お前」





と、輝之介先輩。





あんたが
やらせたんでしょうが・・・・





「このお仕置きに
耐えたやつは、お前が初めてだ。
気に入った」





そう言われながら
手を取られた。





「はい。ご褒美」





これは・・・・・・手紙?





―――――――――――――――――
10月に大事なコンクールがある。
それで俺たちが入賞できたら、
俺の思いを聞いて欲しい。
―――――――――――――――――





「先輩。これは・・・・」





先輩は、いなかった。















・。・:・°・。・:・°・。・:・°・。・:





次の日も、また次の日も。





先輩は私と話さず
必死で練習していた。





俺の思い・・・・・・





告白なのだろうか。





他の部員もちゃんと
部活に来ていた。





それに皆に、





「入賞したら・・・・
つきあうんでしょ」





と言われた。





まだつきあうわけじゃ
ないけど・・・・





返事、どうしよう・・・・

















・。・:・°・。・:・°・。・:・°・。・:





家で考えた。





最初はヤンキーなんて
嫌だと思った。





でも一緒にいたら
いい人だし・・・・・





なんだかんだ
やさしかったし・・・・・・





いやいや、まだ告白と
決まった訳じゃないし!





・・・・・・でも、
告白されたい。





やっぱ好き。





よし!





そう思い、
私はフルートを
手にとった。

















・。・:・°・。・:・°・。・:・°・。・:





コンクール本番。





次は、私たちの番だ。





今までの力を・・・・・
出し切ろう。

















・。・:・°・。・:・°・。・:・°・。・:





本番は、びっくりするほど
上手くいった。





皆が力を出し切り、
1つになったおかげだ。





だから、結果は
もちろん入賞!





そして・・・・・・・

















・。・:・°・。・:・°・。・:・°・。・:





「輝之介先輩。
思いって・・・・・・」





「・・・・・・・好きだ」





「・・・・・・だから、
好きだっていってんだろ」





少しヤンキーに戻った先輩は、
顎クイして。





「返事は?」





「・・・私も好きです!」

















・。・:・°・。・:・°・。・:・°・。・:





先輩は中3なので、引退。





でも、つきあっているし。





吹奏楽部も楽しいです!







*END*

この作品は過去に投稿された作品をアレンジしたものです。また、掲載されている物語はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。

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