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あいつの第一印象は最悪だった。

CAST大森 ひかる大森 ひかる

作者:ai

新二コラ学園恋物語新二コラ学園恋物語2026.03.17

最悪。





ひかる「はあ・・・」





なんで、転校しなきゃならないわけ?





意味わかんない!





しかも、便利な東京とは
全然ちがう。





これだから田舎は嫌なのに。





母「ひかるーー?
準備できたの?」





ひかる「今やってるよ!」





ああ、もう!!
本当っ・・・最悪!!!!!















* * * * * *





私、大森ひかる。





今日から田舎デビューです。





THE 田舎であるこの街と、





昨日まで住んでいた
THE 都会である東京。





なんなのよ、この温度差。





東京の友達と
連絡手段はあるけど・・・、





毎回会えるってわけでもないし。





先生「じゃあ、自己紹介してもらえる?」





ひかる「・・・はい」





ふと、窓際の席の男子と
目が合った。





けっこうカッコイイ。





でも、男子は私を一目見て
薄く笑うだけだった。





なによ、アイツ。感じ悪っ!!





絶対友達になれないパターンだ。





ひかる「大森ひかるです。
東京から来ました。
わからないことばかりなので、
迷惑をかけるかもですが・・・、」





このクラス、断トツであの子がカワイイ。





一瞬、見入ってしまうくらい。





真ん中の席の女の子。
本当にカワイイんだよ。





名前、なんて言うんだろう・・・





先生「大森さん?」





ひかる「え? あ、はい。
えっと、よろしくお願いします」





先生「じゃあ、大森さんの席は、あそこね」





先生が指さしたその席は、





ひかる「うそ・・・」





あの憎たらしい男子の隣だった。















* * * * * *





桜子「ハルト!!」





ハルト「あー? あ、桜子」





桜子「お弁当、一緒に食べよう?」





うわー・・・
正直、かなり気分悪い。





畠桜子は、あのカワイイ女の子。





今井ハルトは、あの憎たらしい男子。





しかも今井は隣席、、。





最悪だ・・・!!





畠さんとかマジなんなの!?





転入初日にカワイイと思った私が
バカだった。





ハルト「悪い。俺、予約してんの」





桜子「予約?」





ハルト「ちょっと来い」





ひかる「!? ちょっ、なに」





ハルト「いいから」





ひかる「は!?」





なんなの、こいつ!!





いきなり腕引っ張られる
私の身にもなりなさいよ!!





でも・・・、





こうして見ると、やっぱり思う。





カッコイイなぁって。





ハルト「はぁ・・・マジで悪い」





ひかる「え? あ、ううん」





ハルト「なんかお詫びするから」





ひかる「え! いや、いいよ」





ハルト「迷惑かけただろ」





ひかる「でも」





ハルト「言い訳は聞かない」





ひかる「なんで上から目線なのよ!」





ハルト「・・・悪い」





なんだろう。





こいつ、なにかあったのかな。





ひかる「で、よかったの?
彼女置いてきて」





ハルト「? 俺、彼女いねぇよ」





ひかる「え、でも畠さんは?
仲いいじゃん」





ハルト「別に。桜子は幼なじみ」





ひかる「そうなの!?」





うわっ、気にしてた自分が
恥ずかしい。





はあぁぁ・・・





ハルト「んでさ、」





ひかる「なに?」





ハルト「話、あるんだけど」





あいつが真剣な表情になった。





・・・なんの話だろう。





ひかる「?」





ハルト「大森さ、彼氏いないって
言ってたじゃん」





ひかる「うん、自慢じゃないけどね」





ハルト「だったらさ、俺と」





ひかる「え?」





ハルト「俺と、つきあってくれない?」





風が吹き抜ける。





長い沈黙。





え、っていうか・・・
なにこれ。





私が告られてんの?





こいつに?





学年1位のヤツに?





こんな人気者に?





底辺の私が、告られた・・・?





ひかる「あ、の」





ハルト「返事は遠慮しとくよ」





ひかる「え、なんで?」





ハルト「いや、なんとなく」





桜子「あ! いたー!! ハルト」





ハルト「桜子?」





畠さんだ。





っていうか、
なんで呼び捨てなの?





なんだろう、モヤモヤする。





桜子「もう、勝手にどっか行かないでよ」





ハルト「ごめんな。今日アイスおごるから」





桜子「やったー!!
ありがとう、ハルト」





腕を絡ませてるふたりは、
恋人にしか見えない。





お似合いだとは思うけど・・・、
私だって。





ひかる「今井!」





想い、伝えなくちゃ。





ハルト「大森?」





ひかる「私も、あんたが好き!!」





やばい、泣きそう。





嫌だ。泣き顔なんて、





ハルト「おい」





ひかる「・・・え?」





ハルト「被っとけ」





そう言って渡されたのは、
あいつのパーカー。





ひかる「パーカーは校則違反だよ」





ハルト「あー、まあ許してよ」





こいつといると、調子が狂う。





なんでだろうね。





ひかる「畠さんも、よろしくね」





桜子「桜子でいいよ。
あと、悔しいけどハルトはゆずる」





ハルト「桜子、マジで放課後アイスな」





桜子「了解。ひかるちゃんも行こうよ」





ひかる「いいの?」





桜子「もちろん!」





あいつの第一印象は、最悪だった。





けど今は、大切な心友がいて、
大好きな彼がいる。







*END*

この作品は過去に投稿された作品をアレンジしたものです。また、掲載されている物語はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。

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