3週間の彼

CAST近藤 藍月近藤 藍月

作者:かぐや

新二コラ学園恋物語新二コラ学園恋物語2023.12.10

こんにちは。
私、近藤アキ。
ニコラ学園の1年生。





実は、私には
好きな人がいた。





昔仲が良かった、
黒澤リョウ。





・・・だが、今は
もういない。











*...・・・*...・・・*





カイラ「アキー?」





彼女は、親友で、
幼馴染の髙橋カイラ。





アキ「んー、なにぃー?」





カイラ「昨日のTV見た?」





アキ「うん、見た見た。
でも、タイムスリップって、
あこがれるけど、
夢のある話だよねぇー・・・」





カイラ「んー・・・
ホントにあったら
いいのにねぇー・・・」





アキ「それな」





あぁ・・・
ホントにあったらなぁ・・・





あの時のこと、
やり直したいよ・・・















― 3年前 ―





アキ「リョウゥーーーー」





リョウは、
いってしまった。





二度と会えないところへ。





リョウは、直前に言った。





リョウ「アキ、ずっと前から、
好きだった」





なのに、私は、
何も答えられなかった・・・





そして、そのままリョウは、
いってしまったんだ。





だから私は、
今でも後悔している。





カイラ「アキ、一緒に帰ろう」





アキ「OK」





カイラ「・・・それでねぇー・・・
あ、私こっち、じゃーね」





アキ「バイバァーイ」





はぁ・・・
タイムスリップが
できたらなぁ・・・





?「あなた今、
タイムスリップしたいと
思いましたね。
ならばさせてあげましょう」





アキ「あなた、だれ?」





?「私?
私は、松尾そのま。妖精よ。
あなたをタイムスリップさせて
あげましょう」





アキ「あのぅー・・・
ふざけてます?」





そのま「いいえ。本気です」





アキ「絶対ふざけてますよね?
もし本気なら、
やってみてくださいよ・・・」





そのま「わかりました。
では、いってらっしゃい」





すると、急に周りが
ぐにゃりとまわり、
光が私を包んだ。





アキ「きゃぁーーーーーーー」















○。。・☆。。○。。・☆。。・○。。・☆。。○。。・☆。。○





目が覚めると、
そこは病院だった。





アキ「リョウ・・・?」





リョウ「はぁ? アキ、
何言ってんだよ。
大丈夫かぁ?」





アキ「あっ、ごめんごめん。
大丈夫」





わたし、ほんとに
タイムスリップ
しちゃったんだぁ・・・





でもせっかくの機会だし、
今度こそは告白しよう。





アキ「リョウ、
あの・・・その・・・
は、話があるんだけど・・・
屋上いかない?」





リョウ「べつにいいけど」

















― 屋上 ―





リョウ「なに? 話って?」





アキ「リョウ、
あの・・・その・・・
私、リョウのことが・・・」





リョウ「ちょっとまって。
俺も言いたいことがある。
俺、アキのことが、
ずっと前から好きだった。
俺の彼女になってくれ」





アキ「私が先に言おうと
思ったのになぁ・・・それ」





リョウ「じ、じゃあ・・・」





アキ「こちらこそ、
よろしくお願いします(照)」





それから3週間後、
リョウは、いった。





空のもっと向こうへ。





すると、また
光に包まれて・・・——





現代に戻った。







☆END☆

この作品は過去に投稿された作品をアレンジしたものです。

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