お人形になってもあなたは恋ができますか?

CAST近藤 藍月近藤 藍月

作者:あんバターねこトースト

新二コラ学園恋物語新二コラ学園恋物語2023.08.04

私、アキ!
ニコラ学園に通う
高校1年生。





高校生になっても
着せかえ人形が大好きなんだ。





だから
いっぱい集めてるの。





アヤカ「おはよー!」





アキ「おはよう!」





この子は、アヤカ。
私の1番の親友。





すっごく元気いっぱいで
癒やしになる!





アキ「お、おはよう」





リョウ「おはよ」





リョウは、私の好きな人。





絶賛片思い中ですね・・・





ミアン「そう! それな!」





ミサキ「だよな!w」





あの2人はこのクラスで
唯一のカップル。





2人とも「ミ」だから
ダブルMって呼ばれてる。
・・・いいな~。





はぁ・・・
こんなときに
可愛い人形みたら
元気になるのに・・・





ミアン「ね、アキって
人形好きだよね?」





アキ「え!?
あ、うん」





急に話しかけられたから
びっくりしちゃったよ!





ミアン「うちに来ない?
人形集めてるの」





アキ「行く行く!」





ミアン「じゃあ、3時に
nicola公園集合ね」





アキ「うん!」





ミアンも人形が好きなんて
初めて知った!





仲良くできるといいな~。













・*。・ nicola公園 ・。*・





楽しみだな~。
どんな人形集めてるのかな?





ミアン「ごめん!
遅れちゃった」





アキ「大丈夫」





ミアンの家に向かって
私達は歩き始めた。





アキ「えっと、
どんな人形集めてるの?」





ミアン「基本的に
これ可愛い! って思ったら
絶対に買う感じかな~」





アキ「私も!」





思わず大きい声が出たのか、
笑い合った。





それからも人形の話で
盛り上がって
あっという間に
ミアンの家に着いた。





アキ「おじゃましまーす」





ミアン「今は親がいないから
安心して」





アキ「そーなんだ」





ミアン「ここが私の部屋」





そこには、たくさんの
可愛い人形があった。





アキ「可愛い~!」





ミアン「でしょ?」





これならずっーと
見てられる・・・





ミアン「でさ、リョウのこと
好きだよね?」





アキ「えっ・・・」





ミアン「ね?」





アキ「うん・・・」





ミアン「これから、
リョウがここにくるの。
だからさ、」





ミアン「人形になってよ」





アキ「!?」





ミアン「人形になって
恋叶えなよ。
私がなんとかするからさ」





アキ「い、いや!」





ミアン「頑張ってね。えい!!」





・。・:・ °・。・:・°・。・:・°・。・:





・・・・・・意識がある?







体が動かない・・・







本当に
人形になっちゃったの!?





ミアン「誰かに
合言葉を言ってもらえば
元に戻るから。
あ、リョウ来たよ」





ちょっと・・・





リョウ「今日はありがとう」





ミアン「いいよ~。
いっぱい集めてるし。
妹さんはどういうのが
好きなの?」





リョウ「とにかく
可愛い人形かな」





ミアン「それなら、
これいいんじゃない?」





私、持ち上げられてる!?
ミアン、
私をおすすめしてるの!?





リョウ「・・・これ、
もらっていいか?」





ミアン「いいよ~
なんならもらって
ほしいくらいに」





小さい声でなんか
ブツブツ言ってたけど
私には聞こえなかった。





リョウ「ありがとう」





ミアン「じゃあねー!」





どうしよう。
これから。





私、今から
リョウの家に行くんだよね?





そんなことを
考えているうちに
家についてしまった。













・*。・ リョウの家 ・。*・





アヤカ「おかえり~!」





アヤカ!?
なんでいるの!?





リョウ「ただいま」





アヤカ「今日、遅かったけど
どうしたの?」





リョウ「誕生日おめでとう」





で、私を渡した。





アヤカ「覚えてたの!?
ありがと!」





もしかして
アヤカとリョウって
双子だったの?





顔そっくりだし。





アヤカ「わぁ、
可愛い人形だね!」





リョウ「・・・アキみたい」





アヤカ「もしかして、
アキのこと好きなの!?」





リョウ「まぁ・・・」





嘘!?
両思いなの?
感動・・・





アヤカ「じゃあ、告白しなよ!」





リョウ「えー」





アヤカ「・・・ここで」





リョウ「・・・1回だけだぞ//」





アヤカ「やった!」





え!?
ここで告白聞けるの!?





リョウ「・・・アキ。
俺、アキが好きだ。
付き合ってください//」





リョウにとっては
私は今ここにいないけど
嬉しい。





って、あれ?





リョウ「アキ!?」





アキ「あれ?
元に戻った!?」





やった!
元に戻った!





アヤカ「告白しないの?
聞いてたでしょ?」





もしかして、アヤカ
これを知ってて・・・?





アキ「私もリョウが好き!
付き合ってください!」





リョウ「・・・ちょっと
びっくりしたけど、
よろしくな」





やった~! ×2





アヤカ「2人ともおめでとう!」





いつの間に隠れてたのか
ミアンとミサキが現れた。





ミサキ「おめでとう~!」





ミアン「アキ、おめでとー!」





アキ「ありがとう//」





そういえば、合言葉って
なんだったんだろう?





アキ「ミアン、
合言葉って・・・?」





ミアン「『好き』だよ。
アキが好きって
証明するためのねー」





アキ「本当にありがとうー!!」





ミサキ「俺ら意外に
いいチームかもな」





アヤカ「確かにねー!」





アキ「みんな、これからも、
ずっーと一緒に過ごそうね!」







―END―

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