願い事失敗

CAST近藤 藍月近藤 藍月

作者:巫女

新二コラ学園恋物語新二コラ学園恋物語2023.04.29

3年前『タイヨウ君と
付き合えますように。』





2年前『レン様と
付き合えますように。』





1年前『誰でもいいから
付き合えますように。』





・・・





アキ「うぎゃぁーっ!!!
どうして私の恋は
織姫さまにことごとく
無視されるんだーっ!」





カイラ「あ、アキ大怪獣が
暴れてる笑」





私の名前は、アキ。





普通の高校生と
言いたいところなんだけど!





私に彼氏いっませーん。





告られたこともあっりませーん。





・・・





あーっ、もう!





毎年七夕には
恋のお願いかいてるのに・・・





なんで?





叶えられる範囲であれば
叶えてくれるんじゃないの?





アキにメロメロになぁれ!
って、してくれれば
十分なんだけど。





カイラ「そんなに彼氏がほしいの?」





この子は、カイラ。
なんでも話せる私の親友。





アキ「うん。
もう魔法かけて
嘘でもいいからさぁ~」





カイラ(ニヤリ)





ん? 今カイラ笑った?





マスク越しで
よく分かんないけど。





カイラ(それっ!)





うっ・・・





何か・・・、
めまいがする・・・





何・・・コレ・・・





ドサッ













・◆◇・ 保健室 ・◇◆・





アキ「うーん・・・、
わっ!」





私は、勢いよく
起き上がった。





ここは・・・保健室?





あ、そっか、
私倒れたんだ。





誰かが
運んでくれたのかな?





ナツ「あ、起きた」





アキ「えっ・・・」





ナツ君!?





なんでここに?





ナツ「か・・・レシだかラね・・・
シンパいしタンだヨ・・・」





か・・・、
彼氏って言った!?





寝ている間に
何があったの?





アキ「ナツ君って・・・
私の彼氏なの?」





ナツ「ウン、ソウダヨ・・・」





何か変・・・
ロボットみたい。





言わされてる・・・
感じ・・・





あ!





アキ『うん、魔法かけて
嘘でもいいからさぁ~』





こんなこと
言った気がする!!





もしかして・・・





そんな願い事しちゃったから
ナツ君の様子が変なの?





だとしたら・・・





・・・私、今まで
ひどい願い事してたんだ・・・





それが、今になって
ようやく分かった。





好かれる努力もせずに
私は・・・!!





『ごめんなさい
織姫さま!!!
七夕一生分の願い事です!
ナツ君を・・・
ナツ君を元に戻して!
お願い!!!!』





一生懸命
心の中で叫んだ。





ピカッ!





アキ「きゃっ! ・・・」













・◆◇・・◇◆・・◆◇・・◇◆・





次に気がつくと、
私はカイラと話していた。





カイラ「あ、アキ大怪獣が
暴れてる笑」





この会話・・・したような・・・
デジャヴ?





カイラ「そんなに
彼氏がほしいの?」





こ・・・コレ・・・!





私は、息を大きく吸った。





アキ「うん!
魔法とかじゃなくて、
自分の力で頑張りたい!」





カイラ「え?
アキ変わった?笑」





言えた!





罪悪感もない。





これでいいんだ!!













・◆◇・・◇◆・・◆◇・・◇◆・





彦星「織姫・・・あ、カイラ。
願い事の短冊を見て回るか」





織姫「ええ。
それと・・・、カイラ、
恋を叶えてあげたい子がいるの」





彦星「え、珍しい。
カイラが指名するなんて。
いったい誰だい?」





織姫「ふふ、
アキちゃんって、子よ」







*end*

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