コスメオタクな私でも

CAST近藤 藍月近藤 藍月

作者:はる

新二コラ学園恋物語新二コラ学園恋物語2022.09.22

こんにちは!
私は、アキ。
中学3年生。





毎日、親友のカイラと
おしゃべりしてる。







・*。・ ある日の学校 ・。*・





アキ「ねぇ、見てこれ。
新作のティントだって。
全然落ちないらしいよ」





カイラ「へぇ、
こんなのあるんだ。
わ、この色可愛い!」





アキ「このアイシャドウも
パケかわで欲しいなー。
げ、3000円!?
金欠には無理だー」





カイラ「もう、アキったら、
ほんとコスメオタクだねー。
おかげで今月の新作コスメ、
全部覚えちゃったよー!」





そう、実は私、
かなりの
コスメオタクなんです。





友達に「私といえば何?」
って聞いたら
全員「コスメオタク」
って答える自信、アリ。





お店でコスメを眺めるのも、
選び抜いたコスメを買うのも、
買ったコスメを使うのも、
全部が幸せ!





レン「また化粧の話
してんのー?」





アキ「わっ、レン!」





この人は
私の好きな人。





私がコスメの話をしていると、
よくバカにしてくる。





でも、すごく優しいし、
困っていたら
助けてくれるから、
好きなんだ。





レン「うわ、何これ。
真っ赤じゃん!
こんなの口につけんの?」





アキ「つけないし!
でも、これも可愛いから!」





カイラ「2人とも
仲良いね~」





カイラが
にやにやしながら言った。





アキ・レン「仲良くないし!」





カイラ「仲良すぎ!」





しまった。





同じことを同時に言うとか、
漫画で出てくる
仲良しカップルみたいなこと
しちゃったー。





・・・でも、
仲良しカップルかぁ~。
いつかなれないかな~。





カイラ「アキ、
何にやにやしてるの・・・?」





はっ!





アキ「え!?
に、にやにやしてないから!」





顔に出てた・・・!?





オオゾラ「まあまあ、
レンもあんまりアキに
意地悪するなよ」





オオゾラは、
コスメに詳しいから
話が合うんだよね。





オオゾラ「そのティント、
俺も欲しいと思ってた」





アキ「だよね!
メンズでも
使えそうなカラーもあるし」





オオゾラ「このブランドの
パウダーも良いよな。
俺、今日使ってる」





アキ「めっちゃ
サラサラになるよね!」





レン「なんか
盛り上がっているけど
よくわかんないわ」





カイラ「私もそれ欲しい!
ねぇ、今度の日曜日、
この4人でモールで
遊ばない?」





オオゾラ「いいね!」





レン「まぁ、いいけど」





アキ「絶対行くー!」





カイラ「じゃあ、
駅で集合だよ!」





カイラ
ありがとう~~!





よし、こうなったら、
モテメイク研究するぞー!











・*。・ アキの家 ・。*・





アキ「うーん、
モテといえばやっぱり
ピンクメイクかな」













*・*・*・*・*





アキ「できたー!
カイラに見てもらお」











・*。・ カイラの家 ・。*・





アキ「あ、カイラー!
どう?(期待中)」





カイラ「アキ・・・
正直に言うと・・・
やばいよ」





ガーーン・・・





カイラに
やってもらおう。





カイラ「ピンクメイク
だからって、
ピンクだけ使うのは
ダメだよ」





アキ「え、そうなの?」





カイラ「ピンクだけ
使いたいの
私も分かるけどね~。
あと、チーク濃すぎるよ。
アイラインも長いかな。
コスメオタクなら
メイクも上手になりなよ~」





アキ「私はカイラみたいに
器用じゃないのー」





カイラ「せっかくだから
男子の意見も
聞いてみるね」





アキ「え、誰に?」





カイラ「オオゾラだよ」





アキ「オオゾラなら
安心だね。
詳しいから」





ピコン





カイラ「ラメがあると、
目がキラキラして
可愛いって!
やってみるね」













*・*・*・*・*





アキ「す、すごい・・・」





ナチュラルなのに、
めっちゃ
可愛くなった。
私のメイクと全然違う。





カイラ「どう?」





アキ「可愛い!
カイラ、器用だね。
このメイクの方法
教えてー!」





カイラ「もちろん!」





それからは、
毎日練習していた。





カイラはあんなに
簡単そうにしていたけど、
すごい難しい。





でも、レンに
振り向いてもらうためには
頑張るしかない!













*・*・*・*・*





アキ「うん、
上手くできた!」





ピンクは
控えめにして、
ラメで可愛く。





チークも薄くして、
リップはナチュラルに。





カイラが
教えてくれたメイク、
やっぱりすごい。





アキ「よし、
明日は頑張って、
絶対にレンを
振り向かせるぞー!」













・*。・ 当日 ・。*・





ふー、ドキドキ・・・





忘れ物は、よし。





服も、よし。





そしてメイク、、、
よし!





レン「お、アキー!」





アキ「あ、レ、レン」





気づいてくれるかな・・・





レン「あ、お前、
化粧してる?」





アキ「うん」





レン「目、キラキラしてて
可愛いな」





アキ「へ?」





か、可愛い・・・?





レン「あ、いやその
なんていうか・・・」





アキ「あ、ありがとう」





カイラ「アキー!
レンもいる!
いこー」





カイラが
オオゾラ君と
一緒にきた。





最近2人仲良いな。





4人で遊ぶのは、
すごく楽しかった。





雑貨屋さんに行って、
それぞれに
似てるぬいぐるみを
見つけたり、
スイーツを
食べたりした。





もちろん、
コスメショップにも行った。





アキ「これ可愛い~!」





カイラ「アキ、
うるさいよ!」





アキ「ごめんごめん。
あ! これ
あの新作ティントだ」





オオゾラ「ほんとだ、
わーい買お買おーー!」





アキ「わーい!」





レン「・・・」





カイラ「ちょっと
あそこのカフェ行こう!」





アキ「うん、行こー」













*・*・*・*・*





カイラ「ここで
私から1つ
提案があります」





アキ・オオゾラ・レン「なに?」





カイラ「買ったもの
交換しない?」





アキ「えー、
自分のために
買ったんだよ?」





カイラ「うーん、
じゃあ、
今から買いに行こう」





オオゾラ「それならいいね」





こうして私たちは、
交換するものを買った。





私は、ほんのり
色がつくリップを買った。





カイラ「みんなちゃんと
買ってきたね?」





全員「うん!」





カイラ「じゃあ
早速くじ作って・・・
あ、紙忘れてたから
買ってくるね」





オオゾラ「そういえば、
日焼け止め
無くなりそうだった。
ごめん、俺もちょっと
行ってくる」





アキ「いってらっしゃーい」





レンと2人きりだ。





何か話さないと。





アキ「ねぇ、
どのリップの色が好き?」





スマホの
画面を見せた。





レン「うーん、
真ん中のピンクかな」





アキ「好きな色は?」





レン「黒と赤」





アキ「赤好きなのに
赤リップは嫌なの?」





レン「口につけることを
考えたら、
赤はないかな」





アキ「なるほど」





・・・・・・





アキ「・・・どんな人が
タイプ・・・?」





レン「・・・」





レンがこっちを
見てきた。





レン「・・・わからない」





そりゃそうだよね。
いきなり聞かれても。





レン「飲み物買ってくる」





アキ「う、うん」





どうしよう、
怒らせたかも。





3人が帰って来た。





カイラ「じゃあ
改めて、
始めまーす!
はい、アキから引いてねー」





私の番号は、1番。
レンの買ったものだ。





カイラ「じゃあ私から
開けていくよ」





カイラに次いで、
オオゾラ、レンも
開けていった。





最後は、私。





なんだろう。





アキ「・・・え」





中に入っていたのは、
リップだった。





前にネットでみて、カイラと、
「好きな人にプレゼントして
もらいたいね」
って話してた、かわいいリップ。





たしか、
恋が叶うリップだった。





袋の中には
まだ何か入っていた。





手紙だった。





「好きです」





レン「それ、
さっきの答え。
好きです。
付き合ってください」





アキ「私も好き!」





レン「実は、コスメに
興味あったんだ。
これからは、
アキのコスメオタ活、
俺も一緒にしていい?」





アキ「えー、
どうしようかなー!」













*・*・*・*・*





カイラ「ふふっ!
私たち、
恋のキューピッドに
なっちゃったね!」





オオゾラ「成功して
良かったよ。
アキに1番のくじを
無理やり引かせるなんて、
失敗したらどうするんだよ」





カイラ「まぁ、
そのときはそのときで
対応していたかな」





オオゾラ「適当だなー」





カイラ「いいじゃん別にー。
じゃ、私たちもこれから
楽しもう!」







*end*

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