私の推しは私の彼氏

CAST近藤　藍月

作者：いつでもスマイル

2023.02.16

私はあき。中学２年生。
勉強も部活も充実している。

もちろん推し活もね！

私には推しがいる！
そう、今人気沸騰中の
今井暖人くん！

このかっこよさに
優しいはるとくんが
好きになっちゃう！

はぁ～
同じクラスになって
結ばれないかなー！

ま、そんな少女漫画のような
展開はないか！
と思っていた・・・

・＊。・　次の日　・。＊・

先生「今日は転校生を
しょうかいするぞー。
入っていいぞ」

ガラガラ

転校生「今井暖人です。
よろしくお願いします」

あき「えっ」

先生「席は、あきの隣だ。
あきー
学校案内してやってくれ」

あき「は、は、はーい」

はると「よろしく」

あき「こちらこそ。
もしかして
人気の今井暖人くん？」

はると「あ、はい」

あき「私、ファンで！」

はると「そうなんですか！
ありがとう」

夢!?　夢じゃない！
推しだけど転校生、
転校生だけど推し、
なんか変な感覚！

・＊。・　中休み　・。＊・

あやか「待って！
あれ、私の推しじゃーん！
絶対に手に入れよう！」

こはな「あやかならいける！」

あやか「ねーねー！
もしかして
人気の今井暖人くん????」

はると「あ、そうですけど」

はぁ～
絶対にとられちゃうよ。

ま、推しってことには
変わりないし。

あき「はるとくん！
学校案内するからいこ！」

あき「あそこが図書室で～
ここが職員室～」

はると「ありがとう！
頼りになる！」

推しにそんなこと
言われるなんて！

・＊。・　帰り道　・。＊・

あやか「あきちゃーん！
はるとくん、かっこいいね～」

あき「すごっく！」

あやか「でも私が
手に入れてみせるから～」

あき「頑張ってね～」

はると「あきちゃん！」

あき「どうしたの？」

あやか「はるとくん！」

こはな「あやか、いまだよ！」

あやか「はるとくん。
あなたのことが
１人の推しとしてすきです。
私と付き合ってください！」

はると「ありがとう。
でも・・・あきちゃん、
まだ転校してきて
時間はたってないけど、
よかったらこんな俺と
付き合ってくれませんか？」

あき「私でよければ！」

あやか「そんなぁ～」

はると「あやかちゃん。
俺に告白ありがとう。
うれしかったよ。
これからも
応援してくれるかな？
そして友達としても」

あやか「はい。あきちゃん、
こんなこと言ってごめんなさい。
これから、私と
仲良くしてくれませんか」

あき「もちろん！　わたし、
あやかのそんなところが
すごいなと思うよ！
これからもよろしくね！
こはなちゃんも！」

こはな「はい！」

こうして私は、恋は充実。
友情とも固い絆で結ばれました！

そして今日は私の誕生日！
彼と初めてのデートの日だとさ！

＊ｅｎｄ＊