friends or partner？

CAST八神遼介

作者：nanoha

2025.08.15

リコ「リョウスケー、
わざわざ部活終わりまで
待っててくれてありがとう！
でも、どうしたの？
用があるって・・・」

リョウスケ（今日こそ・・・
今日こそ伝えるぞ！
リコが好きだと!!）

リョウスケ「リ、リコ、
えっと・・・
俺はお前のことがす・・・」

リコ「す？」

リョウスケ「す、数学の学力が
心配なんだよ！
ほら、もうすぐテストだろ？
お前できんの？（笑）」

リコ「はぁー？
ちゃんと勉強するし！
てか、それ言うために
わざわざ待ってたのー？
まぁいいや。
じゃあ、用終わったみたいだし、
そろそろ帰るね！　ばいばい！」

リョウスケ「はぁ～、
またやっちまったぁ・・・
なんで好きって言えねぇんだろう・・・」

これでリコが誰かに
取られちまったら・・・

リョウスケ「後悔しきれねぇよ・・・」

・＊。・　数日後　・。＊・

リョウスケ（今日こそは伝えないと・・・）

リリ「リコ、他校に
彼氏いるらしいなぁ」

リョウスケ（?!）

ワカナ「え！　まじで?!」

リリ「昨日、夕方頃に
背の高い男の子と歩いてたの、
見ちゃったんよ」

ワカナ「リコ、やる～！」

リョウスケ「おい、中瀬、
それどういうことだよ?!」

そこから俺は中瀬に
うわさのことを聞いた。

リョウスケ（今日こそ、
本当に本当に
伝えなきゃならねー！）

そう思いながら、
リコの教室へと走った。

リョウスケ「リコ！　いるか！」

リコ「え、リョウスケ?!
どうしたの?!」

リョウスケ「ちょっと来い！」

リコ「今度はどうしたの？」

リョウスケ「・・・いるのか？　彼氏」

リコ「え？　いないよ?!」

リョウスケ「中瀬が昨日
背の高い他校の男と
歩いてたって・・・」

リコ「え?!　リリが?!
えっと、それは・・・」

リョウスケ「好きなんだ。
リコが好きだ。
ずっと前から・・・」

リコ「え、私・・・？」

リョウスケ「ずっと言えなかった。
恥ずかしくて、
でも、誰よりも大好きなんだ!!」

リコ「・・・こんな私でいいの？」

リョウスケ「リコじゃなきゃ
だめなんだ！」

リコ「・・・こんな私でよければ
よろしくね！」

リョウスケ「・・・よかったぁ・・・！
あれ、じゃああの男は・・・」

リコ「あぁ、あれは
いとこのイルマ！
この前たまたま会って、
お茶してたんだよね～！」

リョウスケ「そっかぁぁ～、
よかった」

色々空回りしたけど、
何とかうまく行ってよかったです☆

─Happy end─