nicola

キーワード検索

「運命のふたり・・・―また出会えた―」

CAST大森 ひかる大森 ひかる

作者:ふりふりちゃん

新二コラ学園恋物語新二コラ学園恋物語2026.06.07

「もうリヒトとはつきあえないです。
────さようなら」





───これでもう全てが終わったんだ・・・───





大好きだったリヒトに、別れを告げた。





「待てよ、ひかる!!」





そう引き止めてくれたのに
私は後ろを振り向かず教室を出た。





そこには数名の女子。





「よく出来ました」





肩を“ポン”とし、
みじめだ、と笑う女子たち。





じんわり。





高らかに笑うみんなを背に、
泣きはじめてしまった。





ついこの前まで一緒に過ごしてた
リヒトとの思い出が
走馬灯のように流れてゆく。





笑顔であふれていて、
キラキラ輝いていた日々。





大好きな彼。





全てを失った・・・──
14歳の春。







* ‐‐‐ * ‐‐‐ *
‐‐‐*





「俺、リヒトってんだ
ひかるちゃん。
俺とつきあわね???」





「────ぇ」





これが、リヒトとウチの最初の会話。





ただのバツゲーム──遊びだ。





そう判断し、ウチそんな
軽い女じゃないよといった。





事実だし、本音。
てか、きょーみないし。





────と、リヒトは一瞬動揺し、
苦笑しながら言った。





「ハハッまじかよ~。
俺も、こうみえても軽くないぜ?
しかも、リアルにまじ。お前に惚れた。
クラス違うから、学年集会んときずっと見てた。
お前に見とれて、全く話きいてなくてさぁ~、
大変だった笑」





────話しやすいなぁ、意外に。





そう思った。





とりあえず、ノリでつきあってみた。





毎日ひまだし。
時間持てあましてたし。





────つきあった後に知った、
ある情報があった。





「リヒトは学年ダントツ1のモテ男」





最初は、へー、と思った。





確かに、よく告白されるらしいし、
事実、ウチのクラス─2組─にも、
リヒトを狙ってる女子がいることも知ってた。





そして、それほど驚かなかった理由────



リヒトとつきあい初めてから、
周りの女子の態度が急変した。





きっと、いつもリヒトは
女の子にチヤホヤされていたから、
みんな私に───・・・
嫉妬してるんだ。





そりゃあ、白馬の王子様が
隣の国の女に取られたら
嫉妬するでしょぉね。





うん。ムリもない、か。





まぁ、しばらくしたら、
あきらめるでしょ。





女は単純で、あっさりしている
生き物だから。





────この時、何か行動していれば、
未来も動いていたかもしれなかったね。













・*。・ 数日後 ・。*・





ひかる「あれ??? スマホが・・・ない」





かんな「もっとよく探せって。
ってか、まず学校にスマホ
持って来ちゃダメじゃん???
だから先生がひかるのスマホを
偶然見っけて没収したとか・・・」





ひかる「え゛──・・・
まじありえん・・・・・・泣」











・ 30分経過 ・





♪~♪~♪~♪~♪~♪





かんな「お? これって、
ひかるの着メロじゃん!!!!
ひかる~~~!!!
あったっぽ~い」





ひかる「まじ~~~♪♪」





タタタッ





あれ??? 誰からだろ???
知らない番号じゃん。





♪~♪~♪
ピッ





「もし「別れろバーカ」





ブチッ──
ツーツーツー





ひかる「・・・?」





かんな「よかったね、見つかって。
ってか、なんでこんなとこに???」





ひかる「ねぇ!! ・・・かんな・・・
この番号・・・知らない?」





かんな「どれどれ・・・・・・
うん、知らん。何故???」





ひかる「今・・・電話出たら
『別れろバーカ』って・・・」





かんな「まあ、リヒトは人気者だからねぇ。
気にするな。だーいじょーぶだよ」











・*。・ next day ・。*・





かんな「はいっ、『こーノ(交換ノート)』だよ」





ひかる「はいよー」





リヒト「ひかる~~~!!! おっはよ」





ひかる「リヒトおっはよ。。
───あれ??? なんで制服、
そんなにボロボロなの???
昨日はまあまあきれいだったのに・・・」





リヒト「あ───、なんかさあ、
今日チャリで来たら
思いっきり転んでさあー。
カッコ悪ぃな」





ひかる「・・・そっかあ」





なんか・・・引っ掛かる・・・
もしかして、昨日の電話のヤツ・・・・・・???
まじ???





ざわっ、胸騒ぎがする・・・





ひかる「もしかして──
誰かに押されたとか─・・・
ない・・・・・・???」





リヒト「えっ?」





ひかる「リヒトが転ぶなんて、
そうないでしょ」





リヒト「や、確かに、
誰かにぶつかったよ。
でも偶然だよ」





偶然───な、わけ、ないじゃん。





♪~♪~♪~





ヤバッ、先生に見つかる汗





・・・知らない人からメッセージ・・・





─────────────────
別れて。
あんたら見てるとムカツク。
今日の朝リヒトを転ばさせたのも
もちろんわざと。

さあて、これからまた
何してリヒト君を傷つけようかなぁ。
──────────────────





ドクン・・・・・・





な・・・何、コレ・・・・・・





リヒト「ひかる?」





ビクッッ。はっ・・・





リヒト「ビミョーな顔してるぞ?笑」





ひかる「あは・・・」





ドクンドクンドクンドクン





どうしよ・・・













* ‐‐‐ * ‐‐‐ *





そして・・・とうとう私が
リヒトに別れを告げさせる
きっかけの出来事が─・・・





リヒト「ひかる。
今日、月一の部活休みだから
一緒に帰ろうぜ」





ひかる「・・・うん」





キョロキョロ





だいじょうぶかな・・・
誰かに見られてないかな・・・





まじ、ビビるし・・・





「「あのさ」」





リヒト「・・・俺からでもいい・・・???」





ひかる「うん」





リヒト「なんか最近、暗くないか??
かんなとずっと深刻そうに
しゃべってばっかだし。
・・・別れたいとか、ちょっとでも
あったりする???」





ひかる「ううん。ない。
でも、悩みがあって・・・・・・」





リヒト「俺が聞いてやるぜ???」





ひかる「ありが────」





危ない!!!!!!!!





ドンッッ、ガシャン!!!!!





リヒト「か、花瓶・・・???
上から・・・???」





う、うそ・・・





これも絶対に・・・
誰か分からないケド・・・





嫉妬してる女子だ・・・・・・





そんな・・・もしこれが
ぶつかっていたら・・・・・・・・・・・・





ここまでして別れさせたいの・・・・・・・・・!!??





リヒト「だいじょうぶか??? ひかる!?」





ひかる「──・・・っだいじょうぶ・・・
あ、ありがとう・・・・・・」





きっと・・・このままだと・・・
ダメだ・・・





リヒトは傷つけたくない・・・





───別れろバーカ





嫌だ・・・・・・!
別れるなんて・・・





絶対にムリだよぉ・・・!!!





リヒト「危機一髪だなあ・・・
大会がまだこれから
あるっつーのによぉ──・・・」





はっ・・・そうだ。





これは、ウチだけの
問題じゃないんだ・・・・・・





リヒトにも関係する。





リヒトの部活にも関係する。





ウチの勝手なわがままで
リヒトを傷つけていいの???





ダメに決まってんじゃん・・・





やっぱり、ウチとリヒトは───・・・





リヒト「ひかる、帰ろ?」





ひかる「・・・うん」





───別れるべきなんだ・・・





そしてウチは
リヒトに別れを告げた。













* ‐‐‐ * ‐‐‐ * ‐‐‐ *
‐‐‐*





───そして今に至る。





んまあ、今はもう
ふっきった・・・・・・つもり。





では。
今回の「こーノ」、何書こうか・・・





って、まだかんなが
何書いたかも見てなかった笑





パラ・・・ふむふむ。





おぉ、かんなさんっっ
結構ぶっちゃけてくれてるでは
ありませぬか。





んじゃ、ウチも何か
カミング・アウトしちゃおっかしらあ笑





───そういえば、





まだかんなには、リヒトと別れた理由を
話していなかった・・・





「やっぱりウチとリヒトは不釣り合い」





って、テキトー
に言っちゃったんだよね・・・





よしっ、大森ひかる、
カミング・アウトしちゃいますっ。











・*。・ next day ・。*・





ひかる「はいっ、どーぞ~。
カミング・アウトのお時間となりましたあ。
ちょっと、今すぐ『こーノ』読んでもらえる?」





かんな「了解しやしたっ」





パラ・・・





かんな「・・・・・・ひかるッッ!!!!!」





ガバッ





ひかる「かんなァ???」





かんな「う゛ぅ゛ゴメンね・・・
ウチ、全然気づいてあげらんなかったあ~。
ひかる~~~!!! ゴメンなさいぃッッ
うぅ・・・ゴメンねぇーーっ泣
うわああーん」





ひかる「だいじょうぶ・・・
ありがとう、かんなぁ」





キーンコーンカーンコーン・・・





かんな「こんなときにぃ・・・」





先生「おるああっテンメェラァッ
いつまでもタラタラしてんじゃねぇぞぉ!!??
教室入れぇ!!」





かんな「きゃあ~~笑 グスッ
バイバイ、またあとで!」





タタタッ
パサッ





リヒト「コソコソ
授業まじダリィしー・・・
サボろ」





・・・・・・・・・ん???
なんだこりゃ???





「『ひかる&かんなの
秘密の交換Note♪♪』
誰も見るべからず!!」





おいおい──・・・





こんなの落としたら、まじで
ヤベェんじゃねーか?





しゃーねぇ・・・
一応拾っといてやるか。













・*。・ 屋上 ・。*・





リヒト「あーーーっ
ダリッッ!!!!
さて。悪ぃな、ひかるにかんな。
読ませてもらうぜぃ」





パラ・・・





!!!!??? ・・・・・・・・・・・・





リヒト「・・・まじ???」











・*。・ 休み時間 ・。*・





かんな「ヤバー
『こーノ』がなくなった」





ひかる「げ。まじですか???
どんだけーー!!!↓↓」





かんな「す、すまぬ」





リヒト「おいっ」





ひかる「ビクッッ
はははははははははい!」





リヒト「葵。ひかる借りる」





かんな「行ってら・・・」













・*。・ 再び屋上 ・。*・





リヒト「これ・・・」





スッ





ひかる「あ゛・・・交換ノート、
リヒトが持っててくれたの???
ありがとう」





リヒト「悪ぃ・・・・・・中、読んだ」





ひかる「へ???」





リヒト「この内容、まじ???」





ひかる「───っ!!!!
・・・・・・うん」





ギュゥゥッッ・・・





ひかる「リ、リヒト・・・???」





リヒト「・・・俺、ホントは
別れたくなんか、なかった・・・
だから、ひかるを恨んだりもした。
でも・・・こんなことがあったんだな・・・
命かけても守るから・・・
やり直してくれ・・・!!
ひかる・・・・・・・・・!!」





うそ・・・???





ううん・・・・・・・・・現実だ。





あの頃みたいに、リヒトが
やさしく抱いてくれている。





温かい・・・・・・
リヒト・・・・・・







答えはひとつに
決まっているでしょう?





ひかる「喜んで───」







*Fin*

この作品は過去に投稿された作品をアレンジしたものです。また、掲載されている物語はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。

Like

この物語に投票する

大森 ひかるが主人公の物語が主人公の物語

NEWS!NEWS!

nicola TVnicola TV

物語募集

「ニコラ学園恋物語」では、ニコ読の
みんなが書いたニコモを主人公にした
オリジナルラブストーリーを大募集中!

応募する

主人公別 BACK NUMBER主人公別 BACK NUMBER

  • nicola TV
  • 新二コラ恋物語 恋愛小説を大募集!