I love・・・

CAST星乃あんな星乃あんな

作者:あい

新二コラ学園恋物語新二コラ学園恋物語2024.06.01

初めまして、
星乃アンナです!





私はどこにでもいる、
ごくごくフツウの中学3年生。





今日はとうとう、卒業式。





無難に、波風なく
過ごしてきた3年間だった。





でも、ただ、ひとつだけ。





たったひとつだけ、
私に『小さな変化』が
あったんだ───。











・。・:・°・。・:・°・。・:・°・。・:





中1の頃。





(どうしよう・・・
同じクラスにほとんど
知り合いがいない・・・)





私だけ、ぽつり
取り残されていた。





そんな時、唯一
声を掛けてくれたのが
隣の席の男子、





今井ハルトくんだった。





「名前、何て言うの?」





「え、あ、星乃アンナです!」





「俺は、今井ハルト。よろしく!」





太陽みたいな笑顔に、
私は一瞬で恋に落ちた。





明るい彼には人が集まってきて、
その隣にいる私にも
自然と声がかかった。





友達が増えたのも、
笑って話せたのも彼のお陰。





そして私は、
日を重ねるごとに、
どんどんハルトくんから
目が離せなくなっていった。





席が隣なのもあって、
仲も深まった。





気持ちが抑えられなくなった私は、
中1の冬。





ついに告白しようと決意し、
放課後の教室に彼を呼び出した。





「よ、どうしたの?」





「ハ、ハルトくん・・・
あのね、私・・・
ハルトくんのことが・・・」





『好き』。





その言葉を発する前に、
勢い良く教室の扉が開いた。





「ハールト!
買い物付き合ってくれるんじゃ
なかったの??」





そこにいたのは、
隣のクラスのユアちゃん。





「ごめん、ユア。
今取り込み中なんだよ」





『ユア』『ハルト』。
呼び捨て、なんだ。





しかも、2人で買い物?





私なんかより、ずっと。
仲良しなんだ・・・





涙が出そうになって、
ギュッとスカートを握り締める。





ハルトくんに言われて、
ユアちゃんはどこかに行った。





「ごめん、びっくりさせて。
・・・・・・星乃?」





「・・・帰り、ます。
ごめんなさい」





後ろで呼び止める声を振り切り、
走って、廊下の隅に座り込む。





あんな可愛い彼女がいたんじゃ、
望みないよ・・・





溢れ出した涙は、
止まることを知らなかった。

















・。・:・°・。・:・°・。・:・°・。・:





次の日。





ハルトくんに
声をかけられた。





「あの話、もういいの?」





「・・・うん、忘れて」





うつむいてつぶやくと、
少しの間を空けて、





「分かった」と、
返事がかえってきた。





それから何となく話しづらくて、
言葉を交わすこともなくなった。





そして、あの冬から2年。





友達のヒメノが
真面目な顔をして言った。





「アンナ、このままでいいの?
ハルトくんのこと、
まだ忘れてないんでしょ?」





ヒメノには中1の頃、
相談に乗ってもらっていた。





親友には、
私の気持ちなんて
お見通しだった。





「でも・・・
今さら言えないよ」





「今だから、言うんだよ!
もう会えなくなっちゃうんだよ!?
このまま一生後悔するよ」





その言葉で、私の心は
大きく揺れ動いた。

















・。・:・°・。・:・°・。・:・°・。・:





そして、今日。
卒業式の日。





式が終わり、
皆が名残惜しそうに
写真を撮り合ってる。





クラスが違うから、
なかなか見つけられない。





「っ、あ」





ぐらり、景色が歪んだ。





こける────!





「・・・っ、あっぶね」





次の瞬間、
私は地面ではなく
誰かの腕の中にいた。





その相手は──────





「ハルトくん・・・」





その姿を見た途端、
涙が出た。





私が困っている時、
助けに来てくれる。





私にとってのヒーロー。





「え、どっか痛いの!?」





慌てるハルトくんに
首を振る。





真っ直ぐに目を見た。





「っ私・・・初めて会った時から、
ずっとハルトくんが好きだったの・・・
本当は中1の時、
言おうとしたけど・・・
彼女見ちゃったから・・・」





「え、ちょっとタンマ。
彼女って何?」





「ユアちゃんのことだよ」





途端に否定するハルトくん。





「あいつ、彼氏いるから。
ただの幼馴染」





その指が示した先に、
他の男子と手を繋ぐ
ユアちゃんの姿があった。





それを見た瞬間、
力が抜ける。





「え、じゃあ・・・」





「・・・あの時、
すげえ続き聞きたかった。
でも、もういいって言われたし、
勘違いだったら恥ずいと思って
我慢してたけど・・・でも」





そこで区切ったハルトくんは、
そっと私の頬に手を添えた。





「もう抑えらんないから、言う。
ずっと好きでした。
俺と付き合ってください」





「はい・・・!」





こうして私は、
長い年月を経て





大好きな人と結ばれました。







*fin.*

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