君しか見えない

CAST星乃あんな

作者：みかんちゃん

2024.05.20

────「好きです。
よかったら
付き合ってください！」

あんな「ごめんなさい」

はるは「またふったの～？
今回は結構イケメンだったのに～」

あんな「イケメンとか関係ないよ～」

はるは「いーなー、あんなはモテて」

私は、あんな。
自分で言うのもあれだけど
結構モテる。

けど、その告白を
オッケーすることはない。

なぜなら─────

先生「１２秒５７！
れん！
新記録だ!!!」

れん「よっしゃー！」

同じ陸上部の蓮に
片思い中なのです。

けれど

れん「あんな！　新記録出た!!
県大会入賞できちゃうかも～笑」

あんな「あ、あっそ。
よかったね」

好きのあまり
恥ずかしくて冷たくしちゃう。

今度の大会までには
告白したいな～、

―――　大会当日

他校生「あれ、あんなちゃんだよね？
俺覚えてる？
この前の大会も同じだったんだけど」

（え、誰だ？）

あんな「あ、えっと、うん」

他校生「覚えてくれてたんだ！
実は前の大会から
一目ぼれして好きでした。
付き合ってください!!」

（いや、さすがに無理だな）

ふろうとした時だった。

れん「あんなー、何してんの？
招集になるから行こ」

あんな「あ、うん」

あんな「あれ、まだ早くない？」

れん「えっと、あ、
時間間違えたかも」

あんな「あ、そうゆうことか」

・＊。・　大会後のline　・。＊・

れん「今日他校の人に
こくられてたよね？」

あんな「まあ、うん」

れん「そのあんなに
こくった他校の人と
俺、分かち合えるかも笑」

あんな「なんでよ？笑」

れん「その他校の人が好きな人、
俺の好きな人だから」

あんな「えっ、どうゆうこと??」

れん「実は俺、あんなが好きです。
付き合ってください」

あんな「お願いします!!!!!」

＊ｅｎｄ＊