委員長と転校生。

CAST宮本 和奏宮本 和奏

作者:ぴーこ&りーこ

新二コラ学園恋物語新二コラ学園恋物語2021.07.04

私、宮本ワカナ。





クラスの学級委員長。
三つ編みに黒いメガネ。





スクールバッグの中には、
小説5冊と、
全教科の教科書。





黒いペンポーチの中には、
シャーペン8本と、
消しゴム3個。





赤いボールペン、2本。





スカートは、
ヒザまでおろし、





白い上靴に、漢字で、
「宮本ワカナ」と
フルネームで名前を書き、





家に帰ったら、
即、勉強。





いわゆる、地味子。





特に、いじめられては
いない。





「ワカナ、もう学校
行く時間じゃないの?」





お母さんは
ブランドの社長で、
最近忙しい。





家にいない時が
多いからって、
机に1万円置いて
家を出て行く。





この日は珍しく、
帰ってきた。





「うん、
もうすぐ出るよ」





朝の時間は、
昨日の宿題の
振り返り。





間違ってる所はないか、
2度確認するのが、
私のルール。





「行って来ます」





振り返りが終わると、
ゆーっくりとした足取りで
家を出る。





結局家を出たのは、
8時10分。





あと10分経ったら、
遅刻のチャイムが鳴る。





家から学校までは、
徒歩7分。





そう遠くないが、
私の足取りで歩いてると、
10分はかかる。





遅刻したって、
「学級委員長の仕事をしてました」
って、嘘つけば、済む事だし。

















☆....☆....☆....☆





キーンコーンカーンコーン―――。





ちょうど教室に
入った時に、
チャイムが鳴った。





私の席は、
窓側の1番前。





夏は涼しいけど、
冬は寒い。





こんな席の場所かな。





――ガラガラ。





「起立」





私の掛け声で、
皆が動く。





これが何だか、
気持ちよく感じる。





「礼」





ピンと立っている
私に対して、





猫背でダルそうに
立っている生徒を見ると、
イライラする。





「「おはよーございまぁーす」」





皆のあいさつの仕方は、
ダラしない。





普通に、
「おはようございます」
って、言えば良いのに。





いちいち、
「おはよ-ございまぁーす」
って、伸ばす。





朝のあいさつが
終わった後に、
生徒の愚痴を言うのが、
私の毎朝の行事。





「今日は、転校生が
来てるぞー!!」





「「うそ!!!
やったぁーッ!!」」





たった転校生が
来るだけで、





こんなに教室が
騒がしくなるのが、
不思議でしょうがない。





転校生なんて、
どうでもいいでしょ?





――ガラガラ。





「今日から、このクラスの
仲間だー!!」





先生のこの一言に
拍手をする、私以外の生徒。





「河島エイトです。
大阪から来ました。
よろしくお願いします!!」





大阪か・・・、
私と同じじゃん。





私も実は、大阪から
引越してきた、1人。





「宮本!!
学級委員長として、河島に、
校内を案内してくれよ」





ゲッ・・・、
面倒くさッ。





「ほら!
今から行くんだよ。
今から!」





今から?!
うっわ・・・ッ。





「・・・はい。
行って来ます・・・」





やる気のなさそうな
小さい声で、そう言った。





「よろしくな!!」





目を合わせないように、
コクリとうなずく。





遅い足取りの私と、
早い足取りの彼。





気が合わなさそう。





「委員長。
早く歩いてよ!」





この一言に、
早歩きを始める、私。





「ねぇ、案内してくんない?w」





案内なんて、
面倒臭い。





「・・・・・・」





何も答えない、私。





「じゃあ、委員長は、
俺に質問ある?」





「壁ドンって、何ですか?
床ドンッて、何ですか?
肩ズンって、何ですか?
頭ポンポンって、何ですか?
恋人つなぎって、なんですか?
アゴグイって、何ですか?」





これは、どうしても
分からない事。





クラスの女子たちが
壁ドン壁ドンって
言うから、





頭に入って、
離れない言葉。





「委員長、
壁ドン知らないの?w
え、ホントに?!
壁ドンは、壁にドンってして、
やってあげようか??」





は??
キモイキモイキモイ
キモイキモイ。





「いいです。絶対」





「ドン!!!
へへっ。これが、壁ドン。
壁ドンからの、アゴグイ、
からのキス」





CHU





「分かった??
委員長」





多分、
顔が真っ赤に
なってるはず。





手で自分の顔を隠して、
下を向いたら・・・、





手を彼に、持たれた。





「これが、恋人つなぎ」





1つ1つの指の間に
指が入った、手のつなぎ方。





これが、恋人つなぎ。





―――――ポンポン





「これが、頭ポンポン」





優しく頭をポンポンと
叩かれたような、感触。





そうしたら彼が、
私の後ろに回り、





後ろから
抱きしめられた。





肩に彼のアゴが、乗った。





「これが、肩ズン」





CHU





ほっペに
キスをされた。







★END★


*ニコ学名作リバイバル*
この作品は、過去に投稿された作品をアレンジしたものです。

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