特撮から始まる恋

CAST宮本 和奏宮本 和奏

作者:もも

新二コラ学園恋物語新二コラ学園恋物語2020.12.14

私の名前は
わかな。





実は私は、
小さい頃から
特撮が大好きなのです。





だから学校では





「特撮って女子が
見るものじゃないよね」





などと、
偏見を持たれることも
多々あった。





わかな「私、本当に
このままでいいのかな・・・
特撮から教えて
もらえるものだって
いっぱいあるのだって、
わかってもらえない・・・」





落ち込んでいると、
ある人が私に
声をかけてきました。





おおぞら「お前も、
特撮好きなのか?」





わかな「えっと、
あなたは?」





おおぞら「僕はおおぞら。
君は?」





わかな「わかなです」





声をかけられた時、
これは奇跡だと思った。





だって、
私はずっと
1人ぼっちだったから。





おおぞら「そんなに
落ち込んで、
どうかしたのか?」





わかな「実は、特撮好きを
からかわれてて・・・」





おおぞら「そうだったのか・・・
女子だって
特撮好きでいていいんだ。
からかわれてるのなんて
気にするな」





私は初めて
自分の特撮好きを
理解してくれる人に
出会った。





とても、嬉しかった。





それからも、おおぞら君は
すれ違うたびに
私に声をかけてくれた。





そして、気持ちが
大きく変わった。





わかな「もしかして、
これは恋なのかな・・・」





私は気づけば、
おおぞら君のことが
好きになっていた。





だって、自分の趣味を
わかってくれたから・・・





それから、
私は少しずつだけど
特撮に対して
前向きになっていった。





ある日、
おおぞら君から
ある誘いを受けた。





おおぞら「ちょっと
買いたいものが
あるんだけど、
一緒について行って
くれないか?」





この誘いを受けて
私は彼と
ホビーショップに行った。





そこにはたくさんの
特撮グッズがあって、
思わず興奮してしまった。





もちろん、
おおぞら君も一緒に!





わかな「すごーい!
こんなにたくさんの
グッズがあるんだね!」





おおぞら「だろ?
君が好きそうだなと思って
連れてきたんだ!」





わかな「わかって
くれてたのね!
ありがとう!」





そしてこの1件を
きっかけに、
ますます恋心が加速した。





しかし、また
からかわれてしまった・・・





「あんた、まだ
特撮好きなの?」





「もう、いいかげん
その趣味やめたら?」





泣きそうになった時、
おおぞら君が現れた。





おおぞら「ちょっと君たち、
いいかげんにしてくれ。
特撮好きと言うだけで
偏見してる人は
僕も不愉快なんだ。
帰ってくれないか?」





わかな「嬉しい・・・
本当にありがとう・・・」





おおぞら「やっぱり、
こういう偏見は
自分も許せなくてね。
つい守りたくなったんだ」





わかな「あの、
ちょっといい?」





私は告白を決意した。





わかな「私は特撮好きを
からかわれて、
それを守ってくれたあなたが
好きになってしまいました。
付き合ってくれませんか?」





おおぞら「僕のことを
好きになってくれて
ありがとう。
よろしくお願いします!」





こうして私は
おおぞら君と
付き合うことになった。





特撮好きで良かったと
初めて思った瞬間だった!







*end*

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