天才中学生カメラマンと私と親友

CAST宮本 和奏宮本 和奏

作者:のんちゃん

新二コラ学園恋物語新二コラ学園恋物語2020.01.07






こんにちは!
宮本わかなです。





タピオカ
だーいすきです!







*。・ ある日 ・。*





せな「わかな!
帰ろ!!」





わかな「あっ、ごめん!
寄り道する!」





せな「あっ、わかな!
まーた、タピオカ?」





わかな「あったり前でしょ!」





せな「もう!
飲み過ぎはダメだよ?」





わかな「分かってるって!」













*。・ お店 ・。*





ここ、
美味しいんだよね。





店員「わかなちゃん、
いらっしゃい!
いつも来てくれて
ありがとう!」





わかな「だって、
美味しいんですもん!」





店員「ありがとう!
サービスね!」





わかな「ありがとうございます!」











・ ベンチ ・





写真とって、
インスタにあげよっと。





?「あの、隣良いですか?
席、空いてなくて」





わかな「どうぞ!」





わかな「うーん、
上手く撮れないなー
光の感じがー」





?「撮りましょうか?」





わかな「えっ?」





?「携帯
貸してください!」





おっと、





パシャ。





?「これでどうですか?」





わかな「わっ!
撮り方上手いですね!」





?「カメラ撮ること
好きなので」





わかな「あの、名前は?」





?「あっ、僕の名前は、
内田れんです」





わかな「私は、
宮本わかなです!」





れん「どうぞ、
よろしく!」





わかな「あなたは、
タピオカ好きなの?」





れん「いつも、カメラを
撮っているので休憩に」





わかな「へー、って私、
行かなきゃ!」





れん「はい!
さようなら!」





わかな「えっえっと、
また会いましょう!」





れん「もちろん!」





こんな、
運命のことってある!?













*。・ 次の日 ・。*





せな「おはよ!
わかなー」





わかな「やっほー」





せな「これ見てよ!」





何々?





せな「天才中学生カメラマンの
インスタにねー
昨日たまたまタピオカ店で
出会った女の子に
写真を撮ってあげたって!
また会いたいって!
わかなのこと?」





わかな「さっさぁね!
誰のことだろう?」





せな「なーんだ、
わかなじゃないんだー」





それ、わたし。笑













*。・ 放課後 ・。*





せな「わかな!
今日は、帰れるよね?」





わかな「えっとー、
ごめん!」





せな「えー、また?
どうせ、
タピオカでしょ?」





わかな「どうせって何よ!
勝手でしょ?」





せな「私なんか、
1人で帰ってるんだから
考えてよね」





わかな「分かった!!
なら、今度ね!」





せな「うん」













*。・ お店 ・。*





店員「わかなちゃん!
また来てくれたの?
毎日通ってくれて嬉しい!!」





わかな「はい」











・ベンチ・





れん「わかなさん?」





わかな「あっ! 昨日の!」





れん「来るのか、
気になって
来てしまいました」





わかな「私もなの!」






れん「えっ!」





わかな「タピオカ飲もうよ!」





れん「はい!」





わかな「れんさんって、
なんで写真撮るの
好きなの?」





れん「楽しいからです。
上手くとれると
なんだか嬉しくて!」





わかな「へー!
物しか撮らないの?」





れん「いっ今のところは、
まだ物しか
撮ってなくてー」





わかな「私、モデルに
なってもいいよ?」





れん「えっ!?」





しばらく間が。





わかな「あっ、冗談です!
そろそろいかなきゃ」





れん「あっ!」













*。・ また次の日 ・。*





せな「わかな!
これ見て!」





わかな「何?」





せな「天才中学生カメラマンの
インスタに、
『今日もあの女の子に出会った。
僕は物しか撮れないのかと
思われている。
彼女のことを撮ることは難しい』
わかな、モデルになろっか?
とか言ってそう!」





わかな「言ってないもん!」





せな「ふーん」













*。・ 放課後 ・。*





せな「わかな!
かえろ!」





せな「わかな?
わかな!」





わかな「あっ、ごめん!
何?」





せな「帰ろって」





わかな「えっと!」





せな「私と帰るの、
そんなに嫌なの??」





わかな「そんなことないよ!」





せな「なら、タピオカ
飲まなくても良いでしょ?」





わかな「でも、」





せな「でも何?
新しい、親友でもできたの?」





うつむいて黙る私。





せな「できたんだ。
分かったよ。
私も作るから。
さようなら」





違うのに。













*。・ お店 ・。*





店員「わかなちゃん、
なんか男の子が
探してたよ?」





わかな「ほんとですか?
どこに?」





店員「なんか、
公園にいるって」





わかな「はい!」





店員「待って!
タピオカ、
渡しといてって」





わかな「ありがとうございます!」













*。・ 公園 ・。*





いた!





わかな「れんさん!」





れん「わかなさん!
すみません!」





わかな「大丈夫です」





れん「あの、昨日、
わかなさんが
モデルになるってこと
なんですけど。
オッケーです」





わかな「そうなの?」





れん「僕でいいのか
分からなくて
黙ってました」





わかな「なるほど!
なら、撮ってよね!
ほら!」





れん「はい!」





パシャ





パシャ





ポーズをする私。





わかな「どう?」





れん「可愛いです!」





わかな「ありがとう!
ねぇ、自撮りしよ!」





れん「はい!」





パシャ





わかな「カメラマンって
カッコいいよね。
れんさんのこと
好きになっちゃったよ」





れん「ほんとですか?」





わかな「もちろん」





れん「僕も、好きです!
わかなさんのこと」





わかな「ありがとう!!」











*。・ わかなのインスタ ・。*





天才中学生カメラマンの彼と
会ってきました。





かっこよくて、
彼は私をモデルにして
撮ってくれました。





優しくていい人です。





このことを、
親友に黙ってました。
悪いですね。





ごめんね! S!





親友でいたいのに。













*。・ それをみたせな ・。*





せな「そうだったんだ。
親友、やめないよ!」







・コメント・





せな「わかな!
やめないよ! 親友」





わかな「せな!!!」







*end*

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