君との特別な1週間

CAST宮本 和奏宮本 和奏

作者:ユッキー

新二コラ学園恋物語新二コラ学園恋物語2023.01.21

こんにちは!
ワカナです。





もうすぐ高校に入学して
1年がたつ。





友達も、彼氏もいるし、
充実していると思う。





さてと。
授業も終わったし
そろそろ帰ろー。













・*。・ 家の前 ・。*・





えーと、





ワカナ「なんでリュウノスケが
家の前にいるの!?」





リュウノスケ「あ、ワカナ。
やっほー」





いやいや、
やっほーじゃなくて。





あ、リュウノスケは
私の彼氏なんだけど、
私よりも2歳も年上なのに、
なんか頼りない。





リュウノスケ「いやー、この前
友達にお金借りたんだけど、
まだ返してなくて。
今から返してもらいに
家まで来るっていうから、
ワカナの家まで逃げてきた」





ワカナ「いや、
意味わからんしww」





リュウノスケ「俺もワカナも
1人暮らしだし、いいじゃん!
おじゃましまーす」





ワカナ「あっ、ちょっと!
勝手に入んないでよ!」













・*。・ 家の中 ・。*・





リュウノスケ「あー、やっと
ゆっくりできるぅー」





ワカナ「とりあえず、
制服から着替えてくるね」





リュウノスケ「あのー、
ワカナってさ、
メンズ服持ってたりしない?
俺も制服着替えたい」





ワカナ「はぁー?
もう、仕方ないなー」





リュウノスケ「めっちゃ持ってんじゃん。
なんか、ジェンダーレスって
感じでかっけー!
俺、最近ジェンダーレスっていうのが
気になってるんだよね。
なんかかっこよくね?」





ワカナ「はいはい。
早く着替えてきて」





はー。
もう、色々めんどくさい彼氏!













・*。・ 数時間後 ・。*・





ワカナ「そろそろ暗くなるし
帰った方がいいんじゃない?」





リュウノスケ「そうだね・・・
うげっ!
今メール見たんだけど、
『早く金返さないと、
毎日行くからな』ってきてて、
あのー、しばらく
泊まらせてもらえない?」





ワカナ「なんでそうなるのー!
てか、早く返しなよ」





リュウノスケ「今週の土曜バイトで
給料日だから、
それまで! 1週間!
おねがぁい!」





ワカナ「もう、わかったから!
ご飯作るから、
先にお風呂はいってて」





リュウノスケ「やったー」













* ‐‐‐ * ‐‐‐ *





リュウノスケ「お風呂あがったよー」





ワカナ「こっちももうできそう・・・
いてっ!」





リュウノスケ「大丈夫!?」





ワカナ「うん。
最近手が乾燥しててさ。
洗い物とかしていると
ちょっと痛くて・・・
あ、でも気にしないで!」





リュウノスケ「・・・ちょっとまってて」











リュウノスケ「これ、
ハンドクリーム。
使いなよ」





ワカナ「え、いいの?
ありがとう。
てかこれ、今男女問わず人気の
ハンドクリームじゃん!
どこも売り切れでさ、
1回使ってみたかったんだよね。
リュウノスケこそ
ジェンダーレスって感じで
なんかすごい!」





リュウノスケ「だろー!
俺かっけー!」





ワカナ「あはは。
そろそろご飯食べよ。
冷めちゃうよ?」





リュウノスケ「はーい!」





それからしばらくは、
リュウノスケと暮らす日々だった。





ゲームしたり、
一緒に料理したり、
お出かけしたり。





そして、あっという間に
時間は過ぎていった。













・*。・ 金曜日の夜 ・。*・





リュウノスケ「おやすみ~」





ワカナ「おやすみ~」





あーあ。
リュウノスケとの暮らしも、
もう終わりかぁ。





最初はめんどくさかったけど、
ちょっとドキッとしたり、
なんやかんや楽しかったなー。





そういえば明日って・・・
うちらが付き合って1年じゃん。





一緒にお祝いしよって
いってたのに、
明日リュウノスケ、
バイトじゃん。





少しさみしくなって、
リュウノスケの寝ている部屋を
のぞいた。





リュウノスケ「ん・・・ワカナ?」





ワカナ「あ、ごめん。
起こしちゃった」





リュウノスケ「全然いいよ。
それより怖い夢でも見た?
目、赤いけど」





あ・・・いつの間にか
泣いてしまっていた。





リュウノスケ「ほら。
こっちおいでよ」





ワカナ「うん」





その日はリュウノスケと
一緒に寝た。













・*。・ 次の日 ・。*・





リュウノスケ「じゃ、
バイト行ってくる。
バイトのあとは
自分の家に帰るから。
1週間ありがと」





ワカナ「いってらっしゃい」





あー。
帰っちゃった。













・*。・ 午後 ・。*・





やばい!
もうお昼過ぎてる!





さみしくて泣いてたら
寝ちゃってた・・・





リュウノスケに
プレゼントだけでも
買おうと思ってたのに。





ピーンポーン





だれだろう?





ワカナ「はーい・・・って、
リュウノスケ!?
バイトは?」





リュウノスケ「ほーら、
やっぱり泣いてた。
バイトは午前だけだよ。
てか、昨日の夜、寝言で
『リュウノスケ・・帰んないで・・』
って言ってたから、
さみしがってるかなーって思って。
あと、今日記念日でしょ」





ワカナ「あ、覚えてたんだ」





リュウノスケ「当たり前じゃん!
あ、そうだこれ。プレゼント。
俺とおそろいの指輪。
ちょっと男の子ぽかったかな?」





ワカナ「ジェンダーレス、
なんでしょ?
かっこいじゃん。
おそろいとかうれしい。
ありがと」





リュウノスケ「いつか結婚して
一緒に暮らしたら
さみしくなくなるでしょ。
だから、それまでワカナは
俺のものだからな」





やばい///
今絶対顔真っ赤だ。





ワカナ「あ、でも私まだ
プレゼント用意できてない。
買いに行こうと思ってたけど
寝ちゃってて」





リュウノスケ「じゃあなんか
料理作って」





ワカナ「わかった。
リュウノスケの好きなあれ
作るね!」





リュウノスケ「やったー!」





これからもずっとよろしくね!







*end*

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