私を子ども扱いしないで！

CAST野崎奈菜

作者：ほっちゃん

2021.02.26

私は高校1年生のナナ。

でも、私には１つだけ
コンプレックスがある・・・

それは、
子どもっぽいところ、、、

なので、
クラスメイトにも
同い年と思われず
子ども扱いされている・・・。

でも、そんな時、
私を子ども扱いしないで
対等にみてくれるのが
幼なじみのハアト。

ハアトは、クールで
かっこいい
サッカーできる
自慢の幼稚園からの
幼なじみ！

家も近所なので
登校や下校は
いつも一緒に帰ってたりも
していた。

ナナ「今日も学校で
子ども扱いされっぱなし
だったよ!!!」

ハアト「それがナナの
いいところじゃん!!!」

ナナ「私も、もう高校生に
なったんだから
子ども扱いしないで
欲しいよぉ」

ハアト「ナナはナナらしく
いこうよ!!」

と頭をポンっと
たたかれた。

ナナ「もうっ！
ハアトも子ども扱い
するんだから!!」

でも、ハアトは、
いつも落ち込んでいる私を
元気づけてくれて、
気づいたらハアトの事が
頭から離れなくなっていました。

・。・。・。・。・。・。・。・。

そんなある日・・・

ハアト「ナナ！
今週の日曜日
サッカーの大会があるんだ！
見に来てくれない？」

ナナ「もちろん!!!
絶対見に行くね」

私は、とびきり
オシャレをして
大会を見に行こうと決めた!!!

＊。・　昼休み　・。＊

「野崎さんだよね!?」

ナナ「はい、
そうですけど」

セナ「私は組橋セナ、
サッカー部の
マネージャーなの、
よろしくね～！」

ナナ「よろしくね」

セナ「ハアトくんと
幼なじみなんでしょ!?
羨ましいなぁ」

ナナ「全然そんな事ないですよ！
いつも子ども扱いされっぱなしで
嫌になっちゃいますよ」

セナ「あ、そうそう！
今週の日曜日
大会があるでしょ!?
私、部活のある放課後は
いつもハアトの練習
付き合ってるんだよね!!!」

ナナ「そうなんですか・・・・・・.」

セナ「ハアトはいつも
頑張り屋さんだから、
私もついつい練習
付き合っちゃうんだよね！」

それを聞いて
私は悲しい気持ちになった。

・。・。・。・。・。・。・。・。

大会当日

私はとびきり
オシャレをして
出かけた。

セナ「今日は頑張ってね！
ハアトなら
絶対大丈夫だよ!!!!」

ハアト「ありがとう！
頑張る!!!」

私もハアトに
応援の言葉を伝えよう！

ナナ「ハアト!!!」

私は大きな声で
ハアトを呼んだ。

しかし、

セナ「ナナちゃん、
来てたんだね、
ハアトくんなら
今最後の練習中よ」

ナナ「そうですか」

セナ「ていうか、
ハアトくん目的で
応援しに来ないで
もらえるかな？
はっきりいって迷惑。
ハアトがあんたみたいな女
好きになるわけないでしょ？」

ナナ「・・・・・・.」

大会は見事優勝した。

セナ「ハアトくん
優勝おめでとう！
ハアトくん！　私ね、
ずっと前から
ハアトくんの事が好きでした。
私と付き合って下さい」

ハアト「ごめん、セナを
彼女とは思えない」

セナ「そうだよね、
ごめんね」

ハアト「セナ、ナナに今日
酷いこと
言ったんじゃないの？」

セナ「・・・・・・.」

ハアト「最後の練習中みたんだ、
セナがナナに
言いよってるところ」

セナ「でも、、
それはナナちゃんが！」

ハアト「そんな言い訳
聞きたくない！」

私は、酷く落ち込みながら
家に帰っていた。

すると、、、

ハアト「ナナ!!!」

ナナ「ハアト
どうしたの？」

ハアト「ナナ！
今日の大会
見に来てくれてありがとう！
ナナが応援してくれて
俺頑張れたよ！」

ナナ「私は何もしてないよ！
ハアトが最後まで
頑張ったからだよ！」

ハアト「俺、ナナに
伝えたいことが、、、」

ナナ「まって、
私もハアトに
伝えたいことがあるの
ハアト!!!
ずっと前からハアトの事が
好きでした。
これからは子ども扱いじゃなくて
大人っぽくなったナナを
見て欲しい！
幼なじみじゃなくて
ハアトの彼女になりたいです。
私と付き合って下さい」

ハアト「俺もナナが大好きだよ!!!
ナナは子どもじゃない、
立派な女の子だよ」

こうして私は、
ハアトに子ども扱いされず、
晴れてカップルになることが
できました。

＊ｅｎｄ＊