未来日記。

CAST上妻美咲

作者：KA＊＊

2025.01.01

私は、ミサキ。
高１です。

将来の夢は、
良いお嫁さんになること。

うーん、でも今のところ、
お嫁さんになれるかは・・・
ビミョーｗ

本当に、漫画でよく見かける
「運命の人」がいるのかは分からないけど、
とりあえず期待！

ルナ（あくび＆伸びをしながら）
「お姉ちゃんおはよー」

ルナは、私の妹。だよ。

年下だけど、恋愛歴は
私よりも先輩ｗ

今、ルナには
イケメン彼氏がいます。

いいなー
うらやましいー！

ナツ「おっはよー！　ルナ！
ごめーん、
今日寝坊しちゃってー（汗
遅くなった！」

噂をすれば、
ナツ君。

この人が
ルナの彼氏!!

ルナ「じゃあねー！
行ってきまーす！」

ミサキ「い、行ってらっしゃい！」

はぁ、もう私も
行かなくちゃ！

急いで、準備して・・・

ミサキ「お母さん、
行ってきます！」

あぁ！
もうバス行っちゃう!!

走らなくちゃ！

カッカッカッ

ミサキ「キャー！」

痛い!!
どうしよう！

？「運転手さん、待って！」

あれっ？
あの声は・・・

タイヨウ「ミサキちゃん、大丈夫？」

やっぱり！

同じクラスの
タイヨウ君だ！

ミサキ「膝から血が・・・
足をくじいて動けない！」

タイヨウ「ちょっと待って！
ってごめん・・・
俺、ばんそうこう持ってないや！
できる限りは手当てするよ。
はい！　ティッシュ！」

ミサキ「大丈夫！　ありがとう。
でも、タイヨウ君、学校遅れちゃうよ。
私はいいから、先に行って！」

タイヨウ「大丈夫だーって。
てか、気つかうなよ」

タイヨウ君って、
やさしいなぁ。

今まで、あんまりしゃべったこと
なかったけど・・・

ミサキ「ありがとう！
もう大丈夫！」

タイヨウ「でも、
足くじいちゃったんだろ？
ちょっと、背中に乗って！」

ミサキ「え？」

タイヨウ「ほら、早く！
おぶるから」

ミサキ「ごめん・・・」

タイヨウ「運転手さん、
すみませんでした」

それから月日は流れ・・・

・＊。・　文化祭準備日　・。＊・

ミサキ「タイヨウ君、
準備一緒にやろ！
同じ係だし」

タイヨウ「あ、うん、
そうだね（ニコニコ）」

ミサキ「ねえねえ、
この飾りつけどうする？」

（振り返る）

近っ！

ミサキ「もー
びっくりしたじゃーん！」

タイヨウ「そう？
ドッキリ成功ー！」

ミサキ「ドッキリ成功って
なによー！」

タイヨウ「その飾りつけは、
あっちによろしく！」

ミサキ「分かったー！」

えっとー、このはしごに
のぼってっと・・・

あれ？
ハンカチがない！

どこに落としたんだっけ・・・？

ミサキ「イヤー！」

ガッシャーン!!!!

─────────
──

う・・・ん・・・

タイヨウ「どうしたの？　大丈夫？」

ミサキ「いや・・・
このはしごから落ちて・・・」

タイヨウ「何言ってんの、
はしごなんてないよ？」

ミサキ「だって、ここに・・・
あれ？」

タイヨウ「今日は、
１日楽しもうぜ！」

ミサキ「え、あ・・・うん・・・」

（鏡を見て）

ミサキ「今日は・・・結婚式？」

ここは、結婚式の控え室？

タイヨウ（横に並んで）
「やっと、
この日が来たって感じ！」

タイヨウ（ミサキの肩に両手を乗せて）
「俺さ、絶対に
ミサキを幸せにするからね！」

ミサキ（タイヨウ君、スーツ姿だ・・・
私もウェデングドレス・・・
まさか、タイヨウ君と私って・・・）

ミサキ「ありがとう！」

タイヨウ（笑みを浮かべて）
「あの時、考えた。
前にもプロポーズの時に言ったけど・・・
高校生の時、ミサキが転んじゃったよね。
その時。うれしそうな笑顔を見て、ね」

ミサキ「もう・・・
化粧がくずれちゃうじゃない。
（泣いている）」

タイヨウ「ははは！
これミサキにあげる！
高校生の時、ミサキと
文化祭の準備してる時に
ミサキが落としたハンカチ！
偶然にもほどがあるだろ？
だって、このハンカチ、おひさまが描いてある！
それって【タイヨウ】じゃん！
その下に、「MISAKI」って
アップリケがついてる。
これで、気づいた。
ミサキが運命の人だってことに」

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―――――――
―――

タイヨウ「ミサキ！　ミサキ！
大丈夫？」

ミサキ「う・・・大丈夫・・・」

タイヨウ「一緒に保健室行こう」

（何かをポケットに入れる）

私には、今、キミが
なにをポケットの中に入れたか、
分かった。

私は、それを
とろうとしなかった。

だって、素敵な未来が
変わってしまうかもしれないから。

運命の人って、
いるんだね。

＊ＥＮＤ＊