あの時の出会い。

CAST上妻 美咲上妻 美咲

作者:ドナルドダック

新二コラ学園恋物語新二コラ学園恋物語2024.10.27

あの時、廊下で
ぶつかってなかったら、
出会っていなかったかな。





――あの時の出会いが
わたしをいつも
ドキドキさせてる。





――でも、
あの時の出会いが
わたしの心を痛くさせる。





――あの時、
言えなかった思いが、
今度会ったら伝えられるといいな。







・。*・。*・。*・。*・。*





わたし、上妻ミサキ、
高1だよ。





あの人に会いたい。





わたしは毎日
あの人のことばっか
考えてる。





あの人。





名前もクラスも
分からない。





ただ・・・
かっこよくて、





たまに見せる笑顔とか、
少し低い声。





廊下の出会いは・・・
運命だったのかな。

















・。*・。*・。*・。*・。*





やばい。
遅れる・・・





だっだっだっだっ。





走れば次の授業に
間に合う。





かどを曲がろうとした
そのとき・・・





ドンッ





ミサキ「いたっ。
って・・・やばい。
それより、あの・・・
大丈夫ですか・・・?」





?「あ、うん。
それより君は・・・?」





ミサキ「大丈夫です。
ホントに
ごめんなさい・・・」





?「ううん。よかった。
君になにもなくって。
じゃあまた」





ミサキ「あ、はい。
また・・・」

















・。*・。*・。*・。*・。*





たったそれだけ。





でも・・・
会いたいよ・・・。





あの時、名前。





聞いとけばよかった・・・

















・。*・。*・。*・。*・。*





in 屋上。





ミサキ「はぁーっ。
落ち着くなぁ、ここ」





?「この間は、どーも」





振り向くと・・・





ミサキ「あっ! あのっ・・・」





?「名前。
教えてくんない?」





ミサキ「あっ・・・
えっと、上妻ミサキです、
1‐4です・・・」





?「へえー。
かわいい名前じゃん。
ミサキ」





ミサキ「えっ、いや、
そんな・・・」





?「ははっ、
そんな反応されたら
こまるなー」





ミサキ「えっ?」





?「いや、
なんでもないー」





ミサキ「あっ、あの・・・
名前は・・・?」





?「俺は、八神リョウスケ。
1‐2。サッカー部」





ミサキ「あの・・・
明日もここにいますか・・・?」





リョウスケ「うん、いるよ。
あとさ、敬語じゃなくて
普通にしゃべってよ笑」





ミサキ「わかった!
じゃあまた明日ね(ニコッ)」





リョウスケ「おう、またなっ。
(キュン)」

















・。*・。*・。*・。*・。*





次の日・・・
屋上にて





ミサキ「まだかなーっ」





リョウスケ「みーさきっ。お待たせ」





ミサキ「リョウスケくん!」





リョウスケ「ははっ。
やっぱ、ミサキ面白い笑
あのさ、毎日ここで話さない?」





ミサキ「うん!」

















・。*・。*・。*・。*・。*





でも・・・





わたしは
見てしまったんだ。





リョウスケが
知らない女の子と
しゃべってたの。





リョウスケ「お前だってそうだろー笑」





?「ちがうよー笑」





あぁ、リョウスケには、
彼女がいたんだ。





それからわたしは
屋上に行かなくなった。





リョウスケくんへの思いを
消すために。

















・。*・。*・。*・。*・。*





教室で友達と
しゃべっていると・・・





?「あのー。
上妻ミサキいますかー」





友達「ミサキー。
呼ばれてるよー」





ミサキ「う、うん・・・」

















・。*・。*・。*・。*・。*





ミサキ「・・・・・」





リョウスケ「なんで、
屋上に来ない?」





ミサキ「だって・・・
見たんだもん・・・」





リョウスケ「なにを・・・?」





ミサキ「だって・・・リョウスケくん、
女の子としゃべってたじゃん・・・」





リョウスケ「・・・あぁ!
あれはな、俺のいとこ。
彼女なんかじゃないよ」





ミサキ「・・・不安にさせないでよ・・・」





(リョウスケに抱きつく)





リョウスケ「・・・ミサキ。
不安にさせてごめん。
でも、俺が好きなのは
ミサキなんだ」





ミサキ「・・・うん。
わたしも、リョウスケが好き。
リョウスケしか見えなくなるくらい、
苦しい」





リョウスケ「ミサキ・・・
俺の彼女になってほしいのは
ミサキしかいない。
そんなかわいい顔
ほかの男になんかみせんなよ」





ミサキ「・・・リョウスケ、好きだよ」





リョウスケ「俺もすきだよ。ミサキ」





こうして、
廊下の出会いは
ハッピーエンドで
終わるのでした・・・







END*

この作品は過去に投稿された作品をアレンジしたものです。また、掲載されている物語はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。

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